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魔女の秘密~魔女は、急の事態に戸惑う。

 次の日、とうとう火夏と私達一家が温泉に行く日になりました。
 朝の5時30分、私は火夏の部屋の前に立っています。
 そして私はドアをノックして声をかけました。
「火夏、中に入りますね。」
 と呼びかけてみると思った通りまだ眠っているらしく何も聞こえなかったので、私はドアを開き中に入りました。
 そして、部屋の電気をつけて、ベッドに行きました。
「火夏、起きて下さい。」
 そう言いながら火夏の身体を揺さぶりました。
 しばらく揺さぶっていると火夏のまぶたがビクリと動いて彼は目を覚ましました。
 ですが、火夏は私がいることには気付いていないらしく天井を見つめたまま
「・・・。夢か。」
 と呟いていたので私は火夏の顔の上に手を出すと口を開きました。
「火夏、起きました?6時30分には家を出るので、早く服を着替えて下に降りて来て下さい。」
 と声をかけると火夏は驚いたように飛び起きると
「さ、咲良、な、なぜここにいる!」
 と聞かれたので私は笑顔で答えました。
「それは、私があなたを起こしに来たからです。」
 すると、彼は目を擦りながら口を開きました。
「そうか。では服を着替えるから部屋から出てくれないか?」
 と言われましたが、彼の言葉よりも彼が目を擦っている所を見てドキッとして赤くなっていると火夏は再度
「咲良、顔が赤いが、どうしたんだ?・・・というか、着替えたいんだが。」
 私に出て行くように言ったので
「はい。分かりました。6時前には下に降りて来て下さいね。」
 と言うと火夏は「ああ。」と頷いたので、私は火夏の部屋から出て行きました。






 (火夏目線)
 それから10分後、身支度を整えた俺が居間に行くと、もう朝食が置かれていた。
 今日の朝食は、パン、サラダ、入り卵、ソーセージ、オレンジジュースだった。
 先に食べていた咲良がこちらを見て
「えっ、もう来たんですか?早いですねぇ。」
 と驚いたように言われ、俺が口を開く前におばさんが来て、
「火夏君も早く食べてね。」
 と言われたので俺も食べることにした。
 俺がソーセージを食べているとおじさんが
「今日は香川に行って温泉に入ってうどんを食べることにしょう。火夏君は行きたい所はあるかい?」
 と聞かれたので俺は、少し考えてから口を開いた。
「はい。俺は、古本屋に行きたいです。」
 と言うとおじさんは
「じゃあ追加で古本屋に行こう。」
 と言われたから頷くと咲良に「よかったですね。火夏。」と言われたので「ああ。」と頷いた。







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