リリカルポエム

歌唄

n回目のワンシーン


帰りたい日なんてないから 道具になる前に今度は逃げてもいいかな
世界中が敵だった時に味方だった君を 幸せに出来なかった
此処で一人で立っててあげるよ きっと楽になれるけど 寂しくなるな
お前が未来を奪った訳じゃない
あたしが お前にあげたんだよ
死ぬほど好きだったけど 抱きしめたら壊れたの
何を唱えたって歪んで届くから 違う呪文でお前は答えるんでしょ
君が居て 君が居ないを 繰り返すだけ
初めて目が合った日だけを 鮮明に覚えておきたいのにな
けど みんな好きなのは本当だったから 邪魔しないで欲しかった
何がそんなに怖いの 明確な理由があって それがあたしじゃないなら
その呪いを売物にして生きてね
あたしだけがお前を 世界で一番幸せにして 世界で一番不幸に出来るよ
お前らも散々 楽しんだでしょ
奪われ続けてそうなった  嘘じゃないのに 君だけにはそれを言えなかった
あたしをあたしにしたのは君で 悔しいのはお前のせい
消えたい夜に消えていいから 今度はちゃんと泣いてね
死にたいあの日を朝にしないでいいいから 願い事はあたしが叶えてあげる
でも 全部を大事に触られるのは虫唾が走るから 誰にも見つからない二人の秘密にして
今日こそはという日々を お前も重ねてきたんでしょ
けど 大事だったのは 今よりちょっと前だったね
この世界で生きる才能がなかったから 君が好きだった
一秒先で待ってる


「心中出来てラッキーじゃん!」

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