今日も期間限定彼氏に脱がされています
第4話 あまりに勝手な言い分
「や……っ!」
弱いところをいきなり責められ、全身に走る快感に抗えず混乱する私の耳に、小さく響く彼の声。
「……嘘でもいいから」
嘘ってどういうこと?と私はその言葉で一瞬我に返り、古賀の手を振り払った。
「やだっ、やめて!」
突然の性的な刺激に体は高揚しながらも、怒りがこみ上げてきた私は古賀を睨む。
「付き合うとか……そんな……何考えてんの!?」
私の動揺とは正反対に、古賀は冷静な様子でこちらを見つめた。
「……俺は本気だけど」
「はぁ?」
何言ってんだろうホント……古賀の行動に思考がついていかない私は、ただ唖然とするばかりだったが、古賀は強気な顔で私を睨みながら言葉を続けた。
「シースルーランジェリーを買う理由を考えてみろよ。どういう意味だかわかるだろ。俺にはこの企画にお前を推薦した責任がある。失敗するわけにはいかねぇんだよ」
私はあまりに勝手な古賀の言い分が全く理解できずに声を荒らげた。
「そっ、そんな理由で付き合っていうの!?」
しかし古賀は一方的に提案をしてくる。
「じゃあ期間限定にするか?商品化が済むまでの」
「……まぁ、考えておけよ」
返す言葉が見つからず呆然としている私に古賀はそう言い残し、扉を開けて部屋を出ていくのだった。
その夜、会社から帰宅した私は風呂にでも入って気分を変えようと思ったが、気分はすっきりせず、古賀の態度について考えてしまう。
本当に何を考えているのか全然わからない。
だいたい仕事のために付き合うなんてそんな……と、そこまで考えた時、急に胸先が疼くのを感じた。そっと擦ると、この胸を覆った古賀の手の大きさを鮮明に思い出してしまった。
私は何を考えているんだろう、ダメダメ。深くため息をついて冷静さを取り戻し、慌てて風呂から出る。しかし鏡に映る自分の体が視界に入ると、やはり古賀との際どい体験を思い出してしまい、私は思わず赤面した。あんな風に、いやらしく触られて、意識しないほうが無理というものだ。一人きりで悶々としていると、ふと昼間に古賀が言った言葉が心に響く。
『シースルーランジェリーはどういう意図で買ってもらえるのか』
その言葉を思い出した私は、肌を見せ合う瞬間に自分を一番可愛く見せてくれるような下着、それが意図のひとつではと考えをめぐらし、突然デザインが湧き始めた。すぐさま部屋着を着て机に向かい、ペンを走らす。
一気にアイディアが浮かび、曇っていた視界が開けるように、今まで自分が作り上げてきた物とは別の方向性のデザインを描くことができたような気がした。
弱いところをいきなり責められ、全身に走る快感に抗えず混乱する私の耳に、小さく響く彼の声。
「……嘘でもいいから」
嘘ってどういうこと?と私はその言葉で一瞬我に返り、古賀の手を振り払った。
「やだっ、やめて!」
突然の性的な刺激に体は高揚しながらも、怒りがこみ上げてきた私は古賀を睨む。
「付き合うとか……そんな……何考えてんの!?」
私の動揺とは正反対に、古賀は冷静な様子でこちらを見つめた。
「……俺は本気だけど」
「はぁ?」
何言ってんだろうホント……古賀の行動に思考がついていかない私は、ただ唖然とするばかりだったが、古賀は強気な顔で私を睨みながら言葉を続けた。
「シースルーランジェリーを買う理由を考えてみろよ。どういう意味だかわかるだろ。俺にはこの企画にお前を推薦した責任がある。失敗するわけにはいかねぇんだよ」
私はあまりに勝手な古賀の言い分が全く理解できずに声を荒らげた。
「そっ、そんな理由で付き合っていうの!?」
しかし古賀は一方的に提案をしてくる。
「じゃあ期間限定にするか?商品化が済むまでの」
「……まぁ、考えておけよ」
返す言葉が見つからず呆然としている私に古賀はそう言い残し、扉を開けて部屋を出ていくのだった。
その夜、会社から帰宅した私は風呂にでも入って気分を変えようと思ったが、気分はすっきりせず、古賀の態度について考えてしまう。
本当に何を考えているのか全然わからない。
だいたい仕事のために付き合うなんてそんな……と、そこまで考えた時、急に胸先が疼くのを感じた。そっと擦ると、この胸を覆った古賀の手の大きさを鮮明に思い出してしまった。
私は何を考えているんだろう、ダメダメ。深くため息をついて冷静さを取り戻し、慌てて風呂から出る。しかし鏡に映る自分の体が視界に入ると、やはり古賀との際どい体験を思い出してしまい、私は思わず赤面した。あんな風に、いやらしく触られて、意識しないほうが無理というものだ。一人きりで悶々としていると、ふと昼間に古賀が言った言葉が心に響く。
『シースルーランジェリーはどういう意図で買ってもらえるのか』
その言葉を思い出した私は、肌を見せ合う瞬間に自分を一番可愛く見せてくれるような下着、それが意図のひとつではと考えをめぐらし、突然デザインが湧き始めた。すぐさま部屋着を着て机に向かい、ペンを走らす。
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