幼馴染依存

kisaragi

26. 中間テスト2

「みぃ、起きて。」

「ん…」

「とんとんしたらすぐ寝ちゃったね。笑」

「…うるさい。」

朝イチでほくにいじられる…。

「2人とも行ってらっしゃいー!美蘭、数学がんばってね。」

「はーい…。」

支度が終わり、家を出る。今日で中間テストが終わる。

「美蘭、おはよー!」

「おはよ!」

「やっと今日で終わる…。」

「だね。数学心配…。」

数学大丈夫かな…。



「そこまで。では、解答用紙を回収します。」

テストが全部終わった。
数学は難しかったけど、赤点ではない気がする。

「美蘭、数学どうだった?」

「多分、大丈夫。」

「良かった。」

「ほくありがとう。いっぱい教えてくれて。」

「うん。」

ほくが教えてくれなかったら、確実に赤点だったから、感謝してもしきれない。

「結衣、どうだった??」

「んー。どうだろう。ギリギリ大丈夫な気がする。」

「よかった!!」

結衣も大丈夫そう。少し心配だけど。笑

「みんなテストよく頑張ったな。テストが終わったら、次は文化祭だ。1ヶ月後にあるから、ここから少し忙しくなるぞ。」

文化祭すごく楽しみ。どんなことやるんだろう。

「じゃあ、学級委員、あと2限あるから、クラス展でどんなことをするかとか決めれるところまで決めてくれ。売上が学校で1位のクラスはみんなで焼肉いけるから、慎重に決めろよ~。」

「え!そうなんすか!」

「やば!1位獲りたい!!」

3、4限は文化祭の準備をするみたい。みんな盛り上がってる。青春だなぁ。

「はい、じゃあクラス展の案がある人言ってください。」

ほくと理沙ちゃんが前にでてきている。ほくやっぱり学級委員似合ってるなぁ。

「お化け屋敷!」

「はい。他は?」

ほくが仕切って理沙ちゃんが黒板に案を書いている。お化け屋敷も盛り上がりそう。

「カフェとかは??」

「それいいね!!」

「はい。カフェね。他ある人?」

たくさん意見が出た。どれのも楽しそうなのばっかり!

「こんくらいかな?じゃあ、この中で多数決で決めます。」

『はーい』

多数決で私たちのクラスはカフェをすることになった。

「はい、じゃあカフェに決まりました。どんなカフェにしたいとかありますか?」

「やっぱ、1位獲るならビジュアルで攻めるしかなくね??」

「確かに!イケメンとか可愛い子が接客した方が集客できそう。」

「あと、衣装エロそうなやつ。笑」

「おお!それいいな!!!」

「変態ー!!」

「男子馬鹿なの?」

すごく盛り上がってる。笑
ついていけてない…。笑

「んー、じゃあ衣装を着てカフェをやるっていう感じでいい?」

「そうだね!」

「うんうん。」

「了解。そうしたら、カフェの名前を決めようか。何がいいですか?」

「んー、エロいカフェとか」

「無理です。」

「コスプレカフェ?」

「いいね!」

「はい、じゃあコスプレカフェでいいですか?」

『はーい』

クラス展の名前が決まった。他のクラスはどんなことやるんだろう。他のクラスの展示も楽しみだなぁ。

「あとはカフェで何を売るか決めたいと思います。」

「パンケーキとかパフェとかじゃね?」

「あとタピオカとか!」

「はい。じゃあ、そんな感じで。」

「委員長テキトー。笑」

「北斗もっとちゃんとやれよ!笑」

「はい。じゃあ、パンケーキ、パフェ、タピオカでいいですか?」

『はーい』

寛太にもちゃんとやれって言われてる。笑 ほく学校だと本当に冷たい。笑

「はい、じゃあとりあえず3限は終わりです。休んでください。4限は、クラス展の係を決めるんで何やりたいか考えといてください。」

3限が終わった。係どうしようかな。食べ物作る係になったら途中で食べられるのかな…!

「美蘭、係、何にする??」

「どうしよう。食べ物作るやつとか??結衣は決めた??」

「私もそれ気になってた!食べれそうだよね。笑」

「だよね!食べたい!笑」

「美蘭、ちょっといい?」

「ほく?どうしたの?」

「ちょっと来て。」

ほくに連れられ歩いていると、4人でたまにご飯を食べている空き教室に着いた。

「どうしたの?」

「みぃ、文化祭さ、接客やらないで。」

「接客?みぃ食べ物作る人やりたいと思ってた。」

「ならいいや。」

「なんで接客はダメなの?」

「俺が嫉妬するから。」

「嫉妬?どうして??」

「だって、接客係が着る服エロいのがいいとか言ってたし、絶対色んな男に話しかけられるもん。俺マジで耐えられない。」

「どうしよっかなー。笑」

「ねぇ、みぃマジでお願い!やんないで!俺無理!」

少しいじわるしたら焦っててかわいい。

「分かったから。笑 やらないよ。」

「ほんと、?」

「うん。」

「よかった。絶対だからね!」

「分かったよ。笑 そろそろ戻ろっか。」

「うん!」

ほく子犬みたい。笑 

「はい、じゃあ係決めします。まず、衣装着て接客する係やりたい人?」

ほくがさっきとは別人で面白い。笑

「やりたい人いないですか?」

接客はあまりが人気がないみたい。

「俺、美蘭ちゃんにやってほしい!!」

「俺も!」

「私も!!めっちゃくちゃ可愛いから、お客さんいっぱい来てくれそう!」

「えっ?」

突然自分の名前が呼ばれてすごくびっくりした。なんで私なんだろう。

「美蘭ちゃん、いいよね!?」

「えっと、」

「美蘭ちゃんやってくれれば一位狙えそう!!お願い!!」

「…分かりました。」

「やったー!!」

「俺超楽しみ!!」

「それな!!」

断れずに接客をすることになってしまった。ほく、絶対怒ってる…。約束破っちゃったな…。

「…はい、じゃあ美蘭と、他やりたい人?」

「まぁ、北斗は普通に考えて接客やるだろ?」

「無理です。」

「は!?お前と美蘭で確実に1位狙えるって。」

なんだかんだほくも接客することに。ほくに接客やめてって言われたけど、私も言っておけばよかった…。

「はい。じゃあ他接客やってくれる人?」

「結衣ちゃんと寛太くんがいいと思いまーす。」

『えっ?』

「私も賛成!2人とも可愛いしカッコいい!!」

「分かる!!てか、接客の4人同じ中学でしょ?その中学、顔面偏差値どうなってんの…。」

「確かに…。」

結衣と寛太も接客になった。4人でやれるのは嬉しい!

「はい、じゃあ全員の係決まったので終わります。」

「学級委員ありがとなー。じゃあ早いけど、休み時間にしていいぞー。チャイム鳴ったら帰りのホームルームやるぞー。」

今日は、午前中で終わりだからもうすぐ帰れる。嬉しい。

「美蘭!今日お昼ご飯食べに行かない?部活休みなの!」

「え!そうなの!行こ行こ!」

「北斗と寛太も誘お!」

「うん!」

4人でお昼ご飯を食べることになった。テストが終わって久しぶり遊べる。嬉しい。

「結衣、寛太と接客やれてよかったね!」

「うん!よかった。美蘭とも一緒だし!」

結衣は寛太と2人で遊びに行った時に告白した。振られちゃったみたいだけど、ほくが言うには、寛太は結衣のことが気になり始めてるらしい。上手くいって欲しいな。

「寛太、北斗帰ろー!お昼ごはん食べ行こー!」

「お!いいね。行く!」

ホームルームが終わり、ほくと寛太をさそう。ほく怒ってるかな…。

「ほく、ごめん。接客になっちゃった。」

「バカ。」

「ごめんーー。」

ほくは怒っているっていうより拗ねてる。笑

「絶対みんなみぃのことエロい目で見る…。」

「そんなことないって。大丈夫だよ。」

「みぃずっと一緒に接客しよ。俺ずっとみぃの隣いる。」

「無理だって。笑」

可愛い。学級委員のほくはどこに…?笑

「おーい、2人とも置いてくぞー!!」

「早くー!」

「はーい!」

ほくと2人で話してると、結衣と寛太がだいぶ先を歩いてた。急いで追いつく。

「着いた!!ここ!」

「すごいオシャレ!!」

カフェに着いた。店内がすごくお洒落。

「お腹すいたーー。」

「美蘭も。」

学校から少し歩いたから、すごくお腹空いた。早く食べたい。

「お待たせしました。」

『ありがとうございます。』

すごく美味しそう。

『いただきます。』

「文化祭楽しみだね!」

「うん!楽しみ!」

「それな!!俺ってもしかしてイケメン枠??笑」

「寛太、カッコいいって言われてたね。笑」

「あんまり褒めると調子乗るから、やめよ。笑」

「おい。笑 俺らで焼肉ねらおーぜ!」

初めての文化祭。まだ1ヶ月あるけどすごく楽しみ。

「なんか、北斗元気なくない?」

「接客にされたから怒ってるのか?」

「いや、美蘭が接客するから。俺マジでどうしよう。」

「あぁ、そういうこと?まぁ、美蘭は心配になるね。笑」

「確かに。色んな男が美蘭のこと狙ってるな。」

「潰す。」

「ほく怖いからやめて。」

「北斗って学校のキャラと違いすぎね?笑」

「それ思った。笑 美蘭の前だともっと違うでしょ?笑」

「そうだね。もーーーっとふざけてる。笑」

「見てみたいわ。動画撮ってきてよ。」

「やめろ。」

やっぱり、ほくってクラスにいる時とキャラ全然違うよね。笑 

「よし、帰ろー!私徹夜したから帰って寝るわ。」

「美蘭も寝よっかな。笑」

「ばいばいー!」

「ばいばい!」

寛太と結衣と別れて、家に帰る。

「ただいまー!」

「お帰り!数学どうだった?」

「赤点じゃないはず!」

「良かったー!」

ママにも凄く心配されてた。勉強頑張ってよかった。

「みぃ、ぎゅーしよ。」

「ん?いいよ。」

部屋に行き、着替え終わるとほくにぎゅーされる。

「文化祭で、連絡先聞かれても教えちゃダメだからね。」

「うん。」

「もう、俺耐えられない。どうしよう。エロい服なの?」

「違うでしょ。」

「えぇ。そうかもしれないじゃん。」

「大丈夫だよ。」

ほくの頭を撫でる。嫉妬してるのが凄く可愛い。笑

「ちゅーして。」

「はいはい。」

2人とも立ってるから背伸びしてもキスできない。

「ほく届かない。」

「はい。」

ほくが少し屈んでくれた。ほく身長高いなぁ。

「可愛い。みんなの前でこんな顔しないでね。」

「はいはい。」

「俺こんなに心配してるのに…。」

「みぃもほくに接客やって欲しくなかった。絶対嫉妬する。」

「え!そうなの??嬉しい。」

「嬉しくない!」

「可愛い。」

ほくも色んな人に話しかけられたり、連絡先聞かれたりしちゃうのかな。

「みぃそろそろ寝よっか。」

「うん。」

ご飯やお風呂を済ませ、ベッドに入るとほくに深いキスされる。

「ん…ほく…」

「ん。」

首や鎖骨にもキスされた。ほくにキスされたところがだんだん熱くなっていく感じがした。

「ほく、くすぐったいよ。」

「くすぐったいね。」

お腹や太ももなど色々なところにキスをされる。

「んっ…。」

「かわい。」

胸を触られ、変な声が出てしまった。

「もう寝ようよ。」

「寝よっか。」

「…ほく」

「なあに」

「手。」

「んー?」

「絶対わかってるでしょ。」

寝るって言ってるのに、胸を触る手を止めてくれない。いじわる。

「みぃ、エッチしたい。」

「え?ほくどうしたの?」

「ダメ?」

「…いいよ。」

まだダメって言ってたのにほくから言ってくるなんて。びっくりした。

「ほく、」

ほくにキスをされる。

「みぃ脱がすよ。」

「う、うん。」

ほくが脱がせようとして服に手がかかる。

「ほく…?」

でも、その手は止まったまま。

「どうしたの?」

「ごめん。怖かったね。やめようか。」

「…怖くないよ。」

「手、震えてる。」

自分の手を見ると少し震えてた。自分では気づかなかった。

「ごめんね。怖かったね。」

「大丈夫だよ。」

ほくが優しくハグをしてくれる。

「俺、みぃがしたいまで待つって言ったのに俺、嫉妬して…。ごめん。」

「大丈夫だよ。謝らないで。」

ほくがすごく申し訳ない顔をして謝ってくる。そんなに謝らなくていいのに。

「ほく、もう寝よっか。とんとんしてくれる?」

「うん。する。」

「ありがとう。」

「おやすみ。」

「おやすみ。」

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