子供に懐かれたら家政婦になりました。あれ?雇用主の様子がおかしいようです
81.次(残酷な描写あり)
「では失礼します」
リナとアリスが笑顔で部屋を出ていくまで、ブライアンは笑顔を絶やさなかった…
そして扉が閉まりリナ達が遠ざかる足音を聞くと…ふっと真顔になる。
「さてと…ルーカス達のところに行こうか」
ブライアンは立ち上がり部屋を出て行った。
地下牢への階段を降りていく、すると奥から何かが呻くような声が聞こえてくる。
ブライアンは一番奥の部屋へと一直線に向かう。
「うっ!」
すると牢屋に入って酷い臭いに顔をしかめた。
「あっ団長!リナ達は!?」
ルーカスは振り返って自分の顔を見るなりリナとアリスの事を聞いてくる。
「彼女達は家に向かわせたよ。それよりもやりすぎてないか?上まで声が聞こえてきたぞ。それになんの臭いだ」
鼻をつまみながらじろりと二人を見つめる。
「え!?リナ達に聞こえましたか?彼女達にこんな事は知らせたくありません」
ルーカスが心配そうにしている。
「大丈夫、騎士達の声だと誤魔化しておいたから」
「ありがとうございます!さすが団長ですね」
「こんな時だけ…まぁいいそれで?」
シモンはバーンズの供述書を渡してきた。
それをじっくりと読んでいく。
「胸糞悪い奴だと思っていたが…ここまでとは、お前はもう二度と外には出さんぞ」
供述書をバンッと机に叩きつけて、バーンズを睨みつける。
「あっ…ああっ…あぁー」
奥の椅子に縛られていたバーンズは体を痙攣させながらヨダレを垂らしていた…見れば股間のあたりが濡れている。
「臭いの原因はこれか」
鼻を押えた顔をしかめた。
「はい、もう二度と悪さが出来ないように潰しておきました。痛みのせいか…それともショックのせいなのか、ふん尿を垂れ流したあと気を失ってます」
「もう使い物になりませんね、色んな意味で」
シモンがクスッと笑った。
「ふん…いい気味だ。だが死なれても困る、一応手当てしといてやれ。死んだらこれから嫌という程待っている収容所暮しが出来なくなるからな」
ルーカスが汚れた場所を水で洗い流している間にシモンが先生を連れて来た。
「全く!こんな奴の手当なんてさせないでくれ」
先生は怒りながらもバーンズの股間の手当をする…ついでにそのまま顔の包帯も巻き直した。
その手には何重にも手袋をはめている。
「まぁ止血だけだな、あとは知らん。死にゃあしないだろ」
さっさと道具をしまうともう見る気はないと部屋を出てってしまった。
残された、気を失ったままのバーンズを見下ろす。
「バーンズは怪我が治り次第、収容所に連れて行け」
「一番厳しいところに入れて下さい!」
ルーカスがそう言うと…
「当たり前だ、インフェルノ収容所に入れるつもりだからな」
「ああ、そこならコイツにピッタリですね…」
シモンとルーカスは国で一番の重罪者が入る収容所の名前に納得して頷き合った。
「じゃあ次はもう一人の方だな…」
「あっちの方は俺は抜けていいですか?」
ルーカスが申し訳なさそうに頭を下げる。
「なんでだ?一番罰したい相手じゃないのか?」
「そうなんですが…顔を見たら手が出そうで…そんな事をすれば殺しかねないですから…」
「そうか、ならシモンと…ラキにでもやらせてみるか」
ルーカスは頷くとシモンの肩に手を置く。
「よろしく頼むぞ」
「ああ、任せておけ」
ルーカスは頷きラキを呼びに部屋を出て行った。
リナとアリスが笑顔で部屋を出ていくまで、ブライアンは笑顔を絶やさなかった…
そして扉が閉まりリナ達が遠ざかる足音を聞くと…ふっと真顔になる。
「さてと…ルーカス達のところに行こうか」
ブライアンは立ち上がり部屋を出て行った。
地下牢への階段を降りていく、すると奥から何かが呻くような声が聞こえてくる。
ブライアンは一番奥の部屋へと一直線に向かう。
「うっ!」
すると牢屋に入って酷い臭いに顔をしかめた。
「あっ団長!リナ達は!?」
ルーカスは振り返って自分の顔を見るなりリナとアリスの事を聞いてくる。
「彼女達は家に向かわせたよ。それよりもやりすぎてないか?上まで声が聞こえてきたぞ。それになんの臭いだ」
鼻をつまみながらじろりと二人を見つめる。
「え!?リナ達に聞こえましたか?彼女達にこんな事は知らせたくありません」
ルーカスが心配そうにしている。
「大丈夫、騎士達の声だと誤魔化しておいたから」
「ありがとうございます!さすが団長ですね」
「こんな時だけ…まぁいいそれで?」
シモンはバーンズの供述書を渡してきた。
それをじっくりと読んでいく。
「胸糞悪い奴だと思っていたが…ここまでとは、お前はもう二度と外には出さんぞ」
供述書をバンッと机に叩きつけて、バーンズを睨みつける。
「あっ…ああっ…あぁー」
奥の椅子に縛られていたバーンズは体を痙攣させながらヨダレを垂らしていた…見れば股間のあたりが濡れている。
「臭いの原因はこれか」
鼻を押えた顔をしかめた。
「はい、もう二度と悪さが出来ないように潰しておきました。痛みのせいか…それともショックのせいなのか、ふん尿を垂れ流したあと気を失ってます」
「もう使い物になりませんね、色んな意味で」
シモンがクスッと笑った。
「ふん…いい気味だ。だが死なれても困る、一応手当てしといてやれ。死んだらこれから嫌という程待っている収容所暮しが出来なくなるからな」
ルーカスが汚れた場所を水で洗い流している間にシモンが先生を連れて来た。
「全く!こんな奴の手当なんてさせないでくれ」
先生は怒りながらもバーンズの股間の手当をする…ついでにそのまま顔の包帯も巻き直した。
その手には何重にも手袋をはめている。
「まぁ止血だけだな、あとは知らん。死にゃあしないだろ」
さっさと道具をしまうともう見る気はないと部屋を出てってしまった。
残された、気を失ったままのバーンズを見下ろす。
「バーンズは怪我が治り次第、収容所に連れて行け」
「一番厳しいところに入れて下さい!」
ルーカスがそう言うと…
「当たり前だ、インフェルノ収容所に入れるつもりだからな」
「ああ、そこならコイツにピッタリですね…」
シモンとルーカスは国で一番の重罪者が入る収容所の名前に納得して頷き合った。
「じゃあ次はもう一人の方だな…」
「あっちの方は俺は抜けていいですか?」
ルーカスが申し訳なさそうに頭を下げる。
「なんでだ?一番罰したい相手じゃないのか?」
「そうなんですが…顔を見たら手が出そうで…そんな事をすれば殺しかねないですから…」
「そうか、ならシモンと…ラキにでもやらせてみるか」
ルーカスは頷くとシモンの肩に手を置く。
「よろしく頼むぞ」
「ああ、任せておけ」
ルーカスは頷きラキを呼びに部屋を出て行った。
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