魔女の秘密~魔女は、急の事態に戸惑う。

 〈咲良目線〉
 7月になりました。
 私は今日も今日とて火夏と手を繋いで学校に行っています。
 前までは、"なんで火夏と手を繋いでいるんでしょう?"と毎回思っていましたが、修学旅行の帰りからは、"付き合っているから繋いでいるんでしょう"と、自分の中では答えを出すことができました。
 なので、日々"付き合うとはなんでしょう。"と悩みます。
 瑞樹君とお試しで付き合っていたときは、全くいつも通りで、・・・いえ、私からしたら、全く楽しくありませんでした。
 それを、経験したので大学卒業後まで彼氏をつくるのはやめましょうと思っていましたが、なんと、火夏と両想いになってしまいました。
 好きな人と両想いになれたのは、とっても嬉しいです。
 ただ、火夏は私のどこに惹かれてくれたのかが分かりませんが、私は私らしくいようと思っています。
 だって私は火夏が好きですし、嫌われたくないって猫を被ったら、火夏が好きになってくれた私がいなくなるかも知れませんからね。
 まぁ、秘密もありますが、それは、まだ火夏にはばれてませんし、なので、隠し通しましょう。
 と一人考え込んでいると、急に通らない道を通りました。
 そこで火夏がいることに気づきました。
「火夏、すみません。考えことをしていました。」
「そうか。・・・何を考えていたんだ。」
 と聞かれて私は
「明日の遊園地デート楽しみですね!!」
 と言うと、火夏も、
「あ、ああ。そうだな。」
 と頷いた所で家に着きました。






 










 


 

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