巨乳バニーガールと最強空手ギャルが弱虫オタクと同棲中~検証ダンジョン必勝ガイド
第二章 社会と現実はさほど甘くない。
バニーちゃんと一緒(11)
「ケーちゃん! 面接よろしくっ。ココちゃん自然体でねっ!」
正しい制服姿も珍しい。漆黒のウイッグを被る永依が新鮮だ。
なぜか準備が遅れたらしくバタバタしているフィッシュオン。
バイキングの数々とフレッシュジュースまで満喫できた永依だ。
早めの登校だけど徒歩10分もかからない。かなり近距離だ。
正面は永依の制服をまとうココ。いつもより目のやり場に悩む。
神のいたずらか偶然からなぜかココはダンジョンで進化した。
仕方がないとはいえ並外れた胸部から視線を外すことも難しい。
身体は小柄痩身のモデル体型。しかも破格な胸部と頭上の耳。
「ダンジョンからこっちで困ってない?」正面から真顔の問い。
すこし悩んでから右の差し指を上唇にあてながらココが応じる。
「ダンジョンで思考は得たよ。ただ心臓を喰らっただけなんだ」
「なにもしらない。なんにもない俺のためにエーは親身だった。
最低必要なことから順番に教えてくれたんだ。この社会で大切な
金銭と環境面はケーが整えたんだよな。それは感謝してるから」
こちらに頭を下げてから言葉を短く区切りながら語るココだ。
「いや。こっちも成り行きなんだ。おかしな部屋の中心でココを
見つけたんだ。永依と周囲の思惑や状況。ただ流されただけさ」
右脚が義足で移動は制限される。基本的に引きこもり生活だ。
面倒くさい意識が優先された。大学は通信制で卒業資格を得て
『実務経験を伴わない』国家資格。片っ端から受験しただけだ。
走れなくなって熱中できることもすくないんだ。ネットの裏で
知識と人脈なんか駆使した。無難に生き延びるだけの状況だよ。
世捨て人と姉は呼んだ。正しい見解で周囲の変化にお任せだ。
自分からなにか求めることがなく淡々と生き延びるだけの日々。
すべてきっかけは姪っ子である永依を預かったことだろうか。
なぜか年越しを経て巻きこまれた状況に驚いたのは自分自身。
十年以上停止した時間が三倍速で動き始めた理由も驚きだった。
永依が通う学校。市営地下鉄で黒字筆頭のターミナル本町駅。
直通階段使用で傘をさす必要もない直上。最大宗教の聖地だ。
仏教で最大派閥の西本願寺。別院とされる場所で北御堂境内だ。
創立から130年になる。伝統ある仏教系の女子校でも特殊な
音楽科は有名だ。著名な音楽家やスターを輩出したお嬢さま校。
ココと横並びで正門潜った時刻は正午をすこし経過していた。
「おまちしておりました」丁寧な所作でお辞儀した高齢の女性。
案内されて直行した場所が最奥の位置だ。学園の理事長室だよ。
「えぇっ? いきなりですが問題ありませんかね」驚いた発言も
無理ないだろう。東山と名乗る案内が理事長で着席を促された。
「はい。事前に英田副総裁から直接お言葉を頂戴しております。
長男である英雄氏がロシアのチェルノブイリ原発事故後の視察で
設けられたお子様。訪日間もないからよろしくお願いしたいと」
至極まじめな顔の理事長さん。絶妙な内容を淡々と語られた。
お願いした張本人である保護者としても居たたまれない内容だ。
「英田永依がご迷惑をかける状況。ココの面倒まですみません」
綺麗に腰を折り曲げて謝罪するこちらに対して艶やかに笑う。
「とんでもございません。永依さんは無遅刻無欠席。授業態度も
まじめだと担当教員に伺います。実力が伴わないのは仕方なく」
「ほんとうの両親が見放すほど馬鹿なので申し訳ございません」
真剣に謝罪する様子に驚きながらココも自分なりに発言する。
「本当に日本語が不慣れで申し訳ありません。宇佐美ココです」
「あら。丁寧なご挨拶ね。日本語にも特に問題はございません」
「えぇっ? 無試験で入学可能ならこちらもありがたいですが」
艶やかに微笑む理事長の対応だった。本当かよと首を傾げる。
「えぇ。従姉妹に当たる永依さんは同じ学年です。同じクラスで
フォローさせます。校内での生活についても問題ないでしょう」
「きめ細やかな配慮本当にありがとうございます」頭を下げた。
同時に理事長自らがココを教室まで案内してくれるらしいんだ。
こちらも安心して次に移れるよね。微笑んで二人を見送った。
英雄さんがいるのは地下鉄九条駅。中央線なら西側に二駅だ。
この学園は本町に直結している。中央線に乗換えを考慮すると
徒歩で移動するより車だ。速いし安全だよねと脳内で計算する。
現在関係者以外は通行止め。ゼネコンJV工事中のなにわ筋。
狭間が北向き一方通行三車線だ。ほぼ渋滞している四ツ橋筋。
比較するなら御堂筋は南北に大阪を縦断するメインストリート。
大阪の動脈である御堂筋と交差する中央大通り。高架の道路が
東は生駒に至り西が大阪港。数年後に開催大阪万博メイン会場。
そう噂される夢洲だ。延伸予定でも未来は誰にもわからない。
「ココの件も片づいた」微笑みながらタクシー乗り場に進んだ。
「ケーちゃん! 面接よろしくっ。ココちゃん自然体でねっ!」
正しい制服姿も珍しい。漆黒のウイッグを被る永依が新鮮だ。
なぜか準備が遅れたらしくバタバタしているフィッシュオン。
バイキングの数々とフレッシュジュースまで満喫できた永依だ。
早めの登校だけど徒歩10分もかからない。かなり近距離だ。
正面は永依の制服をまとうココ。いつもより目のやり場に悩む。
神のいたずらか偶然からなぜかココはダンジョンで進化した。
仕方がないとはいえ並外れた胸部から視線を外すことも難しい。
身体は小柄痩身のモデル体型。しかも破格な胸部と頭上の耳。
「ダンジョンからこっちで困ってない?」正面から真顔の問い。
すこし悩んでから右の差し指を上唇にあてながらココが応じる。
「ダンジョンで思考は得たよ。ただ心臓を喰らっただけなんだ」
「なにもしらない。なんにもない俺のためにエーは親身だった。
最低必要なことから順番に教えてくれたんだ。この社会で大切な
金銭と環境面はケーが整えたんだよな。それは感謝してるから」
こちらに頭を下げてから言葉を短く区切りながら語るココだ。
「いや。こっちも成り行きなんだ。おかしな部屋の中心でココを
見つけたんだ。永依と周囲の思惑や状況。ただ流されただけさ」
右脚が義足で移動は制限される。基本的に引きこもり生活だ。
面倒くさい意識が優先された。大学は通信制で卒業資格を得て
『実務経験を伴わない』国家資格。片っ端から受験しただけだ。
走れなくなって熱中できることもすくないんだ。ネットの裏で
知識と人脈なんか駆使した。無難に生き延びるだけの状況だよ。
世捨て人と姉は呼んだ。正しい見解で周囲の変化にお任せだ。
自分からなにか求めることがなく淡々と生き延びるだけの日々。
すべてきっかけは姪っ子である永依を預かったことだろうか。
なぜか年越しを経て巻きこまれた状況に驚いたのは自分自身。
十年以上停止した時間が三倍速で動き始めた理由も驚きだった。
永依が通う学校。市営地下鉄で黒字筆頭のターミナル本町駅。
直通階段使用で傘をさす必要もない直上。最大宗教の聖地だ。
仏教で最大派閥の西本願寺。別院とされる場所で北御堂境内だ。
創立から130年になる。伝統ある仏教系の女子校でも特殊な
音楽科は有名だ。著名な音楽家やスターを輩出したお嬢さま校。
ココと横並びで正門潜った時刻は正午をすこし経過していた。
「おまちしておりました」丁寧な所作でお辞儀した高齢の女性。
案内されて直行した場所が最奥の位置だ。学園の理事長室だよ。
「えぇっ? いきなりですが問題ありませんかね」驚いた発言も
無理ないだろう。東山と名乗る案内が理事長で着席を促された。
「はい。事前に英田副総裁から直接お言葉を頂戴しております。
長男である英雄氏がロシアのチェルノブイリ原発事故後の視察で
設けられたお子様。訪日間もないからよろしくお願いしたいと」
至極まじめな顔の理事長さん。絶妙な内容を淡々と語られた。
お願いした張本人である保護者としても居たたまれない内容だ。
「英田永依がご迷惑をかける状況。ココの面倒まですみません」
綺麗に腰を折り曲げて謝罪するこちらに対して艶やかに笑う。
「とんでもございません。永依さんは無遅刻無欠席。授業態度も
まじめだと担当教員に伺います。実力が伴わないのは仕方なく」
「ほんとうの両親が見放すほど馬鹿なので申し訳ございません」
真剣に謝罪する様子に驚きながらココも自分なりに発言する。
「本当に日本語が不慣れで申し訳ありません。宇佐美ココです」
「あら。丁寧なご挨拶ね。日本語にも特に問題はございません」
「えぇっ? 無試験で入学可能ならこちらもありがたいですが」
艶やかに微笑む理事長の対応だった。本当かよと首を傾げる。
「えぇ。従姉妹に当たる永依さんは同じ学年です。同じクラスで
フォローさせます。校内での生活についても問題ないでしょう」
「きめ細やかな配慮本当にありがとうございます」頭を下げた。
同時に理事長自らがココを教室まで案内してくれるらしいんだ。
こちらも安心して次に移れるよね。微笑んで二人を見送った。
英雄さんがいるのは地下鉄九条駅。中央線なら西側に二駅だ。
この学園は本町に直結している。中央線に乗換えを考慮すると
徒歩で移動するより車だ。速いし安全だよねと脳内で計算する。
現在関係者以外は通行止め。ゼネコンJV工事中のなにわ筋。
狭間が北向き一方通行三車線だ。ほぼ渋滞している四ツ橋筋。
比較するなら御堂筋は南北に大阪を縦断するメインストリート。
大阪の動脈である御堂筋と交差する中央大通り。高架の道路が
東は生駒に至り西が大阪港。数年後に開催大阪万博メイン会場。
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