【電書化】運命のイタズラ電話に甘いおしおきを
蒼人一色の日々11
が。
根掘り葉掘り聞かれた挙句、本当に上カルビ焼肉定食四人前を奢らされた。
お給料前なのに。
しばらく、冷奴におかかの食事になりそうだ。
「割が合わない……」
ぼやく灯里を尻目に清水を始め、合コンメンツはツヤツヤのピッカピカ顔をしていた。
灯里はゲンナリした顔で長い午後の仕事をしたのだった。
「きょ、今日も疲れた……」
タフな清水やメンバーから『今日も飲みに行くわよう!』から誘われたが、振り切って逃げ帰った。
「あ」
携帯をみれば、チカチカとランプがついている。
蒼人から電話が入っていた。
どうやら地下鉄に乗っている間だったらしい。
出て欲しいと願いながらかけ直してみたが、タイミングが悪かったようで蒼人は出てはくれなかった。
しゅん。
灯里はとぼとぼと家に帰った。
今日は昼を豪勢に食べてしまったから、水菜と豆腐をレンジで温めたものに胡麻ドレッシングをかけたもので簡単に夕飯を済ませよう。
食べ終わって皿を洗って。
いつでも取れるよう近くに携帯を置いておいたが、携帯は震えも光りもしなかった。
諦めてストレッチをしてから、蒼人に『合コンメンバーに付き合うことになったことをカミングアウトしました』と送ってシャワーを浴びた。
根掘り葉掘り聞かれた挙句、本当に上カルビ焼肉定食四人前を奢らされた。
お給料前なのに。
しばらく、冷奴におかかの食事になりそうだ。
「割が合わない……」
ぼやく灯里を尻目に清水を始め、合コンメンツはツヤツヤのピッカピカ顔をしていた。
灯里はゲンナリした顔で長い午後の仕事をしたのだった。
「きょ、今日も疲れた……」
タフな清水やメンバーから『今日も飲みに行くわよう!』から誘われたが、振り切って逃げ帰った。
「あ」
携帯をみれば、チカチカとランプがついている。
蒼人から電話が入っていた。
どうやら地下鉄に乗っている間だったらしい。
出て欲しいと願いながらかけ直してみたが、タイミングが悪かったようで蒼人は出てはくれなかった。
しゅん。
灯里はとぼとぼと家に帰った。
今日は昼を豪勢に食べてしまったから、水菜と豆腐をレンジで温めたものに胡麻ドレッシングをかけたもので簡単に夕飯を済ませよう。
食べ終わって皿を洗って。
いつでも取れるよう近くに携帯を置いておいたが、携帯は震えも光りもしなかった。
諦めてストレッチをしてから、蒼人に『合コンメンバーに付き合うことになったことをカミングアウトしました』と送ってシャワーを浴びた。
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