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魔女の秘密~魔女は、急の事態に戸惑う。

 世では、楽しい夏休みが終わり、今日から新学期が始まりました。
 夏休みは、本当に色々あったので、まだまだ休みたかったです。
 ですが、2学期が始まってしまったので、渋々登校します。
 本当に、色々と濃い夏休みでした。
 
 


 俺は、いつも通り咲良と一緒に教室の中に入った。
 そして、咲良が先生に呼ばれて職員室に行ってしまっている間に違うクラスの花崗が、わざわざ話し掛けて来た。
「火夏、聞いた?このクラスに転校生が二人も来るらしいよ。」
 と言われ、俺は鞄を机の上に置くと、
「そうか。」
 と花崗に聞くと、花崗は、
「そうらしいよ。しかも、転校生の一人は、神界の御偉いさんらしいよ。」
 と言われたので、俺は今日の朝のことを思い出し溜息を零した。
「そうか。」
 と言うと、咲良が神界から来た転校生を連れて戻って来たのを見て、花崗は、慌てて自分のクラスに帰っていった。
 なぜなら、花崗も彼女持ちで、学園のアイドルなので、うっかり惚れられないようにという配慮だろう。
 だが、それは大丈夫だろう。
 何故なら、咲良と一緒に教室に入って来た転校生は、咲良の前世の妹である桜子だからだ。
 ハデスを倒し、鳥に封印した後で知ったのだが、桜子は、学園に通った事がないらしい。
 その理由は、牡丹姫神と通いたかったかららしい。
 だが、牡丹姫神がハデスに嵌められ、殺された後、牡丹姫神や夏鷹を知る神達がハデスの実家(皇族一族)を襲い、復讐をとけたらしい。
 そして、その復讐は、かなり凄まじいものだったらしく、復興が必要だったらしい。
 その復興を手伝っていた、桜子は、学園に通う前に第16代天照大御神に認定され、それから、学園に通うことが無かったが、転生した牡丹姫神が天界に女神に戻りに来た。
 それから、ハデスを倒した牡丹姫神と夏鷹の生まれ変わりのことを天界で調査したら、ちょうど学園に通っていた為、家臣に、「牡丹姫神様との学園生活を楽しんで下さい。」と笑顔で天界で送り出されたようだ。
 そして、それから桜子は、それを伝えに家に来たのだが、俺と咲良は、もう学園に向かっていた為、困り果てたおばさんから、電話が掛かってきたのだった。
おばさんいわく、
「火夏君、咲良の前世の妹と名乗る女神様が来たんだけど、今日から一緒の学園に通うらしいから、迎えに来てくれないかな?」
 と言われたので、俺と咲良が家に戻ると、桜子がいたのだった。
 というのが、今朝の話しだ。
 そして、もう一人の転校生は、俺にとっては敵である。
 因みに、その敵の名前は、源千愛希と言って、初対面の人間である。
 何故、会ったことのない転校生に敵認定しているのかというと、今年の7月に咲良が夢の中でハデスに攫われかけてしまうという事件があった。
 その時に、俺と一緒に咲良を助けてくれた少女・アリスがいた。
 そして、最後に分かったことだが、その少女・アリスは、今日から一年後の咲良だったのだ。
 そして、彼女は、俺に彼女が体験した過去を映像にして見せてきた。
 彼女は、全てを知って呆然としている俺に言った。
『火夏、私のことが本当に好きなら、未来を変えて。私が貴方の側から離れなくても良いように。』
 彼女は、変わってしまっていた。
 それプラス、この人間界で彼女のことを覚えている者が一人も居なくなってしまったのだ。
 何故かというと、彼女は、魔界で1からやり直す決意をし、その為に、咲良のことを知る者達から、彼女のことを記憶から消したのだ。
 そして、未来の俺は、彼女の助けに全くなれず、・・・魔界で1からやり直すことを止めることも出来ず、のうのうと彼女の術に嵌り咲良のことを忘れてしまった。
 そのことにも、強い怒りがあるが、そもそも咲良が魔界に行って1からやり直すことを決意させたきっかけが、源千愛希だったのだ。
 その、源千愛希が何をしたのかというと、未来の咲良の髪を切ったり、彼女を罵ったり、目を抉ろうとし、咲良の身と心を傷付けた。
 そのせいで、咲良は魔界に行き、魔王の部下になってしまう。
 そして、未来の俺は大切な咲良との思い出を彼女によって失ってしまったのだ。
 それを知った俺は、“こんな未来は、絶対に変えてやる!!”と心に誓ったのだ。
 と思っている所で、咲良と俺の前世が神だったこと、咲良と婚約者になれたから、ますます頑張って、咲良を手放さないようにしなくては。
 あと、桜子もいるから、最悪の場合、源千愛希に天罰を与えるように話し合うか。
 と思っていると、咲良と一緒に俺の席に来た桜子が
「あら、火夏様?今、恐ろしいことを考えておいでですか?」
 と言われたので、俺は桜子に未来を変える話をしょうと桜子を見る。
 が、その前に、咲良の髪の毛をお団子ヘアに変えさせなければいけなかった。
 理由は、未来の咲良は、髪を下ろしていた為、髪を切られてしまったと思う。
 それなら、髪を下ろさず、お団子ヘアにしてしまえばいい。
 ということで、俺は咲良に、
「咲良、櫛とヘアゴムとヘアピンを出して、この席に座ってくれ。」
 と言うと、桜子が、
「火夏様?急にどうしました?」
 と聞いてきたので、俺は桜子と咲良に説明しながら、咲良の髪をお団子ヘアにすることにした。
「咲良と桜子、詳しい説明は後でするが、今は、とりあえずお団子ヘアにさせてくれ。」
 と、言うと、咲良は、俺の言った通りにしてくれたので、彼女の髪をポニーテールにし、そこからお団子ヘアにした。
 そして、桜子と咲良に詳しい説明をした。


 説明が終わると、桜子が俺が嘘をついていないかという確認の為、“このまま何もしなかったら”という未来を見て貰う。
 そして、未来を見ているらしく、どんどん、桜子の表情が怒りの表情に変わっていく。 
「お姉様になんていうことを!!お姉様が、女神様だと知っているんですか?この男は!!」
 と何故か、桜子は、源千愛希(のことだと思われる)を男と、言った。
「桜子、源千愛希は男なのか?」
 と思わず聞いてしまうと、桜子は、
「はい。源千愛希は男ですね。火夏様、ご自分も女装されていたのに、分からないのですか?」
 と、小声で言われたので、俺は慌てて口を開く。
「な、何故、それを・・・。まぁ良い。それよりも、その男から咲良を護り、咲良を魔界に行かせない様にしょうというミッションだ。」
 すると、桜子が、
「仕方ありませんね。咲良様が魔王の婚約者にならない様に、源千愛希の魔の手から、咲良様をお救いしましょう。」
 と、爆弾発言をした。
 なので、俺は、詳しい話を問い詰めることにした。
「桜子、どういうことだ?咲良が魔王の婚約者にだと!!」
 と言うと、桜子は、
「はい。多分、未来の咲良様にあった時には、もう、婚約されていたのかもしれませんよ。ヘタレ様。」
 と、あの頃と同じようなことを言われたので、懐かしいと思いつつも、とにかく、頑張って未来を変えることにした。




 
 
 

 
 
 
 

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