俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
3-14【異次元牢獄】
俺は周囲が不思議色に輝く四畳半の室内で、リボンを全裸にグルグルと巻いたハレンチ少女と向かい合いながら、真面目な表情で正座をしていた。
リボンの美少女も俺を真似て正座をしている。
正座をした俺たち二人が膝を向かえ合わせて居た。
俺はそのセクシーな裸体を見ないようにフードを深く被って視線を隠しているが、本当はマジマジと彼女の裸体を鑑賞したかったのだ。
何せ頭に珊瑚のような角が生えていても、お尻に蜥蜴の尻尾が生えていても、彼女は可愛らしい全裸にリボンを巻いただけの美少女な痴女だからである。
外見から察する年頃も俺とほとんど変わらないだろう。
とにかく顔はキュートで裸体はエロい。
しかしそれは糞女神の呪いが許さない。
本当に勿体無いことを、俺は今しているのだ。
リボンのハレンチ少女が、気を荒くしながら言う。
「何故に何故に何故に、私までもが、このような拷問スタイルな座りかたをしなくてはならないのだ?」
どうやら正座は彼女からして拷問的なスタイルらしい。
てか、確かに西洋的な常識ならば、床での正座は拷問かも知れないな。
リボンの彼女はキュートな顔を怒らせていたが、俺は訊かれた質問を丁寧に答えた。
「まずはお互いに冷静になろうと思ってな。これは遠方にある俺の祖国の座りかたで、正座と言うスタイルの座りかただ。書いて字のごとく、正しい座りかたなのだ。もしも、辛いなら足を崩して座ってもかわまないぞ」
「崩すだと!? それでそれで貴様は私に勝ったつもりになるんだな!」
「ならねーーよ! 何故にこれが勝負だと思うんだ!?」
こいつは闘争心が過剰じゃあねえか!?
「いいや、いいや、絶対になる! 心の奥ではドラゴン族の私に勝ったとせせら笑うんだ!」
「おまえ、ドラゴンのくせして被害妄想が激しいな!」
「いやいやいや、被害妄想ではない! ただ負けず嫌いなだけだ!」
「どっちでもいいから、いちいち突っ掛かってくんなよ!」
「断る、断る、断る!!」
「三回も断るなよ!」
「同じ同じ同じ言葉を連呼するのは私の口癖だ。気にするな!」
やっぱりこのドラゴン娘は面倒臭そうだわ。
「大体おまえは、遠方から来たと言ったが、どの辺の国から来たのだ!?」
「おそらく地図にも載ってない東の小国だろうさ……」
「なるほど、なるほど、なるほど。貧乏で貧相で貧しい小国から来たのだな」
「なんでお前は直ぐに人を下に見るかな!」
「人間とは人間とは、下等だからだ! 決まっているではないか!」
「まあ、いいさ。勝手に下に見ていろ……」
「言われなくても、そうしている!」
なんかマジでイライラする娘だな……。
相手をしていて疲れるぞ。
美少女じゃなかったらピンクの頭を殴りつけてやりたいぐらいだ。
「とりあえず、まずは冷静に考えよう。そのための正座だ……」
「何故に何故に何故に冷静になるのに、こんな座りかたをするのだ?」
「精神統一だよ」
「うむ、奴隷の境地になるのだな!」
「言っている意味が分からんわ……」
「私もだ!」
とにかく俺は、精神統一をしながら考えた。
今の状況を整理して考える。
俺は間違いなく、このドラゴンたちの兄妹喧嘩に捲き込まれただけだ。
そもそもこいつら兄妹に、俺を捲き込んだ意思はなかったのだろう。
こいつの兄貴も、こいつだけをこの空間に閉じ込めた気でいるはずだ。
たまたま兄妹喧嘩をしていたら、近くに小さな昆虫が居て、それをなんとなく踏んじゃった感じなのだろう。
こいつらのようなドラゴン様から見たら、俺のような人間なんて、その程度のちっぽけな存在なのさ。
そして、この空間は、おそらく何らかの魔法で作られた異空間だろうな。
壁に映し出される不思議な景色がそれを示している。
まあ、牢獄の一種だと思われる。
更に、話を聞いていた限り、こいつはこの牢獄に閉じ込められるのは二度目のようだ。
しかも、以前より部屋の結界がパワーアップしていて抜けられないと来たもんだ。
そこが問題である。
更に言うならば、このハレンチ娘も結界が破れないと悟って諦めてしまっていることだ。
俺は、完全に閉じ込められている。
とにかくここは、冷静に事態の解決を試みなくてはならないだろう。
じゃないと飢え死にしてしまう。
もう既に一日も飯を食っていないのだから。
この異次元牢獄はドラゴン用で、人間が閉じ込められる状況を考慮されていない。
この異次元牢獄内では、当たり前のように人間が長くもたないだろう。
こいつらドラゴンは一ヶ月から二ヶ月は飲まず食わずでも平気らしいのだ。
おそらくドラゴンの寿命からして、一ヶ月二ヶ月なんて人間の基準で見てみれば僅かな時間なのだろうさ。
この異次元牢獄は、そのぐらいの時間が経っても構わないように作られている。
しかし人間では、そのぐらいの時間でも、余裕で飢え死に出来るだろうさ。
下手したらミイラだ……。
場合次第では白骨化しかねないだろう。
とにかく、それは御免である。
俺はこんなところで死にとうはない。
「なあ、まずは自己紹介でもしないか?」
「何故だ!?」
「何故って、お互いに名前すら呼び会えないなんて、不便ではないか?」
「そうか、そうだ、そうかな!?」
「それとも下等な人間には名乗る名前なんて無いか?」
「そんなそんなことはないぞ、非常食!」
「ちょーーーと、待てや!!」
「何、何、何!?」
「今さ、俺のことを非常食とか呼ばなかったか!?」
「この閉じ込められた状況からしたら、懸命で聡明で確実な判断だと思うが、可笑しいか?」
「可笑しい可笑しくないじゃなくて、俺を食べちゃうの!?」
「安心安心安心しろ、それは最終的な手段なだけだ!」
「だから安心できないんだろ!!」
「まあ、まあ、まあ、いいから先に名乗れよ。じゃないと非常食と呼び続けるぞ!」
「わ、分かった。非常食と呼ばれ続けるよりましだな……」
「そうそうそう!」
「俺の名前はアスランだ。宜しくな」
「ほほう、ほほう、ほほう、人間のくせして神々しい名前なんだな!」
「神々しいのか?」
「アスランとは我々ドラゴン族に伝わる古い古い古い神の名前だ。英雄から神に昇格したとされる英雄神のレジェンダリードラゴンだぞ。もう神話世界の話だがな!」
「へー、そうなんだ」
「お前なんかに、その名前を名前を授けた親が賢明だったのだろうさ!」
「親からもらった名前じゃあねえよ」
「じゃあ、ウジ虫、ゴミ虫、フンコロガシから授かった名前か?」
「お前らドラゴンは害虫から名前をもらう奴がいるのかよ!」
「いない、いない、いるわけないだろ」
「本当にこいつは人間を舐めているな……」
「人間風情なんだから、仕方仕方仕方ない話だな」
「まあ、転生したさいに、自分で付けた名前なんだけどね」
「なんだ、なんだ。盗作ネームか」
「で、お前の名前は、アンだったっけ?」
さっき、こいつの兄貴がそう呼んでいたような気がする。
「そうだ。アンネリッターマインスロックフォードルダムタムリロンドベスティアンラ・カルベリュンミラハスカイバイ・シリュウスカイウスマイムハオサ・ガブンデェリュウサヘディーゼーダルンルだ」
「なが!」
「だから、親類にはアンとかアンネと呼ばれている。だが、お前はお前はお前は親類でもなんでもないから敬意を込めて、フルネームで呼べよ!」
「敬意を込めるのはいいが、フルネームは無理だろ! そんな長い名前は覚えられんわ!」
「これだから下等で下等で下等で知力の低い生命体は憐れなのだ! 記憶力がカメムシ程度なのだな!」
「はい、ごめんなさい……。もう否定しないよ……。俺はカメムシさ……」
「かっかっかっ、私私私の完全勝利だな!」
「勝手に威張ってろ。馬鹿娘が……」
「威張る威張る威張る。だから褒めろ褒めろ褒めろ!」
それより俺は、疑問に思っていたことをアンに訊いてみた。
「ところでアン。なんでお前はそんな露出狂見たいな格好をしているんだ?」
そう、全裸に近い姿はリボンを体にグルグルと巻いただけの姿である。
ハレンチにも程があるだろう。
アンはフードで視線を隠す俺を真っ直ぐ見ながら恥ずかしげもなく答えた。
「ああ、これはだな。お兄様がお兄様が先日5400歳の誕生日だったので、私をプレゼントしたのだよ!」
「あー、やっぱりこいつは馬鹿な子だ」
「私は私は賢くはないが、馬鹿でも阿保でもないぞ!」
「それで強引に迫ったら、この牢獄に閉じ込められたってわけか……」
「そんなそんなそんなところかな! はっはっはっはっ!」
「で、お兄様は、俺たちをこの部屋からいつごろ出してくれるのさ?」
「さあな、一年ぐらい待てば待てば、解放してくれるのではないのかな!」
「い、一年……。飲まず食わずでか?」
「流石に流石に一年間のダイエットは辛いよね!」
「し、死ねる……」
こんなところに一年間も飲まず食わずで閉じ込められたら人間の俺なら余裕で飢え死にした上にミイラ化してしまうだろうさ。
本当に干物の保存食になってしまうぞ。
流石にヤバイな。
ピンチ確定だわ……。
こいつらドラゴンの感覚で、悠長に待っていられないぞ。
干からびる前に脱出を真剣に考えなくてはならん。
リボンの美少女も俺を真似て正座をしている。
正座をした俺たち二人が膝を向かえ合わせて居た。
俺はそのセクシーな裸体を見ないようにフードを深く被って視線を隠しているが、本当はマジマジと彼女の裸体を鑑賞したかったのだ。
何せ頭に珊瑚のような角が生えていても、お尻に蜥蜴の尻尾が生えていても、彼女は可愛らしい全裸にリボンを巻いただけの美少女な痴女だからである。
外見から察する年頃も俺とほとんど変わらないだろう。
とにかく顔はキュートで裸体はエロい。
しかしそれは糞女神の呪いが許さない。
本当に勿体無いことを、俺は今しているのだ。
リボンのハレンチ少女が、気を荒くしながら言う。
「何故に何故に何故に、私までもが、このような拷問スタイルな座りかたをしなくてはならないのだ?」
どうやら正座は彼女からして拷問的なスタイルらしい。
てか、確かに西洋的な常識ならば、床での正座は拷問かも知れないな。
リボンの彼女はキュートな顔を怒らせていたが、俺は訊かれた質問を丁寧に答えた。
「まずはお互いに冷静になろうと思ってな。これは遠方にある俺の祖国の座りかたで、正座と言うスタイルの座りかただ。書いて字のごとく、正しい座りかたなのだ。もしも、辛いなら足を崩して座ってもかわまないぞ」
「崩すだと!? それでそれで貴様は私に勝ったつもりになるんだな!」
「ならねーーよ! 何故にこれが勝負だと思うんだ!?」
こいつは闘争心が過剰じゃあねえか!?
「いいや、いいや、絶対になる! 心の奥ではドラゴン族の私に勝ったとせせら笑うんだ!」
「おまえ、ドラゴンのくせして被害妄想が激しいな!」
「いやいやいや、被害妄想ではない! ただ負けず嫌いなだけだ!」
「どっちでもいいから、いちいち突っ掛かってくんなよ!」
「断る、断る、断る!!」
「三回も断るなよ!」
「同じ同じ同じ言葉を連呼するのは私の口癖だ。気にするな!」
やっぱりこのドラゴン娘は面倒臭そうだわ。
「大体おまえは、遠方から来たと言ったが、どの辺の国から来たのだ!?」
「おそらく地図にも載ってない東の小国だろうさ……」
「なるほど、なるほど、なるほど。貧乏で貧相で貧しい小国から来たのだな」
「なんでお前は直ぐに人を下に見るかな!」
「人間とは人間とは、下等だからだ! 決まっているではないか!」
「まあ、いいさ。勝手に下に見ていろ……」
「言われなくても、そうしている!」
なんかマジでイライラする娘だな……。
相手をしていて疲れるぞ。
美少女じゃなかったらピンクの頭を殴りつけてやりたいぐらいだ。
「とりあえず、まずは冷静に考えよう。そのための正座だ……」
「何故に何故に何故に冷静になるのに、こんな座りかたをするのだ?」
「精神統一だよ」
「うむ、奴隷の境地になるのだな!」
「言っている意味が分からんわ……」
「私もだ!」
とにかく俺は、精神統一をしながら考えた。
今の状況を整理して考える。
俺は間違いなく、このドラゴンたちの兄妹喧嘩に捲き込まれただけだ。
そもそもこいつら兄妹に、俺を捲き込んだ意思はなかったのだろう。
こいつの兄貴も、こいつだけをこの空間に閉じ込めた気でいるはずだ。
たまたま兄妹喧嘩をしていたら、近くに小さな昆虫が居て、それをなんとなく踏んじゃった感じなのだろう。
こいつらのようなドラゴン様から見たら、俺のような人間なんて、その程度のちっぽけな存在なのさ。
そして、この空間は、おそらく何らかの魔法で作られた異空間だろうな。
壁に映し出される不思議な景色がそれを示している。
まあ、牢獄の一種だと思われる。
更に、話を聞いていた限り、こいつはこの牢獄に閉じ込められるのは二度目のようだ。
しかも、以前より部屋の結界がパワーアップしていて抜けられないと来たもんだ。
そこが問題である。
更に言うならば、このハレンチ娘も結界が破れないと悟って諦めてしまっていることだ。
俺は、完全に閉じ込められている。
とにかくここは、冷静に事態の解決を試みなくてはならないだろう。
じゃないと飢え死にしてしまう。
もう既に一日も飯を食っていないのだから。
この異次元牢獄はドラゴン用で、人間が閉じ込められる状況を考慮されていない。
この異次元牢獄内では、当たり前のように人間が長くもたないだろう。
こいつらドラゴンは一ヶ月から二ヶ月は飲まず食わずでも平気らしいのだ。
おそらくドラゴンの寿命からして、一ヶ月二ヶ月なんて人間の基準で見てみれば僅かな時間なのだろうさ。
この異次元牢獄は、そのぐらいの時間が経っても構わないように作られている。
しかし人間では、そのぐらいの時間でも、余裕で飢え死に出来るだろうさ。
下手したらミイラだ……。
場合次第では白骨化しかねないだろう。
とにかく、それは御免である。
俺はこんなところで死にとうはない。
「なあ、まずは自己紹介でもしないか?」
「何故だ!?」
「何故って、お互いに名前すら呼び会えないなんて、不便ではないか?」
「そうか、そうだ、そうかな!?」
「それとも下等な人間には名乗る名前なんて無いか?」
「そんなそんなことはないぞ、非常食!」
「ちょーーーと、待てや!!」
「何、何、何!?」
「今さ、俺のことを非常食とか呼ばなかったか!?」
「この閉じ込められた状況からしたら、懸命で聡明で確実な判断だと思うが、可笑しいか?」
「可笑しい可笑しくないじゃなくて、俺を食べちゃうの!?」
「安心安心安心しろ、それは最終的な手段なだけだ!」
「だから安心できないんだろ!!」
「まあ、まあ、まあ、いいから先に名乗れよ。じゃないと非常食と呼び続けるぞ!」
「わ、分かった。非常食と呼ばれ続けるよりましだな……」
「そうそうそう!」
「俺の名前はアスランだ。宜しくな」
「ほほう、ほほう、ほほう、人間のくせして神々しい名前なんだな!」
「神々しいのか?」
「アスランとは我々ドラゴン族に伝わる古い古い古い神の名前だ。英雄から神に昇格したとされる英雄神のレジェンダリードラゴンだぞ。もう神話世界の話だがな!」
「へー、そうなんだ」
「お前なんかに、その名前を名前を授けた親が賢明だったのだろうさ!」
「親からもらった名前じゃあねえよ」
「じゃあ、ウジ虫、ゴミ虫、フンコロガシから授かった名前か?」
「お前らドラゴンは害虫から名前をもらう奴がいるのかよ!」
「いない、いない、いるわけないだろ」
「本当にこいつは人間を舐めているな……」
「人間風情なんだから、仕方仕方仕方ない話だな」
「まあ、転生したさいに、自分で付けた名前なんだけどね」
「なんだ、なんだ。盗作ネームか」
「で、お前の名前は、アンだったっけ?」
さっき、こいつの兄貴がそう呼んでいたような気がする。
「そうだ。アンネリッターマインスロックフォードルダムタムリロンドベスティアンラ・カルベリュンミラハスカイバイ・シリュウスカイウスマイムハオサ・ガブンデェリュウサヘディーゼーダルンルだ」
「なが!」
「だから、親類にはアンとかアンネと呼ばれている。だが、お前はお前はお前は親類でもなんでもないから敬意を込めて、フルネームで呼べよ!」
「敬意を込めるのはいいが、フルネームは無理だろ! そんな長い名前は覚えられんわ!」
「これだから下等で下等で下等で知力の低い生命体は憐れなのだ! 記憶力がカメムシ程度なのだな!」
「はい、ごめんなさい……。もう否定しないよ……。俺はカメムシさ……」
「かっかっかっ、私私私の完全勝利だな!」
「勝手に威張ってろ。馬鹿娘が……」
「威張る威張る威張る。だから褒めろ褒めろ褒めろ!」
それより俺は、疑問に思っていたことをアンに訊いてみた。
「ところでアン。なんでお前はそんな露出狂見たいな格好をしているんだ?」
そう、全裸に近い姿はリボンを体にグルグルと巻いただけの姿である。
ハレンチにも程があるだろう。
アンはフードで視線を隠す俺を真っ直ぐ見ながら恥ずかしげもなく答えた。
「ああ、これはだな。お兄様がお兄様が先日5400歳の誕生日だったので、私をプレゼントしたのだよ!」
「あー、やっぱりこいつは馬鹿な子だ」
「私は私は賢くはないが、馬鹿でも阿保でもないぞ!」
「それで強引に迫ったら、この牢獄に閉じ込められたってわけか……」
「そんなそんなそんなところかな! はっはっはっはっ!」
「で、お兄様は、俺たちをこの部屋からいつごろ出してくれるのさ?」
「さあな、一年ぐらい待てば待てば、解放してくれるのではないのかな!」
「い、一年……。飲まず食わずでか?」
「流石に流石に一年間のダイエットは辛いよね!」
「し、死ねる……」
こんなところに一年間も飲まず食わずで閉じ込められたら人間の俺なら余裕で飢え死にした上にミイラ化してしまうだろうさ。
本当に干物の保存食になってしまうぞ。
流石にヤバイな。
ピンチ確定だわ……。
こいつらドラゴンの感覚で、悠長に待っていられないぞ。
干からびる前に脱出を真剣に考えなくてはならん。
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