幽霊の事知りたい?(恐怖度☆2オカルトラブコメディ

デジャヴ

風俗嬢が住む事故物件

今日は休日、たまには一人でのんびり
ショッピングモールに買い物に来ていた。

夏も近いせいか、みんな薄着で目のやりどころに気を使う。

カップルやファミリー、普通の日常がこんなにも眩しく見えるのは、最近ダークサイドに浸透してるからかもしれない。

そういえば藍原って休みの日、何してるのかなぁ?

LINEでもしてみるか、

「今、何してんだ?」

「。。。」既読にならない。

(彼氏?いるわけないよ、寝てるんだなきっと)

ピコン!LINEがきた。

「この前はありがとうね、今話せる?」

心あたりがないが、誰だ?

「どなたでしょうか?」

「あっごめん。私のID教えてなかったね、あいです。」

棚からぼた餅じゃないけど何とあい嬢から

LINEがきた!

「お兄さんとまだエチエチしてないから
ムラムラしちゃって、今すぐ会いたいの」
←妄想です。

やっと続きが、あんな事、こんな事。
興奮が止まらないぜ!


やはり妄想は妄想で終わってしまった。。
連絡してきた理由はこうだ。

エチエチショップのお友達が連日、怪現象に悩まされているようだ。

何とかしてもらえるなら何とかして欲しいと、随分と雑なお願い事だった。

あい嬢ととある駅前のカフェで待ち合わせ。

「ごめんね、急に呼び出して、私とレナの休み合うの今日しかなくて」

ゆっくりショッピングの予定が、事故物件の内覧会とは、、またダークサイドに引き込まれていく。

「こんにちは」

少し遅れてレナちゃんらしき女性が
やってきた。

■身長168センチくらい
■バストDカップ
■細身の色白
■ちょっぴり垂れ目だか顔立ちはOK
モデルさんのようなイメージですが
あまり活気は無さそう。

「こんにちは、ご自宅拝見する前に
状況を把握したいから少し質問していい?」

状況は以下だ
怪現象が起き始めたのは1ヶ月前くらいから
マンションなんだけど新築で事故物件という感じでは無さそう。
10階建の8階の部屋

現象としては、気配、金縛り、ラップ現象、軽いポルターガイスト。うめき声。

実体化した幽霊はまだみてないとのこと。

じゃこの後、部屋にいってみさせてもらっていい?

「はい」

3人でカフェを出て、レナちゃんのマンションへ。やっぱ、あいちゃんはいい体してるなぁ。これから地獄の扉を開けに行くんだからちょっとおちりとか触らせてくれないかな。

ぱっと見、新築なのでとてもおしゃれで綺麗なマンション。エントランス、エレベーター
などは特に嫌なものは感じない。

美女二人にエレベーターという密室空間。
エロい匂いがプンプンします!


「どうぞ、はいってください。」レナ
ついに地獄の門が開いた。

「お邪魔します」僕

至ってものもなくすごいシンプルだ、いかにもひとり暮らしっていう感じ。

間取りは玄関を開けてダイニングキッチンがあり、
その先に左右に部屋がある左がリビング
右隣が寝室になっている。

全然嫌な感じはしない。。

レナちゃんによると主に寝室にで怪現象が起きるらしい。

「写真撮らせてもらっていいですか?」僕

それにしてもエロい香りがする。
くんくんっ

「クローゼットあけさせてもらいますね?」
返事を待たずに開けてしまった。

「えっ」

クローゼットの中にはSMグッズがびっしり

「ごめんなさい」僕

静寂な時間が流れた。。

「お兄さんこっちにほら、かわいいぬいぐるみあるよ 」あい

「ほんとだぁ、かわいいね 」僕

(もうちょっと、気の利いたフォローしてくれ)
気を取り直して先に進もう。

「寝室あけてみていい?」僕

「どうぞ」ガラガラ 

バタン!!

すぐさま僕は扉を閉じた。
悪寒、鳥肌、冷や汗、おしっこもちびりそう。

「おぇっ」嗚咽まで。

「どうしたの?」あい レナ

僕がみた光景は、6畳の寝室に鮨詰め状態の霊体がいた。

まるで満員電車のような光景だった。

リビング、キッチンの写真はオーブがびっしり写っていた。

「あいちゃん、明日出直すから、今日レナちゃん泊めてあげれる?」僕

無力な自分がそこにいた、これは奴らの力が必要だ。僕一人ではあの満員電車の中に入れず、ホームに戻されてしまう。

待ってろ幽霊ども。
「事務所そうででくるかんな!」byユキナ

「わかった、明日私来れないけどレナのこと宜しくね!」あい

「もし解決したら、何してあげようかレナ」

SMプレイ以外でしたらなんでも大丈夫です。



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