客観的恋愛曖昧論
二人の恋愛論2
二葉は隣に座っている匠を見る。
「先生、何だって?」
「離婚するって……」
「まぁそれが一番ベストな答えなのかもしれないね」
真梨子の離婚のことを聞いても、表情を一切変えない匠に対して二葉は安堵する。彼と関係があった人の離婚だし、全く気にならないわけではなかった。
匠さんの気持ちが少しでも動いたら……そう思うと少し不安もあった。しかしその不安を掻き消すように、匠の手がブラウスの裾から入り込み、もう片方の手で腰を引き寄せる。
距離がグッと近付き、匠の息遣いを肌に感じると、二葉はドキドキが止まらなくなる。
「あと……結婚前にちゃんと匠さんと話し合いなさいって忠告されちゃった……」
「ふーん……」
匠は二葉をじっと見つめると、そのままベッドに押し倒す。
「じゃあ……これからゆっくり話し合おうか……?」
「えっ……それって……」
匠はニヤッと笑うと、戸惑う二葉の服に手をかけた。
あっという間に服を脱がされ、肌の上を匠の指と唇が滑っていく。
匠さんは私の気持ちのいい場所を全部知っている……。だから私は息も出来ない……何も考えられなくなるの。
シャワーもまだなのに……二葉はそう思いながらも、匠に与えられる快感の波に酔いしれていた。
やがて匠が二葉の中へと入ってくると、二葉は大きく息を吐く。
繋がったまま、匠の指は二葉の弱い部分を攻めるのをやめようとしない。二葉は口から漏れる熱い吐息を止めることが出来なかった。
二葉の中でゆっくりとした動きを繰り返していた匠がふと止まり、二葉を上から見下ろす。
「……あのさ、二葉はどういう結婚式がいい?」
突然聞かれ、ぼんやりとする頭で考える。
「……そうねぇ……さっき匠さん、仏前式の話をしてくれたでしょ? それもいいなって思う……親しい人たちと、楽しい時間を過ごせたら最高ね……」
あぁ、そうか……きっと真梨子さんが言ったことを実践してくれているのね……。でもそれって今話すことなの? 思わず笑いが漏れる。
二葉はそっと手を伸ばし、匠の首に腕を回す。
「匠さんは子どもは欲しい?」
「そうだね……でもこればっかりは授かりものだしね」
「うん……」
「仕事は?」
「出来れば続けたい……でもこれもその時にならないとわからないし……」
すると匠が再び動き始める。キスをしながら、何度も舌を絡め合う。
「じゃあさ……こういう行為はどうしようか?」
匠の唇がゆっくり二葉の体の上を滑り、時折舌が強い刺激を与える。その度に二葉の腰が浮き、震えが止まらなくなる。
「そうだなぁ……平日は無理しないにしても、なるべくお互いの気持ちを優先していきたいな……」
「きっと仕事とか子育てとか、大変なことも増えると思うけど、協力して乗り越えていこう。俺、最低でも月二くらいでしたいから」
「あはは……了解です」
匠は二葉の頬に手を添え、優しく微笑みかける。
「二葉の中って、温かくてホッとする……」
そして二葉の体をぎゅっと抱きしめた。
あぁ私、匠さんと出会えて本当に幸せ……。
「……私も……匠さんの腕の中ってすごく安心する……」
これからもずっと、私をこうして抱きしめて欲しい。私もあなたを包み続けるから……。
夢のような時間を感じながら、二葉はそっと目を閉じた……。
「先生、何だって?」
「離婚するって……」
「まぁそれが一番ベストな答えなのかもしれないね」
真梨子の離婚のことを聞いても、表情を一切変えない匠に対して二葉は安堵する。彼と関係があった人の離婚だし、全く気にならないわけではなかった。
匠さんの気持ちが少しでも動いたら……そう思うと少し不安もあった。しかしその不安を掻き消すように、匠の手がブラウスの裾から入り込み、もう片方の手で腰を引き寄せる。
距離がグッと近付き、匠の息遣いを肌に感じると、二葉はドキドキが止まらなくなる。
「あと……結婚前にちゃんと匠さんと話し合いなさいって忠告されちゃった……」
「ふーん……」
匠は二葉をじっと見つめると、そのままベッドに押し倒す。
「じゃあ……これからゆっくり話し合おうか……?」
「えっ……それって……」
匠はニヤッと笑うと、戸惑う二葉の服に手をかけた。
あっという間に服を脱がされ、肌の上を匠の指と唇が滑っていく。
匠さんは私の気持ちのいい場所を全部知っている……。だから私は息も出来ない……何も考えられなくなるの。
シャワーもまだなのに……二葉はそう思いながらも、匠に与えられる快感の波に酔いしれていた。
やがて匠が二葉の中へと入ってくると、二葉は大きく息を吐く。
繋がったまま、匠の指は二葉の弱い部分を攻めるのをやめようとしない。二葉は口から漏れる熱い吐息を止めることが出来なかった。
二葉の中でゆっくりとした動きを繰り返していた匠がふと止まり、二葉を上から見下ろす。
「……あのさ、二葉はどういう結婚式がいい?」
突然聞かれ、ぼんやりとする頭で考える。
「……そうねぇ……さっき匠さん、仏前式の話をしてくれたでしょ? それもいいなって思う……親しい人たちと、楽しい時間を過ごせたら最高ね……」
あぁ、そうか……きっと真梨子さんが言ったことを実践してくれているのね……。でもそれって今話すことなの? 思わず笑いが漏れる。
二葉はそっと手を伸ばし、匠の首に腕を回す。
「匠さんは子どもは欲しい?」
「そうだね……でもこればっかりは授かりものだしね」
「うん……」
「仕事は?」
「出来れば続けたい……でもこれもその時にならないとわからないし……」
すると匠が再び動き始める。キスをしながら、何度も舌を絡め合う。
「じゃあさ……こういう行為はどうしようか?」
匠の唇がゆっくり二葉の体の上を滑り、時折舌が強い刺激を与える。その度に二葉の腰が浮き、震えが止まらなくなる。
「そうだなぁ……平日は無理しないにしても、なるべくお互いの気持ちを優先していきたいな……」
「きっと仕事とか子育てとか、大変なことも増えると思うけど、協力して乗り越えていこう。俺、最低でも月二くらいでしたいから」
「あはは……了解です」
匠は二葉の頬に手を添え、優しく微笑みかける。
「二葉の中って、温かくてホッとする……」
そして二葉の体をぎゅっと抱きしめた。
あぁ私、匠さんと出会えて本当に幸せ……。
「……私も……匠さんの腕の中ってすごく安心する……」
これからもずっと、私をこうして抱きしめて欲しい。私もあなたを包み続けるから……。
夢のような時間を感じながら、二葉はそっと目を閉じた……。
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