勇者デリバリー~毒舌少女と純情王子の冒険譚~
14、共に世界を救おう
勇者を譲渡したら、あたいは今すぐ元の世界に戻れるの?
『勇者を放棄した者は、寿命尽きるまでこの世界から出る事は叶わぬ』
ですよねー。
そんな都合よくリタイアなんて出来ませんよねー。
って、どっから湧いたんやファンタジックボイスさんよ。
『我は常にお前を見ている』
え、何?  新手のストーカー?
『困った時は三回まわってワンだ、そうすれば我が道を示してやろう』
誰がやるか!
『我が名は、チュートリアル』
不親切設計なのは、アンタのせいか!
「シェド、悪いけどあたいは、勇者の地位を譲る気も、アンタの奥さんになる気もない。魔王倒して、一刻も早く元の世界に帰る」
「マコト様……初めて私の名前を……」
「アンタにこの世界で、大事なものがあるように、あたいにも元の世界で大事なものがある」
「そうですよね。私が依頼したばかりに、マコト様にご迷惑を……」
「アンタが今まで苦しんで来た事は分かった。力になるから、アンタもあたいに協力してもらえる?  この世界を救うため、元の世界に帰るために」
「勿論です!  共に魔王を倒しましょう」
こうして、あたいの冒険は始まった。
『勇者を放棄した者は、寿命尽きるまでこの世界から出る事は叶わぬ』
ですよねー。
そんな都合よくリタイアなんて出来ませんよねー。
って、どっから湧いたんやファンタジックボイスさんよ。
『我は常にお前を見ている』
え、何?  新手のストーカー?
『困った時は三回まわってワンだ、そうすれば我が道を示してやろう』
誰がやるか!
『我が名は、チュートリアル』
不親切設計なのは、アンタのせいか!
「シェド、悪いけどあたいは、勇者の地位を譲る気も、アンタの奥さんになる気もない。魔王倒して、一刻も早く元の世界に帰る」
「マコト様……初めて私の名前を……」
「アンタにこの世界で、大事なものがあるように、あたいにも元の世界で大事なものがある」
「そうですよね。私が依頼したばかりに、マコト様にご迷惑を……」
「アンタが今まで苦しんで来た事は分かった。力になるから、アンタもあたいに協力してもらえる?  この世界を救うため、元の世界に帰るために」
「勿論です!  共に魔王を倒しましょう」
こうして、あたいの冒険は始まった。
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