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勇者デリバリー~毒舌少女と純情王子の冒険譚~

花宵

1、プロローグ

『こちらは、勇者デリバリーサービスセンターです』


 あかん、あたいの頭おかしくなってもうた。
 誰もおらへんのに、脳内に変な声響いてくる。
 短い人生やったなぁ。


『お前に選択肢を与えてやろう』


 えーと、随分上から目線発言キター。何で急に偉そうになんの?


『究極の戦闘スキルと、究極の魔法スキル、お前はどちらを所望する?』


 いきなりファンタジックな事言っちゃってあれですか?
 ゲームの冒頭で、戦士がいいか魔法使いがいいか的な奴っすよね。
 すいません、あたいは盗賊とか遊び人とかそっち系が好きなんで。
 ユニークスキル超最高!


『後悔しても知らぬぞ』


 しませんよ、だってこれはゲームなんでしょ?
 縛りプレーの方が俄然やる気でるってもんでしょ。


『承知した』

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