第2話　シンクロニシティ

これは、比較的最近の話です。
このエッセイ集を書き出した直後に、
「えっ！」と思うような出来事がありました。

よく訪れるアロマサロンのドアを開けると柑橘系のとても好きなアロマエッセンスの香りが心地よく、思わず、「このエッセンシャルオイルは何ていう名前ですか？」と尋ねました。

すると、信じられない答えが返ってきたのです。
「メリッサっていうの。レモンバームとも言うけど」

なぜ、このような偶然の一致が度々起こるのか？

これがわたしの人生の中で何度も繰り返されてきた疑問です。

色々なことを体験したり、
自分の中でこれと思う事件があった時、
何かが好きになった時、
そこには何か過去と今と未来をつなぐ偶然の共通点のようなものの存在が確かにあるのです。

過去、今、未来は一直線で繋がってるというのではなく、同時存在しているのではないだろうか？とある時思いました。

何故、人は今しか感知できないのでしょうか？
過去は思い出すことしか出来ず、
未来は思い描くことしか出来ません。
でも、これらは必ず連同しあう。

よく、昔を振り返ると、あることがきっかけで今やってることがあって、今の自分がいる。
そして今の自分だからこそ思い描ける未来がある。
その未来から見たら今は過去で、
今思い描いたからこそ、実現出来る未来がある。

そのメリッサという名前のようにサインが現れる。それをつなぐキーワード、シンクロニシティ。

そこに意識を向けるとたくさん起こるシンクロニシティ。
それが、「今」をちゃんと生きている証拠なのかもしれません。
「今」を生きている人には素敵な過去の思い出があり、ワクワクする未来もある。

だから、今こそ、今の自分に正直に、全てのチョイスをしてみよう。
そして、行動に起こしてみよう。

to be continued...