蒼い恋
今も……
「駅に行くんですよね
良かったら傘……一緒に……」
後から声をかけてきた君
突然の出来事だった
何故君?
上擦る声が震える
「あっ…あ ありが…とう
駅まで…」
「離れていると傘の意味ないから
もっと寄って下さい」
肩が触れる
言葉をくれるたび
君の息が俺の唇を震わす
「あの…何故駅までって……」
消え入りそうな俺の声
同じ時間
同じ車両
君は音楽を聞いてる
君は本を読んでいる
見ない振りしても
胸が高鳴るんだ
ああ~今日も逢えた
ああ~今日も逢えた
「いつも逢ってるんですよ」
「えっ!」
「僕は毎日楽しみに為ているんです
でも……君は寝てばかりだから」
耳まで赤くなるのが判る
思わず下を向いてしまった
「これで明日から声かけられる
嬉しいです!」
その無邪気な笑顔をみせないで
「ほん…本当は知ってた
見ていた……君の事」
「嘘っ どうしよう…… 嬉しいです」
「あ……あのずっと好き」
唇は重なっていた
夢なの?
夢じゃないの?
あれから十年
無邪気な笑顔
優しい吐息
君は今も俺に唇を重ねてくれる
夢は未だ醒めないんだね
今も俺たちは夢の中
良かったら傘……一緒に……」
後から声をかけてきた君
突然の出来事だった
何故君?
上擦る声が震える
「あっ…あ ありが…とう
駅まで…」
「離れていると傘の意味ないから
もっと寄って下さい」
肩が触れる
言葉をくれるたび
君の息が俺の唇を震わす
「あの…何故駅までって……」
消え入りそうな俺の声
同じ時間
同じ車両
君は音楽を聞いてる
君は本を読んでいる
見ない振りしても
胸が高鳴るんだ
ああ~今日も逢えた
ああ~今日も逢えた
「いつも逢ってるんですよ」
「えっ!」
「僕は毎日楽しみに為ているんです
でも……君は寝てばかりだから」
耳まで赤くなるのが判る
思わず下を向いてしまった
「これで明日から声かけられる
嬉しいです!」
その無邪気な笑顔をみせないで
「ほん…本当は知ってた
見ていた……君の事」
「嘘っ どうしよう…… 嬉しいです」
「あ……あのずっと好き」
唇は重なっていた
夢なの?
夢じゃないの?
あれから十年
無邪気な笑顔
優しい吐息
君は今も俺に唇を重ねてくれる
夢は未だ醒めないんだね
今も俺たちは夢の中
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