蒼い恋

紫陽花

時は止まる……永遠に

僕たちはなぜ
出逢ってしまったの?

あの時少しだけ
廊下に出るのが遅ければ
僕ば君を知らずにすんだよね
そしたらふたりは
こんなに泣かなくても良かったね

君の頰に触れて
唇を重ねると

この悲しみは
魔法のように消えていく

君の腕の中で微睡み
君のすべてで愛される喜び

離れたくないと僕が泣く
離したくないと君が泣く

誰が決めるの?
誰が認めるの?

僕たちの愛の深さを

お互いの高まりは
お互いの熱量は
お互いの中に吐き出される

君は僕を抱き締め

僕は君を抱き締め

やがて

ひとつの塊になる

至福の時は止まる

永遠に




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