子供に懐かれたら家政婦になりました。あれ?雇用主の様子がおかしいようです

ナナシ

79.尋問(残酷な描写あり)

少し残酷な表現があります。
苦手な方は飛ばして下さい。














「うぅぅ!うぅぅ!」


違う違うと一生懸命に喋ろうとするバーンズにシモンは冷ややかな目で見つめる。


「違う…やめてくれ…って言いたいのか?」


コクコク!!


バーンズが勢いよく頷く。


「お前はここにいる子達が同じ事を言った時何をした?この道具を使ったのか?助けて、やめてと叫ぶ子供達の願いを聞いてやったのか?」


回収した写真をバーンズに突きつけて睨みつける。


「うっ…」


バーンズは思わず目を逸らしてしまった。


「だよなぁ…あんな写真を保管して…こんな道具を集めてた奴が助けてやるわけ無いよな…」


シモンはバーンズの顔に巻いてあった包帯を乱暴に引き剥がした。


「あっあっ…あー」


すると支えていた顎が落ちて口が開けっ放しになる…ヨダレが垂れてきてなにか言おうとしてるのかバーンズの不気味な声だけが漏れた。


「何を言いたいのかさっぱりだ」


「口が閉じれないってのも結構辛いよな…包帯を巻いてやろうか?」


「ん!ん!」


コクコクと頷くと


「なら今この写真の子達がどうなっているか教えろ…そうすれば舌を抜くのは勘弁してやる」


「んー!んー!」


知らんとばかりに首を横に動かした。


「はぁ…お前はこんな状況になってまでまだ嘘をつくのか?俺達が本当はやらないとでも思っているのか?」


シモンが呆れてバーンズを見つめると、バーンズはじっとシモンを見つめ返した。


「じゃあ解らせてやるよ…なぁ知ってるか?耳が二つあるわけ…」


バーンズはいきなり変な質問に怪訝な顔をする。


「俺は知ってる。一つ取っても大丈夫なようにだ」


隣でルーカスがそう言うと…ナイフを取り出し躊躇なくバーンズの耳を削ぎ落とした。


「あ゛あ゛あ゛あ゛ーー!!」


バーンズの悲鳴が地下に響き渡った。


「おお!どんどんイケメンになるなぁ~顔も潰れて耳もない…次はどうする?鼻の穴を一つにするか?それとも指を潰していくか?子供の居場所と名前を言え!言わなければ指を一本ずつ潰していく」


シモンがにっこりと笑った。


「あ゛…あ゛…」


ヨダレをダラダラと垂らしながら俯いた。


「んー話を聞いてないのか?ならまずは一本」


ルーカスが石の机を用意すると、縛っていた手を解放して石の台に置いた。


「指を広げろ」


バーンズは首を振って拳を握る。


「まぁいいよ、それなら全部潰すだけだから…」


ルーカスはハンマーを掴むと上に振り上げた。


「ん゛ーー!!!」


バーンズが慌てて手を引こうとするがビクともしない、焦って首を激しく動かす。


「何か言う気になったかのか?」


コクコク!!


「じゃあ教えるんだな?ここに写っている子達にした事を…」


コクリ…


バーンズは弱々しく頷いた。


喋れないバーンズに紙とペンを渡すと事のあらましを書かせる。


すぐ近くで見張りながら内容を確認すると…


「本当に…吐き気がする」


「こんな奴を野放しにしていたなんて」


あまりの内容に顔をしかめた。


「どいつに売ったのか事細かに書けよ…」


シモンがそう言うとバーンズの手が止まった。


どうやら書くことを躊躇しているようだった。


「わかってないな…お前に拒否権何てものはないんだ…もちろん人権もな」


ルーカスはバーンズの腕を掴むとまた椅子に縛り上げた。


足も開いて縛り付ける。


「他にもう一つ二つあるものが何かわかるか?」


そう言ってズボンを引き裂いた。


バーンズは下半身を晒されると…


「んー!んー!ん゛ー!」


喚めいているが無視する…そして先程のハンマーを握りしめると…


「もう二度とお前の被害者が増えないように…」


ルーカスは思いっきりバーンズの股間目掛けてハンマーを振り下ろした。

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