【異能な転生者】主人公が成長していく物語

ノベルバユーザー588811

第20話 13歳の出来事

今は俺が泊まっている宿に3人とも宿泊することができたので、俺の部屋に集まっているけど、俺の話を聞きたいと言うことなんだ。

俺は、ハァーとため息をついて、イザベラの顔を見て、そしてコリンの顔を見て、最後にソフィアの顔を見た。

3人ともが、俺のことを聞きたいみたいで、興味津々だ。

どう、答えようか、迷ったけど、真実を告げられるはずもなく、俺は適当に話すことにしたけど、そっち方が難しいんだよ。

体験したことの方が簡単だよ。

「オーリス王国のはずれにある村で生まれたんだけど、13歳の時に初めて村に魔物が4体、襲ってきたんだ」

この話をし出したら、誰かが、唾を飲み込む音が聞こえた。

みんな黙って話を聞いている。

「俺には幼なじみの女の子がいるんだけど、その子と、大きな木に登って遠くを見ていたんだけど、森から黒いものが出てきたんだ。
黒いものが近づいてきて、初めはなんだかわからずに見ていたんだ。
そうしたら、それが見たこともない魔物だったんだ。」

俺はテーブルに置いてある水を飲む。

「魔物が村に入ろうとする前に、俺たちは木から降りて、村長に知らせに行ったんだ。

でも、村長は俺たちが言うことを信用してくれず、魔物がすぐ、そこまで近づいて、村長が見えるまで魔物が近づいたんだ。
俺たちは逃げたけど、村長と家族は家から出てきたところを殺されてしまったよ。」

全員の目が真剣だ、それから先を早く話せって感じ‥‥‥

「俺たち二人は村の中に逃げるより、外に逃げたんだ。そこで魔物の1匹に襲われて、二人とも棍棒で殴られたけど、軽傷で済んだんだ。
魔物は俺たちを棍棒で殴る時に、足を滑らせて川に落ちて流させてしまったよ。

あと、残った魔物は、村人全員でやっつけたんだけど、おさな馴染みの子の親が二人とも殺されてしまったんだ。
両親がいなくなったから、俺の両親が、その子を引き取り、、一緒に生活しているんだけど、生活が苦しいから、冒険者になりたいって村を出てきたんだ」

と説明した。

「それから毎日、剣の稽古や魔法の練習していたら使えるようになったんだ。

イザベラは話の後半から、胡散臭そうな顔をしていたからヒヤヒヤした。

でも、それ以上の追求はなかった。

はぁ、よかった〜

コリンは、うんうんと聞いていて少し涙ぐんでいた。

ソフィアは、半信半疑と言う感じではあるが、実際に自分が経験したこともあり、どれだけ努力をしたんだろうと言う感じになっていた。

3人とも何とか納得と言うレベルではないかもわからないけど、それ以上、聞かれることもなかったので、この話は終われるのかなと思った。

しかしさらに、蒸し返すやつがいた。

イザベラだ。
「なんか納得がいかないのよね〜。」

しかしイザベラも、それ以上、聞く事なく、水を飲んでいる。

でも先ほど村の話をしたので、アリシアのことを思い出した。

アリシア、どうしているかなぁ

3人は、この安宿に泊まるんだけど、3人部屋にしたみたい。お金が安くなるから。

3人は部屋に帰って行った。

この宿にはお風呂はない。水で体を拭くことしかできない。

体を拭いたらベットに入って寝よう


翌朝、気持ちよく目が覚めた俺は、朝食ができる時間になったので階下に降りていった。

そこには、もうテーブルに3人が座っていた。

朝食のメニューは決まっているので、俺が座ると全員分の食事が出てきた。

「食事が終わったら冒険者ギルドに行くわよ」とソフィアが言った。

全員がうなずいた。

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