だらだらとした映画語り

因幡雄介@B級映画紹介

『ハッピー・デス・デイ 2U』 ホラーというより学園ドラマ【70点】

【あらすじ】



  タイムループによって自分が殺される誕生日を何度も繰り返すはめになった女子大生の姿を描いた新感覚ホラー「ハッピー・デス・デイ」の続編。

 誕生日の繰り返しから抜け出して翌日を迎えたツリーは、恋人のカーターと充実した生活を送ろうとしていた。しかし、今度はカーターのルームメイトのライアンがタイムループに巻き込まれ、謎の殺人鬼に狙われてしまう。

 やがて、すべての原因が、ある研究に関係していることに気づいた3人だったが、そこで再びツリーの身にもタイムループが起こり、またしても誕生日の朝に戻ってしまう。

 ところが、そこは元の世界と微妙に異なったパラレルワールドで……。

 主演ジェシカ・ロース、監督クリストファー・ランドン、製作ジェイソン・ブラムら、前作を手がけたキャスト&スタッフが再結集。



【因幡さんの映画語り】



 ホラーというよりSF、いや学園ドラマに近い。

 前作と比較するとコメディ多め。

 怖いというよりおもしろい。

 主人公は再びビ○チの女子大生だが、彼女でさえドン引きする展開が待っている。

 

 前作の終了時点から始まり、ライアンがカーターの部屋から追い出される。

 ライアンは研究仲間とシシーという装置を作っており、それがタイムループを引き起こしていた。

 ライアンが何者かに殺され、タイムループしたことを、カーターとツリーに伝える。

 犯人はループにはまり込んだライアン自身だった。

 シシーを起動させようとすると、学部長に邪魔され、ツリーは前作と同じく、カーターの部屋で目覚めるようになってしまう。

 その世界では、人物の性格が変化しており、何かが違っていた。

 ツリーは死んだ母親が生きていることを知り、この世界に居座ろうとするが・・・。

 

 前作では更生の物語だったが、今回は人生の見直し物語になっている。

 犯人は途中でわかってしまうが、さすがに視聴者にバレると踏んでか、別のギミックを用意していたことに好感。

 コメディ色が強くなっており、もはや恐怖が死んでいた。

 細かな伏線が明かされるが、別にどうでもいいことなので、学園ドラマ好きはぜひ観てほしい内容だ。

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