巨乳バニーガールと最強空手ギャルが弱虫オタクと同棲中~検証ダンジョン必勝ガイド

ノベルバユーザー587413

エピローグ~ハーレムメンバー増員中!?

女の子はたくましい(完)

「爺ちゃんいーじゃん! あーしらもダンジョン入りたいんだ」

 かなり目立つ絶叫を永依が発した。だがしかし見れば分かる。
演技に違いない。甘い祖父である閣下だから騙そうとしている。

 誰か悪い訳じゃない。世界の情勢と状況から動けないんだよ。
ばれなければすべて犯罪じゃない。そんな悪人の屁理屈もある。

 表向きに閣下が認めた。そう判断できる状況なら問題ないね。
「閣下。きっとお約束ですよ『これで状況は完全に整った!』」

 笑いながら伝えてみるが正面に腰掛ける閣下も瞬いただけだ。
それも仕方ない。世界中の国がそれぞれ勝手に判断したんだ……


 また話はすこし戻る……日本の戸籍が存在しないアイさんだ。
入国の時期が気になったから尋ねた。応じる答えが秀逸なんだ。

「世間で有名な黒船に乗ってきた。密航だから記録にはないよ」

 黒船の来航は嘉永六年と史実に残される。百七十年前の話だ。
合衆国の海軍で東インド艦隊の蒸気船が日本に来航した事件だ。

 江戸幕府が独自で浦賀にペリー上陸を認めた。翌年に日米和親
条約を締結した。結果として明治維新の大政奉還から幕末終了。

 生き証人……かなりイメージがちがう黒装の魔法使い美女だ。

 そのまま閣下に相談で大統領に状況の説明だ。ロシア人として
国籍を取得してから大阪駐在の外交官として正規に滞在となる。


 ほとんど自動的に強制されて預けられたのがアイさんだった。

 なぜか瞬きの間に美女二人と魂が共鳴したらしい。その当日に
コーキさん滞在で設備が整う六階に三人の同居も決定していた。

 その翌日になる現時点。前でゴネまくっている永依だけど……
合衆国大統領による正式発表が原因だ。海兵隊特殊部隊の投入。

 あっさりNY州セントラルパークダンジョンを階層攻略した。

 ココがダンジョンの一番乗りだ。攻略した事実は変わらない。
第二の攻略を予定した永依はダンジョンに入れない状況だった。

 合衆国に追い抜かれブチ切れながらゴネまくる謎の状況だよ。


 隣接ダンジョンで日々苦心しているレンジャーの部隊長さん。
攻略する糸口も掴めないままらしい。戦々恐々している現状だ。

 ダンジョンを確実に攻略できる情報入手していない。それでも
魔法使いと呼んでおかしくないアイさんが仲間に加わったんだ。

 ここで閣下を口先三寸いい包めるだけでもダンジョン突入だ。
後押しするつもりで状況整理しながら意識してアドバイスする。

 ここはオレに任せて先に行けじゃない……状況も分からないが
閣下に猛プッシュ。だがしかし硬直する閣下に背後から追撃だ。


「わたしからよろしいでしょうか閣下。こちらのアイさんですが
……遥かな昔です。ダンジョンが存在していた世界のご出身で」

 おもむろに話し始めたよ。もちろん警察官僚である美里さん。

「魔法使い同様の異能を使えるとも聴いています。ここで我々に
チャンスを頂けると世界に先んじること可能と確約しましょう」

 さすが高学歴で知能指数も高い美里さん。巧みな誘導だよね。

「……可能なら箔つけの意味だ。自衛隊を優先させたいんだよ」
 苦笑しながら閣下だ。反論の余地もなさそうで押されている。

「ココちゃんは一人っきりでも倒したよ。あーしら負けないさ」
 素早さと力強さだ。圧倒的に上回るココが味方の永依だった。


「そろそろ閣下もあきらめましょう。我々の圧倒的な勝利です」
 厳かな言葉が響くのと同時だ。着席したまま閣下が項垂れる。

「そこまで自信満々か。いわれちゃぁしゃあねぇな。先いけや」

 最初の階層攻略者であるココ。その主で全中女子最強の永依。
名ばかりの参謀役に補佐の美里さん。フォロー役は鈴音さんだ。

 最後に加わったのがヴァンパイアであり魔法使いのアイさん。
「オレたちの闘いもこれからなんだ」……意味のない戯言だね。



あとがき(みたいな駄文)

カクヨムコンテストは残念ながら予選を通過できませんでした。
10万字を書き終えることが目標なんとかギリで文字数はOK。

完結にして続編を開始しています。番外編二作品も同時進行中。
今後はこちらの完結を目標にして見直しながら日々頑張ります。

 ノベルアップ+ ノベルバ

こちらのサイトも登録しました。「本編のみ」移植しています。
拙い駄文でよろしければ今後ともお付きあいお願いいたします。

               内村うっちー@カクヨム住人

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