いつでも側に〜一途な両片想い〜
未来を見据えて③
「畑中さんが弁護士になられていて驚きました。うちの事務所の、鈴さんの所属当初のご両親の登録には、会社員となっていましたので」
「そうですね。鈴の母親との離婚をきっかけに、弁護士になるために仕事を辞めて勉強し直しました。大学生の頃は弁護士を目指していたんですが、家族を養うために就職したんです」
「そうですか。離婚されてから鈴さんとは?」
「会っていません。会わせてもらえなくて……」
「失礼ですが、養育費とかは?」
「私はもちろん払うつもりでいたんです。ですが、いらないから関わるなと言われて……。養育費として払うはずのものは、鈴名義で預金しています」
父親は、話をしていても鈴に愛情があることがわかる。
「畑中さんは再婚は?」
「していません。あの時のことを未だに後悔してるんです。妻ともっと話し合っていればと……」
後悔が伝わってくる。ここは、鈴の父親に真実を話、解決するべきだと判断した。
「畑中さん、私は鈴さんがデビューするきっかけとなったオーディション会場にいました。当時十歳だったと思います。鈴さんの笑顔を見た瞬間から、私はこの子を一生守ると決めたんです」
鈴の父親は、直人の深い愛を感じ取った。きっと、今まで十八年の間、ただただ見守ってくれていたのだろう。
鈴はやっと成人する年齢なのだから……。
父親は、直人の言葉を待つ。
「そうですね。鈴の母親との離婚をきっかけに、弁護士になるために仕事を辞めて勉強し直しました。大学生の頃は弁護士を目指していたんですが、家族を養うために就職したんです」
「そうですか。離婚されてから鈴さんとは?」
「会っていません。会わせてもらえなくて……」
「失礼ですが、養育費とかは?」
「私はもちろん払うつもりでいたんです。ですが、いらないから関わるなと言われて……。養育費として払うはずのものは、鈴名義で預金しています」
父親は、話をしていても鈴に愛情があることがわかる。
「畑中さんは再婚は?」
「していません。あの時のことを未だに後悔してるんです。妻ともっと話し合っていればと……」
後悔が伝わってくる。ここは、鈴の父親に真実を話、解決するべきだと判断した。
「畑中さん、私は鈴さんがデビューするきっかけとなったオーディション会場にいました。当時十歳だったと思います。鈴さんの笑顔を見た瞬間から、私はこの子を一生守ると決めたんです」
鈴の父親は、直人の深い愛を感じ取った。きっと、今まで十八年の間、ただただ見守ってくれていたのだろう。
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