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魔女の秘密~魔女は、急の事態に戸惑う。

 それからしばらく時間が経って15時頃、私は何故か動きやすい服装に着替えてから、客室に向いました。
 私が客室に入室すると、もう皆さんが集まっていました。
 どうやら、私が最後に来たのだと思い、慌てて謝ろうとしましたが、謝る前にドアが開きました。
「大変です。魔王様が来られました。」
 なんと、魔王様が来られたらしいです。
 魔王様が来られたことに私がオロオロしていると、いつの間にか隣にいた火夏が舌打ちをしました。
「ちっ、やっぱり現れたか。」
「?」
 彼が舌打ちをした理由が分からなくて首を傾げていると、ドアが開き魔王様が入って来られました。
 が、その魔王様に見覚えが有り過ぎて私は思わず叫んで仕舞いました。
「えーーーーーー!!ゆ、有利君!?」
 すると、魔王様である有利君がニコリと微笑みました。
「やぁ、咲良ちゃんと火夏。二人の婚約式を見守らせて貰うよ。」
 と言われたので私は?マークを浮かべました。
「ずっと思ってたんですけど、婚約式って何をするんですか?」
 と聞くと、範さんはにっこりと微笑んで、
「これから、飛龍咲良と高瓦火夏の婚約式を執り行います。まずは、2人の絆を見せて頂きます。」
 と言うと、いきなり足元が虹色に輝き出したので私は慌てて足元を見ました。
 そこには、魔法陣が輝いていました。
 そして、私と火夏はその魔法陣に吸い込まれました。










  火夏目線
 俺は気が付くと、とある森にいた。
 俺は、慌てて周りを見回し咲良を探した。
 咲良は、俺の左側に立っていた。
 なので、俺は咲良に話しかける。
「咲良、大丈夫か?気持ち悪くないか?」
 と聞くと、咲良は周りを見渡すと不安そうに言った。
「ここは、一体どこなんでしょうか?」
 と聞かれたので俺は、口を開いた。
「咲良、ここは恐らく異空間だ。・・・だが、ここで何をするんだろうか。」
 と呟くと、急に咲良が口を開いた。
「火夏、何か感じませんか?殺気みたいなものを。」
 と咲良に言われたので、俺は慌てて気を張り詰める。
 すると、咲良が言う通り、周りから殺気を感じた。
「咲良、お前は結界の中にいろ。」
  と、俺が言うと咲良は笑顔で首を横に振った。
「嫌です。私も、やっと火夏を守る力を持てたんです。だから、私も一緒に戦わせて下さい。」
 と言われ、俺は慌てて口を開いた。
「駄目だ。・・・俺はお前に危険な目に合わせたく無い。だから、これから結界を張るから、その中にいてくれないか。」
 と言うと、咲良は再度、首を横に振って口を開いた。
「・・・火夏、どうして分かってくれないんですか!!・・・私だって、火夏を守りたいんです。それに、私は牡丹姫神の生まれ変わりで、その能力を全て使いこなすことが出来ます。なので、少しでもいいので私を頼って下さい。お願いします。」
 と言われ、俺は咲良を見つめた。
 確かに咲良は、牡丹姫神の生まれ変わりで、俺と同じぐらい強い。
 だが、俺が咲良を危険な目に合う場所に連れて行きたいかと聞かれると、答えはNOだ。
 誰が彼女を危険な目に合う場所に連れて行くのか。
 まず、彼女を危険な目に合う場所に連れて行く彼氏がいたら、それは彼氏失格だろう。
 そう思うのに、彼女が俺を守りたいと思ってくれていることが嬉しくて、俺は折れることにした。
「咲良、分かった。一緒に戦おう。だが、一つ条件がある。」
 と一度切ると、咲良が首を傾げて聞き返してきた。
「?条件ですか?」
 なので俺は頷くと、口を開いた。
「条件は、結界膜を纏って戦うこと。」
 と言うと咲良は、苦笑を零して「過保護ですね。」と呟いた。
 なので、俺も言い返した。
「当然だろう。・・・とにかく、それをしなかったら、結界の中に入れる。」
 と言うと、咲良は慌てて結界膜を纏った。
 そして、咲良から神気を感じた。
 ということは、咲良は今、牡丹姫神の能力を使おうとしていることになる。
 なので、俺は口を開いた。
「咲良、準備は出来たか?」
 と言うと、咲良は頷いた。
「ええ、火夏、わたくしはいつでも大丈夫。」
 と、言われたので俺も、呼吸を整えると口を開いた。
「こちらの準備は出来ました。なので、ここで何をすれば良いのか教えて下さい。」
 と、大声で言うと、リーンさんの声が響いた。
「ここでは、殺気を放つ魔物を全て倒してください。・・・それでは、スタート!!」
 と言うと、殺気を放つ魔物が大量に現れた。




 





 
 
 



 





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