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あらすじ
「殺されるか監禁されるか、どちらが好みだ?」
修学旅行先の出雲大社で少年にそう囁かれた後、幽子(ゆうこ)の信じていた日常は終わりを告げた。
何かの冗談だと思い、あの言葉をすっかり忘れて登校した幽子を待ち受けていたのは転校生として現れたあの少年だった。武瑠(たける)と名乗った彼は幽子に契約書を渡す。そこには幽子と彼の両親が結んだ契約であること、そして幽子が15歳になったら彼の両親に幽子を預ける旨の文言が連なっていた。
武瑠の正体は影で帝に仕え、仇なす存在から帝を守る家の末弟だった。そのため帝に敵対する存在に近い幽子を監視するために転校してきたと告げられる。
死ぬのも監禁されるのも回避したい幽子は、武瑠から霊力抑制の訓練や霊力の扱い方について手ほどきを受けていく中で、武瑠の兄弟とも打ち解けていく。武瑠のお陰で一時は幽子が帝に仇なす怨霊を封印で抑え死を回避したかに思えたが、ある事件がきっかけで彼女はかつて幽界の王に任じられ、帝を脅かした怨霊に魅入られてしまい、何としても怨霊の復活を阻止する一派により出雲の地へと連れ去られてしまう。忘れ去られた神様と、トラウマを抱えた少女が相見えた時、物語は動き出す。
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