悪役令嬢にはブラック企業で働いてもらいます
海に行きたいです
「ケータイってなによ」
「灰子ちゃん、携帯持っていなかったぽかったからあえて触れなかったけど、携帯そのものも知らないの?」
理沙は目を丸くしていた。
「この人ど田舎から来た機械音痴なので」
総司が間に入ってよくわからない事を言ったけれど、もしかしてバカにされてる?
「そうだったんだ、ごめんね」
黒くて薄い板を持った八木杉は、申し訳なさそうに私をみた。
「なによどういうことよ」
「そういえば、相澤さんが溝沼さんの連絡先を聞きたがってたんですよね。でも、携帯持ってないですよあの人って言ったら、「マジですか...」って驚愕してましたね」
「なに?携帯を持っていないとまずい事でもある訳?」
「いやなにもまずい事はないですけど」
「そーいう総司はなによ!持ってないでしょ!?」
総司は、キョトンとしてポケットから八木杉と同じ黒い板を取り出した。
「な、なんで持ってんのよ!」
「前に八木杉さんと一緒に買い物に行った時に買ったんですよ」
理沙は、それを聞いてうふふと嬉しそうに笑っていた。
「次の休みに買いに行かない?灰子ちゃん」
「別にいいけど、高いんじゃないの?」
「大丈夫ですよ、俺も買えたんですから」
総司に言われて、次の休みに私は理沙と一緒に携帯を購入した。
使い方は理沙に教えてもらって使えるようになった。
「みてよ総司!ケータイよ!」
「そんな家紋みたいに見せびらかされても...恥ずかしいですよ」
理沙とラインというもので連絡が取れるし、八木杉に話したら連絡先を交換してくれたわ。
「総司の連絡先も交換してあげてもいいのよ!」
「別にいいですよ。グループに入ってるしそこで話せばいいでしょ」
「なによ!私は今理沙と八木杉と八木杉が教えてくれた相澤の連絡先が入ってて、残りは総司だけなのよ!それに私の監視役でしょ?監視役なんだから私の連絡先知っておくべきじゃないの?」
「一応俺は溝沼さんの監視役ですけど、そういう上から目線で連絡先を交換してあげてもいいと言われるとどうしても交換したくなくなってくるんですよね。俺の携帯に薄汚れた連絡先を入れたくないなって」
「ちょっとぉ!!それどういうことよ!」
「相変わらず仲良いなぁ2人は」
八木杉がニコニコしながら私達に声をかけてきた。
「仲良くないわよ!」
「八木杉さん、勘弁してくださいよ」
「次の休みに皆で海に行かない?」
「海ぃ?」
海って何よ。
「うん!8月には2日も休みがあるからさ、1日は皆で海なんかどうかなって」
「松下さんも行くよね?」
「八木杉さんと総司さんが裸体で海...!最高...行く!行きます!」
「よし決まり!じゃあ日程とかグループで話し合おう。相澤君も声かけておくね」
「いや、私達に確認とかしないの!?」
総司は諦めたような顔をしていた。
「あ、ごめん。何か用事とかあるの?」
「ないけど」
「ね?」
ブラック企業は、休みも当然入ったり変更したり無くなったりするから安易に休みに予定を入れたりとかは難しいのよ。
「灰子ちゃん、携帯持っていなかったぽかったからあえて触れなかったけど、携帯そのものも知らないの?」
理沙は目を丸くしていた。
「この人ど田舎から来た機械音痴なので」
総司が間に入ってよくわからない事を言ったけれど、もしかしてバカにされてる?
「そうだったんだ、ごめんね」
黒くて薄い板を持った八木杉は、申し訳なさそうに私をみた。
「なによどういうことよ」
「そういえば、相澤さんが溝沼さんの連絡先を聞きたがってたんですよね。でも、携帯持ってないですよあの人って言ったら、「マジですか...」って驚愕してましたね」
「なに?携帯を持っていないとまずい事でもある訳?」
「いやなにもまずい事はないですけど」
「そーいう総司はなによ!持ってないでしょ!?」
総司は、キョトンとしてポケットから八木杉と同じ黒い板を取り出した。
「な、なんで持ってんのよ!」
「前に八木杉さんと一緒に買い物に行った時に買ったんですよ」
理沙は、それを聞いてうふふと嬉しそうに笑っていた。
「次の休みに買いに行かない?灰子ちゃん」
「別にいいけど、高いんじゃないの?」
「大丈夫ですよ、俺も買えたんですから」
総司に言われて、次の休みに私は理沙と一緒に携帯を購入した。
使い方は理沙に教えてもらって使えるようになった。
「みてよ総司!ケータイよ!」
「そんな家紋みたいに見せびらかされても...恥ずかしいですよ」
理沙とラインというもので連絡が取れるし、八木杉に話したら連絡先を交換してくれたわ。
「総司の連絡先も交換してあげてもいいのよ!」
「別にいいですよ。グループに入ってるしそこで話せばいいでしょ」
「なによ!私は今理沙と八木杉と八木杉が教えてくれた相澤の連絡先が入ってて、残りは総司だけなのよ!それに私の監視役でしょ?監視役なんだから私の連絡先知っておくべきじゃないの?」
「一応俺は溝沼さんの監視役ですけど、そういう上から目線で連絡先を交換してあげてもいいと言われるとどうしても交換したくなくなってくるんですよね。俺の携帯に薄汚れた連絡先を入れたくないなって」
「ちょっとぉ!!それどういうことよ!」
「相変わらず仲良いなぁ2人は」
八木杉がニコニコしながら私達に声をかけてきた。
「仲良くないわよ!」
「八木杉さん、勘弁してくださいよ」
「次の休みに皆で海に行かない?」
「海ぃ?」
海って何よ。
「うん!8月には2日も休みがあるからさ、1日は皆で海なんかどうかなって」
「松下さんも行くよね?」
「八木杉さんと総司さんが裸体で海...!最高...行く!行きます!」
「よし決まり!じゃあ日程とかグループで話し合おう。相澤君も声かけておくね」
「いや、私達に確認とかしないの!?」
総司は諦めたような顔をしていた。
「あ、ごめん。何か用事とかあるの?」
「ないけど」
「ね?」
ブラック企業は、休みも当然入ったり変更したり無くなったりするから安易に休みに予定を入れたりとかは難しいのよ。
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