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勇者デリバリー~毒舌少女と純情王子の冒険譚~

花宵

2、ユニーク勇者異世界に立つ

いかけろぉ! あの小僧こぞう、ひっつかまえて串刺しにしてくれる!」


 おうおう、荒れとんなぁ。
 真っ赤に熟れた果実を頬張りながら高みの見物。
 まったく小太り親父の叫び程、醜いもんはないなぁ。


たぞぉ! あの木の上だぁ! 己、獣のようにちょこまかと!」


 おっとあかん、見つかってもうた。
 それにしても、この果実うまいな。


「コラー! 売り物を勝手にむさぼるなぁ!」


 出世払いで堪忍してな。
 生憎、あたいは無一文なんでさ。


「おやっさん、あんたええ仕事しとんで、おごっそさん」


 ほな、逃げるとしますか。
 スタコラサッサッ


「コゥラァアアア!」


 おお、こわっ!
 まぁ、そんな速度で追って来たってムダでっせ。 
 だってあたいは、究極の盗賊スキルを持ってんだからさ。

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