ハズレスキル【魔物生産】は倒した魔物を無限に作り出せて勝手に成長するチートスキルでした!〜友達だった男にパーティー追放されたけど女だらけの騎士団に雇われたのでストレスフリーなスライム無双を始めます!〜
39話 騎士学校到着
アルトリア騎士団・第一部隊のホームを出た俺はノエルの案内で騎士学校に向かった。
第一部隊の騎士団員の話では、そこに副隊長のラインハルトがいるらしい。
俺たちの話に耳を傾けてくれるといいけど……。
そんな不安を抱えながら俺たちは騎士学校に到着した。
「おおー。騎士学校ってこんな感じなのか。俺、学校に行ったことないから分かんないんだけど、同年代の人たちと勉強したりするんだよな?」
「そうですね、アルトさんの想像している通りだと思います。でもアルトさん、学校に行ってなかったんですね」
「俺の家そこまで裕福じゃなかったし、十四歳から冒険者やってたから学校に行くっていう発想すらなかったよ」
それに学校に行く必要性を感じなかった。
周りにいた人たちも学校に通ってなかったのも大きいな。
でも、どうやら俺の妹は学校に通っているらしい。
そのように俺の母さんが言っていた。
まあどこの学校に通っているかまでは知らないし、興味もないからどうでもいいけどな。
俺、妹にめちゃくちゃ嫌われてたし……。
多分、自分のことなんて知られたくないだろう。
本当は仲良くしたかったけど。
「……で、こういうのって勝手に入っていいものなのか?」
「ダメですね。でも私たちに時間は残されていません。なので、こっそりラインハルトさんを見つけて話をしましょう」
「……そうだな。俺たちに時間はなかったな。なら……」
俺は己の魔力を空中に放出し、魔力感知に徹することにした。
こうすればわざわざ学校の中を探し回る必要もなくなると思ったからだ。
それにしても俺、本当に魔力制御が上手くなったな。
無駄な魔力を放出していない。それのお陰で一度に作り出せるスライムの数も多くなった。
とはいえまだ集中していないとダメ。どんな状況でも魔力の制御を完璧にできるようにならないと……。
「……ん? これは……」
「どうかしましたか?」
「二十、いや三十の魔力反応と一際大きな魔力反応が同じ場所にいるみたいだ」
「もしかして、その大きな魔力反応がラインハルトさんでしょうか」
「そうかもしれないな。ノエル、向かおう」
「はい」
俺たちは魔力反応が複数ある場所に向かった。
……そして今、
「……あれがラインハルトか?」
「そうみたいですね。アルトリア騎士団の制服を着ているので、間違いないと思います」
俺たちは建物の影に隠れてラインハルトと思しき人物の様子をうかがっていた。
だが、どうやらあれがラインハルト本人のようだ。
しかし、こんなところで何をしているんだろう。
ここは校内にある訓練場なのだが、訓練は行っていない。
ただ、この学校の生徒らしき子どもたちを座らせて、ラインハルトが何やら話し込んでいる。
流石にラインハルトから俺たちが隠れている場所まで、十メートル近く離れているから話の内容は聞こえない。
「……さて、どうしようか。このまま出て行ったら子どもたちに見つかってしまうが……」
「……アルトさん、行きましょう」
「ノエル?」
「悩んでいたって仕方がありませんし、待っていたってラインハルトさんが一人になる時間が来るとは限りません」
……確かにノエルの言う通りだな。
加えて何度も言うが、俺たちにはもう時間が残されていない。こうしている時間ももったいないか。
「なら、行こう」
「はい、アルトさん」
そう短い話し合いを終えて、俺たちはラインハルトの下へ向かった。
第一部隊の騎士団員の話では、そこに副隊長のラインハルトがいるらしい。
俺たちの話に耳を傾けてくれるといいけど……。
そんな不安を抱えながら俺たちは騎士学校に到着した。
「おおー。騎士学校ってこんな感じなのか。俺、学校に行ったことないから分かんないんだけど、同年代の人たちと勉強したりするんだよな?」
「そうですね、アルトさんの想像している通りだと思います。でもアルトさん、学校に行ってなかったんですね」
「俺の家そこまで裕福じゃなかったし、十四歳から冒険者やってたから学校に行くっていう発想すらなかったよ」
それに学校に行く必要性を感じなかった。
周りにいた人たちも学校に通ってなかったのも大きいな。
でも、どうやら俺の妹は学校に通っているらしい。
そのように俺の母さんが言っていた。
まあどこの学校に通っているかまでは知らないし、興味もないからどうでもいいけどな。
俺、妹にめちゃくちゃ嫌われてたし……。
多分、自分のことなんて知られたくないだろう。
本当は仲良くしたかったけど。
「……で、こういうのって勝手に入っていいものなのか?」
「ダメですね。でも私たちに時間は残されていません。なので、こっそりラインハルトさんを見つけて話をしましょう」
「……そうだな。俺たちに時間はなかったな。なら……」
俺は己の魔力を空中に放出し、魔力感知に徹することにした。
こうすればわざわざ学校の中を探し回る必要もなくなると思ったからだ。
それにしても俺、本当に魔力制御が上手くなったな。
無駄な魔力を放出していない。それのお陰で一度に作り出せるスライムの数も多くなった。
とはいえまだ集中していないとダメ。どんな状況でも魔力の制御を完璧にできるようにならないと……。
「……ん? これは……」
「どうかしましたか?」
「二十、いや三十の魔力反応と一際大きな魔力反応が同じ場所にいるみたいだ」
「もしかして、その大きな魔力反応がラインハルトさんでしょうか」
「そうかもしれないな。ノエル、向かおう」
「はい」
俺たちは魔力反応が複数ある場所に向かった。
……そして今、
「……あれがラインハルトか?」
「そうみたいですね。アルトリア騎士団の制服を着ているので、間違いないと思います」
俺たちは建物の影に隠れてラインハルトと思しき人物の様子をうかがっていた。
だが、どうやらあれがラインハルト本人のようだ。
しかし、こんなところで何をしているんだろう。
ここは校内にある訓練場なのだが、訓練は行っていない。
ただ、この学校の生徒らしき子どもたちを座らせて、ラインハルトが何やら話し込んでいる。
流石にラインハルトから俺たちが隠れている場所まで、十メートル近く離れているから話の内容は聞こえない。
「……さて、どうしようか。このまま出て行ったら子どもたちに見つかってしまうが……」
「……アルトさん、行きましょう」
「ノエル?」
「悩んでいたって仕方がありませんし、待っていたってラインハルトさんが一人になる時間が来るとは限りません」
……確かにノエルの言う通りだな。
加えて何度も言うが、俺たちにはもう時間が残されていない。こうしている時間ももったいないか。
「なら、行こう」
「はい、アルトさん」
そう短い話し合いを終えて、俺たちはラインハルトの下へ向かった。
「ハズレスキル【魔物生産】は倒した魔物を無限に作り出せて勝手に成長するチートスキルでした!〜友達だった男にパーティー追放されたけど女だらけの騎士団に雇われたのでストレスフリーなスライム無双を始めます!〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
-
1,392
-
1,160
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
3万
-
4.9万
-
-
14
-
8
-
-
5,217
-
2.6万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
2,534
-
6,825
-
-
6,681
-
2.9万
-
-
398
-
3,087
-
-
213
-
937
-
-
265
-
1,847
-
-
65
-
390
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
29
-
52
-
-
86
-
893
-
-
3
-
2
-
-
187
-
610
-
-
10
-
46
-
-
83
-
250
-
-
477
-
3,004
-
-
47
-
515
-
-
10
-
72
-
-
8,191
-
5.5万
-
-
6,237
-
3.1万
-
-
17
-
14
-
-
9
-
23
-
-
18
-
60
-
-
6,199
-
2.6万
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント