巨乳バニーガールと最強空手ギャルが弱虫オタクと同棲中~検証ダンジョン必勝ガイド
第一章 始まりが雨でなく運命?
始まりの迷宮で邂逅(17)
「ケージ君さ。一度も女性とお付きあいしたことないんだって?
さっき食べながら永依ちゃんにチラッと噂だけ聴いたんだけど」
ゴージャスな白衣美女がこちらを気にする様子にビックリだ。
「えぇっ? また永依のバカちん。余計なお世話だっつーのに。
えとですね彼氏彼女の事情はアンノさん……つーのか少女漫画が
原作ですね。昔からなんか長期に男女関係が継続しないんです」
「告白してお付きあいの流れも高校を辞めてきっかけなくした。
通信制で大卒認定の現状は恋愛も難しい。出逢いもありません」
マジな半生録を苦笑しながら伝える情けなさ。不思議なことに
感銘したらしい白衣の美女が潤んだ眼差し。自己紹介の開始だ。
「アタシは防衛医大卒の看護師で三尉。御手洗鈴音二十五歳よ。
現時点での所属は微妙だけど合同庁舎だからデートしましょう」
明るいリップクリームを塗る弓なりの唇。細い指で誘われた。
「それにケージ君さぁ。幻の高校記録が9秒台だっけ? 50m
走り終えてから奥歯を噛んで加速装置。9秒台でちゃったって」
「それネタで……多分ネーちゃん。永依に色々バラしたんだな」
「実際単なる計測ミス。非公認どころか協会もガン無視ですよ。
結局そのまま病気で走れなくなったから永遠に未計測ですよね」
黒歴史まで暴露された。苦笑いしつつ事実を披露するだけだ。
「ふーん。カッコいい逸話だよね。あっちのジョーくんみたいで
真っ白に燃え尽きたりサイボーグ戦士に改造されなくて正解よ」
右目でウインクを飛ばしてネタ振り。あざとい姿の鈴音さん。
「鈴音さんって昔のネタばっか。ホント良くしってますよねー」
「アタシだけじゃないわよ? そっちの警察官僚さんもオタク度
メッチャ高いわ」なぜかキラリと瞳が輝いて美里に丸投げした。
「そういや自分で葛城ミサトさんのネタ。振ってましたっけ?」
思い返すと相手から率先してアニメ話題になった理由も謎だ。
「まっまぁ薄い本やBL。すこしだけ学生時代に嗜んだ程度よ」
また頬を染めながら暴露する。黒歴史なのに素直な美里さん。
「それメチャクチャな限界オタクっすよ。マジっすかすんげぇ」
「さすがに自分で描いたりサークル活動は経験ない。年末お盆も
数回訪れただけよ。その程度のゆるいオタクね」こちらの驚きに
掌を左右に振りながら苦笑する美里。相応に重度オタクだろう。
「ふーん。アタシは百合BLもOK。サークル活動は経験あり。
お付きあい前提ならお試しのホテルぐらい。いっちゃうかもね」
「ケージ君イケてるし」肩にしなだれかかる動きの鈴音さんだ。
対抗して左肩に手をなでるようにおいて頬を寄せる美里さん。
「そんなのダメよ。わたしの方が先に佳二くんと仲良くなった」
苦笑しながら両方の腕にしがみついた酔っ払い美女を眺める。
ちょっと待って。いやいやいやマジに信じられない状況じゃん。
過去にモテた試しがない。ハーレム状態になる理由もないし。
男なら人生何度かモテ期がくる。確かに定番の漫画ネタだけど。
姪っ子の永依が奇妙な戯言を叫んだ。閣下も悪ノリして適当な
流れで相槌された。初対面の自衛隊看護師と警察官僚ハーレム?
『もしやこのまま死んだり異世界転生できたりしないのかな?』
あれはトラックに引かれてから。なぜか神様からチート能力を
授けられて異世界転生してモテモテ状態。お約束の展開だろう。
「うぃーっしゅ。これでココちゃんの完全勝利決定! あーしの
敵討ちありがと」入口傍のテーブルで腕相撲に興じる若者たち。
なぜか永依よりも年長者の集い。まとめ役をやりながら叫ぶ。
ココの身体能力は迷宮を創造した誰かが授けた異能の上昇だ。
普通の人間がかなうはずもない。自衛官たちを一蹴したんだよ。
「あぁケーちゃんひでぇ。あーしとココちゃんガン無視じゃん。
男好きエロ看護婦と頭でっかちの警官に鼻のばしちゃダメしょ」
傍に永依が駆けよると隣の美女から無理やりに引き離された。
「あーらら。若さしか取り柄のないギャル。色気と頭脳を鍛える
大人のオンナには勝てるはずもないじゃん。アーッハッハッハ」
「すげぇ。モノホンの悪い魔女じゃん」永依の顔がこわばった。
修羅場なのか女同士の戦いか。漫才みたいな状況なんだけど。
あきらめて視線を宙に漂わせるだけだ。なにもできない哀しさ。
「ケージ君さ。一度も女性とお付きあいしたことないんだって?
さっき食べながら永依ちゃんにチラッと噂だけ聴いたんだけど」
ゴージャスな白衣美女がこちらを気にする様子にビックリだ。
「えぇっ? また永依のバカちん。余計なお世話だっつーのに。
えとですね彼氏彼女の事情はアンノさん……つーのか少女漫画が
原作ですね。昔からなんか長期に男女関係が継続しないんです」
「告白してお付きあいの流れも高校を辞めてきっかけなくした。
通信制で大卒認定の現状は恋愛も難しい。出逢いもありません」
マジな半生録を苦笑しながら伝える情けなさ。不思議なことに
感銘したらしい白衣の美女が潤んだ眼差し。自己紹介の開始だ。
「アタシは防衛医大卒の看護師で三尉。御手洗鈴音二十五歳よ。
現時点での所属は微妙だけど合同庁舎だからデートしましょう」
明るいリップクリームを塗る弓なりの唇。細い指で誘われた。
「それにケージ君さぁ。幻の高校記録が9秒台だっけ? 50m
走り終えてから奥歯を噛んで加速装置。9秒台でちゃったって」
「それネタで……多分ネーちゃん。永依に色々バラしたんだな」
「実際単なる計測ミス。非公認どころか協会もガン無視ですよ。
結局そのまま病気で走れなくなったから永遠に未計測ですよね」
黒歴史まで暴露された。苦笑いしつつ事実を披露するだけだ。
「ふーん。カッコいい逸話だよね。あっちのジョーくんみたいで
真っ白に燃え尽きたりサイボーグ戦士に改造されなくて正解よ」
右目でウインクを飛ばしてネタ振り。あざとい姿の鈴音さん。
「鈴音さんって昔のネタばっか。ホント良くしってますよねー」
「アタシだけじゃないわよ? そっちの警察官僚さんもオタク度
メッチャ高いわ」なぜかキラリと瞳が輝いて美里に丸投げした。
「そういや自分で葛城ミサトさんのネタ。振ってましたっけ?」
思い返すと相手から率先してアニメ話題になった理由も謎だ。
「まっまぁ薄い本やBL。すこしだけ学生時代に嗜んだ程度よ」
また頬を染めながら暴露する。黒歴史なのに素直な美里さん。
「それメチャクチャな限界オタクっすよ。マジっすかすんげぇ」
「さすがに自分で描いたりサークル活動は経験ない。年末お盆も
数回訪れただけよ。その程度のゆるいオタクね」こちらの驚きに
掌を左右に振りながら苦笑する美里。相応に重度オタクだろう。
「ふーん。アタシは百合BLもOK。サークル活動は経験あり。
お付きあい前提ならお試しのホテルぐらい。いっちゃうかもね」
「ケージ君イケてるし」肩にしなだれかかる動きの鈴音さんだ。
対抗して左肩に手をなでるようにおいて頬を寄せる美里さん。
「そんなのダメよ。わたしの方が先に佳二くんと仲良くなった」
苦笑しながら両方の腕にしがみついた酔っ払い美女を眺める。
ちょっと待って。いやいやいやマジに信じられない状況じゃん。
過去にモテた試しがない。ハーレム状態になる理由もないし。
男なら人生何度かモテ期がくる。確かに定番の漫画ネタだけど。
姪っ子の永依が奇妙な戯言を叫んだ。閣下も悪ノリして適当な
流れで相槌された。初対面の自衛隊看護師と警察官僚ハーレム?
『もしやこのまま死んだり異世界転生できたりしないのかな?』
あれはトラックに引かれてから。なぜか神様からチート能力を
授けられて異世界転生してモテモテ状態。お約束の展開だろう。
「うぃーっしゅ。これでココちゃんの完全勝利決定! あーしの
敵討ちありがと」入口傍のテーブルで腕相撲に興じる若者たち。
なぜか永依よりも年長者の集い。まとめ役をやりながら叫ぶ。
ココの身体能力は迷宮を創造した誰かが授けた異能の上昇だ。
普通の人間がかなうはずもない。自衛官たちを一蹴したんだよ。
「あぁケーちゃんひでぇ。あーしとココちゃんガン無視じゃん。
男好きエロ看護婦と頭でっかちの警官に鼻のばしちゃダメしょ」
傍に永依が駆けよると隣の美女から無理やりに引き離された。
「あーらら。若さしか取り柄のないギャル。色気と頭脳を鍛える
大人のオンナには勝てるはずもないじゃん。アーッハッハッハ」
「すげぇ。モノホンの悪い魔女じゃん」永依の顔がこわばった。
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