魔女の秘密~魔女は、急の事態に戸惑う。
お茶会が終わり、今度は流し素麺をすることにしました。
魔術で流し素麺の道具を出すと、素麺を茹でる係と道具を組み立てる係に別れました。
私が、おにぎりを握っていると、セシルさんが台所に来ました。
「咲良お嬢様、何をしてるのですか?」
 と聞かれたので、私は手を動かしながら説明を始めました。
「えっと、おにぎりを握ってます。白米に塩や、ふりかけを入れた物の中に具を入れて握るだけで出来る美味しい食べ物です。」
 と言うと、セシルさんが私がおにぎりを握っていた所を見ていたらしく、見様見真似でご飯を握りだしました。
セシルさんが握ったおにぎりは、私が握ったおにぎりと対して変わり無しだったので、そのまま握って貰いました。
そして、ご飯を全て握り終えたと同時に素麺が茹で終わったので汁と薬味を準備すると庭に行きました。
庭に出ると、素麺流しの道具の準備が終わっていたので、汁と薬味を皆に配ると、素麺流しを始めました。
そして、その日の午後に何故かは分かりませんが私の父方のいとこである秋山桃香ちゃんが来ました。
「こんにちは、咲良ちゃんと葵ちゃん。・・・って、なんか、凄く綺麗な人が二人も増えてる!・・・あと、おじさん以外に男がいる。」
 と、前半は嬉しそうに、後半は嫌そうに言う桃香ちゃんに私は慌てて火夏の隣に行きました。
何故、慌てて火夏の隣に行ったのかと言うと、火夏に桃香ちゃんに紹介していなかったからです。
ですが、よくよく考えて見ると火夏と桃香ちゃんは会ったことがありました。
でも、その時は火夏が夏子ちゃんのときでした。
なので、私は桃香ちゃんに声をかけました。
「こんにちは、桃香ちゃん。突然ですが紹介しますね。私の彼氏さんの高瓦火夏君です。」
 と言うと、桃香ちゃんは、驚いて
「さ、咲良ちゃんに彼氏が出来た―――――――。だ、駄目。私は認めない。咲良ちゃんは、私が幸せにするんだ――――――――!!」
 と叫びました。
 途端に隣にいる火夏から殺気が出てきました。
なので、私は慌てて火夏に抱きつきました。
そして、耳元で囁やきました。
「火夏、どうどうです。・・・桃香ちゃんには、海斗君がいるので落ち着いて下さい。」
 と、言い終わると火夏から離れました。
すると、火夏が殺気を治めてくれたので私は桃香ちゃんに言いました。
「桃香ちゃん、桃香ちゃんは海斗君がいるじゃないですか。それに私は、桃香ちゃんに反対されたら悲しいです。だから、応援してくれませんか?」
 とお願いすると桃香ちゃんは、
「うん。分かった。応援はする。けど海斗とは付き合ってないよ。」
 と言われたので私は、微笑むと口を開きました。
「いずれ、分かリますよ。」
 と言うと、桃香ちゃんは首を傾げました。
その日の夜ご飯を食べた後に私達は蛍を見に行きました。
そして、蛍を火夏と見ていると、火夏が急に口を開きました。
「咲良、そういえば何故、海斗が秋山のことが好きなことを知っているんだ?」
 と聞かれたので私は火夏の質問に答えました。
「えっと、それは、本人さんから聞いたからです。海斗君は桃香ちゃんのことが大好きなんですけど、桃香ちゃんは、男の人よりも女の人が好きだから、なかなか気づかないんですよ。」
 と言うと、火夏は、
「咲良、言っておくがお前も人のことを言えない。なぜなら、俺は、お前のことが好きなのに桜咲のことが好きとか言い出すから。」
 と言われて私は、ふてくされました。
「あの時は詩乃と火夏が二人でどこかに行くから悪いんです。私は悪く無いです。・・・でも、あの時、嫌でした?」
 と聞くと火夏は、頷きました。
「ああ。嫌だった。・・・咲良、キスしても良いか?」
「えっと、どうしてですか?」
 と聞いて見ると、火夏は、
「すまない。だが、お前が足りない。だから、良いか?」
 と聞かれたので私は頷きました。
「分かりました。・・・ど、どうぞ?」
 と言うと、私は目を閉じました。
そして、火夏が唇を重ねてきました。
なので、"終わりましたね。"と思い顔を離そうとすると、火夏の手が私の頭を固定しました。
「・・・・・・ん!」
 しばらくするとなんと、彼の舌が入ってきました。
「ふっ・・・」
 息が出来なくて苦しいので火夏の胸元を叩くとやっと火夏がやめてくれました。
「火夏、まだ私には早いみたいなので舌を入れないでください。」
と言うと、火夏は、ムッとして口を開きました。
「咲良、キスをしている時に息を止めているだろう。」
 と聞かれたんですが、実際に息を止めている私は言い返しました。
「はい。息を止めてますよ。だから、苦しいんです。」
 と言うと、火夏は、
「なら、鼻呼吸をしろ。それが出来るようになるまで今から練習しょう。」
 と言われました。
それを聞いて、私は内心、
(火夏の鬼ー!!)
 と思いました。
それが顔に出ていたのか、火夏が口を開きました。
「咲良、今からそれだと将来に困る。・・・まぁ、大学生になったら俺は我慢しないから。それまでに大人のキスに慣れていて欲しい。」
 と言われたので私は疑問に思ったことを聞きました。
「は、はい。わ、分かりました?・・・って火夏は、大学生になったら何を我慢しないんですか?」
「それは、お前を抱くことだ。今、お前を抱くとお前が、困ったことになるかもしれないから我慢しているだけで、本音は、今すぐお前を抱きたいんだ。だから、今から、鼻呼吸が出来るようになるまで練習しょう。」
抱く?抱くとはまさか・・・。
と思っていると火夏は黙っているのを肯定とみなしてしまったらしく顔を近付けてきました。
「咲良、火夏君、どこに行ったのーー。もう、帰るわよ。」
という声が聞こえたので、私は帰ろうとしましたが火夏が腕を掴んで抱きしめてきたので、わたしは、仕方なく女神の時の力を使うことにしました。
「火夏、今すぐ、私を解放しなさい。じゃないと、強制的に離れますよ。」
 と言うと火夏は渋々私を離しました。
そして、皆の所に戻って、家に帰りました。
結局、鼻呼吸が出来るまでキスをするのはその日は無かったので私は安心しました。
が、いつ来るのかが分からないので怖いです。
魔術で流し素麺の道具を出すと、素麺を茹でる係と道具を組み立てる係に別れました。
私が、おにぎりを握っていると、セシルさんが台所に来ました。
「咲良お嬢様、何をしてるのですか?」
 と聞かれたので、私は手を動かしながら説明を始めました。
「えっと、おにぎりを握ってます。白米に塩や、ふりかけを入れた物の中に具を入れて握るだけで出来る美味しい食べ物です。」
 と言うと、セシルさんが私がおにぎりを握っていた所を見ていたらしく、見様見真似でご飯を握りだしました。
セシルさんが握ったおにぎりは、私が握ったおにぎりと対して変わり無しだったので、そのまま握って貰いました。
そして、ご飯を全て握り終えたと同時に素麺が茹で終わったので汁と薬味を準備すると庭に行きました。
庭に出ると、素麺流しの道具の準備が終わっていたので、汁と薬味を皆に配ると、素麺流しを始めました。
そして、その日の午後に何故かは分かりませんが私の父方のいとこである秋山桃香ちゃんが来ました。
「こんにちは、咲良ちゃんと葵ちゃん。・・・って、なんか、凄く綺麗な人が二人も増えてる!・・・あと、おじさん以外に男がいる。」
 と、前半は嬉しそうに、後半は嫌そうに言う桃香ちゃんに私は慌てて火夏の隣に行きました。
何故、慌てて火夏の隣に行ったのかと言うと、火夏に桃香ちゃんに紹介していなかったからです。
ですが、よくよく考えて見ると火夏と桃香ちゃんは会ったことがありました。
でも、その時は火夏が夏子ちゃんのときでした。
なので、私は桃香ちゃんに声をかけました。
「こんにちは、桃香ちゃん。突然ですが紹介しますね。私の彼氏さんの高瓦火夏君です。」
 と言うと、桃香ちゃんは、驚いて
「さ、咲良ちゃんに彼氏が出来た―――――――。だ、駄目。私は認めない。咲良ちゃんは、私が幸せにするんだ――――――――!!」
 と叫びました。
 途端に隣にいる火夏から殺気が出てきました。
なので、私は慌てて火夏に抱きつきました。
そして、耳元で囁やきました。
「火夏、どうどうです。・・・桃香ちゃんには、海斗君がいるので落ち着いて下さい。」
 と、言い終わると火夏から離れました。
すると、火夏が殺気を治めてくれたので私は桃香ちゃんに言いました。
「桃香ちゃん、桃香ちゃんは海斗君がいるじゃないですか。それに私は、桃香ちゃんに反対されたら悲しいです。だから、応援してくれませんか?」
 とお願いすると桃香ちゃんは、
「うん。分かった。応援はする。けど海斗とは付き合ってないよ。」
 と言われたので私は、微笑むと口を開きました。
「いずれ、分かリますよ。」
 と言うと、桃香ちゃんは首を傾げました。
その日の夜ご飯を食べた後に私達は蛍を見に行きました。
そして、蛍を火夏と見ていると、火夏が急に口を開きました。
「咲良、そういえば何故、海斗が秋山のことが好きなことを知っているんだ?」
 と聞かれたので私は火夏の質問に答えました。
「えっと、それは、本人さんから聞いたからです。海斗君は桃香ちゃんのことが大好きなんですけど、桃香ちゃんは、男の人よりも女の人が好きだから、なかなか気づかないんですよ。」
 と言うと、火夏は、
「咲良、言っておくがお前も人のことを言えない。なぜなら、俺は、お前のことが好きなのに桜咲のことが好きとか言い出すから。」
 と言われて私は、ふてくされました。
「あの時は詩乃と火夏が二人でどこかに行くから悪いんです。私は悪く無いです。・・・でも、あの時、嫌でした?」
 と聞くと火夏は、頷きました。
「ああ。嫌だった。・・・咲良、キスしても良いか?」
「えっと、どうしてですか?」
 と聞いて見ると、火夏は、
「すまない。だが、お前が足りない。だから、良いか?」
 と聞かれたので私は頷きました。
「分かりました。・・・ど、どうぞ?」
 と言うと、私は目を閉じました。
そして、火夏が唇を重ねてきました。
なので、"終わりましたね。"と思い顔を離そうとすると、火夏の手が私の頭を固定しました。
「・・・・・・ん!」
 しばらくするとなんと、彼の舌が入ってきました。
「ふっ・・・」
 息が出来なくて苦しいので火夏の胸元を叩くとやっと火夏がやめてくれました。
「火夏、まだ私には早いみたいなので舌を入れないでください。」
と言うと、火夏は、ムッとして口を開きました。
「咲良、キスをしている時に息を止めているだろう。」
 と聞かれたんですが、実際に息を止めている私は言い返しました。
「はい。息を止めてますよ。だから、苦しいんです。」
 と言うと、火夏は、
「なら、鼻呼吸をしろ。それが出来るようになるまで今から練習しょう。」
 と言われました。
それを聞いて、私は内心、
(火夏の鬼ー!!)
 と思いました。
それが顔に出ていたのか、火夏が口を開きました。
「咲良、今からそれだと将来に困る。・・・まぁ、大学生になったら俺は我慢しないから。それまでに大人のキスに慣れていて欲しい。」
 と言われたので私は疑問に思ったことを聞きました。
「は、はい。わ、分かりました?・・・って火夏は、大学生になったら何を我慢しないんですか?」
「それは、お前を抱くことだ。今、お前を抱くとお前が、困ったことになるかもしれないから我慢しているだけで、本音は、今すぐお前を抱きたいんだ。だから、今から、鼻呼吸が出来るようになるまで練習しょう。」
抱く?抱くとはまさか・・・。
と思っていると火夏は黙っているのを肯定とみなしてしまったらしく顔を近付けてきました。
「咲良、火夏君、どこに行ったのーー。もう、帰るわよ。」
という声が聞こえたので、私は帰ろうとしましたが火夏が腕を掴んで抱きしめてきたので、わたしは、仕方なく女神の時の力を使うことにしました。
「火夏、今すぐ、私を解放しなさい。じゃないと、強制的に離れますよ。」
 と言うと火夏は渋々私を離しました。
そして、皆の所に戻って、家に帰りました。
結局、鼻呼吸が出来るまでキスをするのはその日は無かったので私は安心しました。
が、いつ来るのかが分からないので怖いです。
コメント