家族もチート!?な貴族に転生しました。

夢見

お勉強Part2

お勉強Part2


「それじゃあ、次は魔法について...あっ、一つ忘れてた。ステータスについて説明しておこうかな。」
そう言って、エミリアは紙にステータスを書き始めた。

「人族の5歳くらいならこのくらいね。」

name ○○○
sex. ○   race. 人族     age. 5
Lv.1

HP:200/200
MP:120/120

【スキル一覧】
・一般スキル
1つか2つLv.も1~3程度

・魔法スキル
一般スキル同様に

・固有スキル
ほとんど持っていない

【加護】
あっても1神Lv.も1~2
(信仰度合いによってレベル上昇あり)

【称号】
○○

「こんな感じなのですか?」
自分のステータスとの差にびっくりしてしまった。それを初めて見たので驚いていると勘違いしたエミリアはシオンに“自分のステータスを見てみる?”と提案した。

「いいのですか?ぜひ見たいです。」
素直なシオンに気を良くしたエミリアがステータスを見せてくれた。
そのステータスは、さすがSSランクの冒険者といえるものであった。


「ステータス表示」

【STATUS】


name エミリア・エヴァンズ
sex. 女   race. 人族     age. 26
Lv.108

HP:680,000/680,000
MP:1,750,000/1,750,000

【スキル一覧】
・一般スキル
魔力制御Lv.9
魔力支配Lv.8
魔力循環Lv.8
魔法耐性Lv.7


・魔法スキル
火魔法Lv.7
水魔法Lv.9
風魔法Lv.8
土魔法Lv.7
光魔法Lv.10
生活魔法

・固有スキル
魔法の才

【加護】
魔法神の加護Lv.4

【称号】公爵家第一夫人  賢者  見守る者  SSランク冒険者

「凄いですね。」
そう表現する以外思いつかなかった。SSランクの冒険者というのは知っていたため強いとは思っていたがさすがというべきだろう。

「多分お父様にも言えば教えてくれるだろうから、聞いてみたらいいよ。それじゃあ、魔法の勉強をしようか。」
エミリアは、シオンの驚いた表情に笑みをこぼし魔法について話し始めた。

長かったため大まかにまとめるとこういうことだ。
・イメージが大事。
・スキルを持っていないと使うことが出来ない。例外として生活魔法は魔力さえ持っていれば使える。
・主に基本属性と言われる属性火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、光魔法、闇魔法の6つの属性から成り立っているが例外として特殊魔法と呼ばれる魔法があって、例をあげるとするならエルフの植物魔法、ドワーフの錬金魔法(錬金術)など色々ある。
・国によっては、属性差別をされる。
・自分の使える魔法を教えることは手の内を晒すことにつながるため極力避ける。

以上がエミリアによる魔法に関することと注意点である。
「わかりました。ステータスがないとどの魔法が使えるかわからないからできませんね。」
本当は知っているが祝福の時にステータスがもらえるということで今わかっているとおかしいので今は出来ないということを残念に思う。

「属性魔法を使うのは無理だけど生活魔法を使うことは出来るはずよ。でもその前に魔力を感じるところからしないとね。」
エミリアの言う通り、シオンは魔力を感じることが出来ないため魔法を使うことが出来ない。シオンはショックでいっぱいだった。
「そんなに、ショックそうな顔をしなくても大丈夫よ。魔力を感じるなんて簡単だから。」
クスクスとわらうエミリアは歳相応のシオンの表情を楽しんでいた。それから、シオンはエミリアに魔力を感じる方法を教えてもらい一生懸命練習した結果、1時間後には魔力を感じることが出来た。
「さすがシオンね。簡単とはいったものの最低でも1週間はかかるはずなんだけど。私の子どもってことかな。」
今度は、エミリアが驚かされるのだった。



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