幽霊の事知りたい?(恐怖度☆2オカルトラブコメディ

デジャヴ

実験結果

真夜中、廃トンネルから逃げてきた僕たちはドクの自宅に着いた。

「宜しい!少々待ちたまえ、結界を解除する」

2階の研究室に着いた。

「はぁ疲れたぁ」僕

「お疲れ様でした。」ミコ、アスカ

「宜しい!席につきたまえ、今回の実験の総括をします!」ドク

「今回はミコくんの映像の他に二つの成果があります。」ドク

「皆さん独自に動いていたので私だけが全体を把握してました。」ドク

「まずは、藍原くん、貴方は何者かね?
何者なのか、貴方の言葉で聞きたい」ドク

あのキャンプ場での説明をしよう。

藍原の母方の祖母(育ての祖母)がイタコの家系らしい。しかし祖母はイタコにはならなかったようだ。

たが藍原は血縁を受け継いでいるため、「口寄せ」はある程度できるらしい。

生まれながら持っている能力は浄化のようだ。祓いはできない為、浄化をするとかなり体力を消耗するらしい。

霊感に対しては見えたり見えなかったり、スイッチのように切り替えがある程度できる。

「なるほど、あの時の言葉は、ミコくんに
取り憑いた、霊の言葉かね?」ドク

「そうです、女の子で人でも霊でもない、何かに生存時から囚われて、肉体から離れた後も監視の元、あの山に地縛霊として止めさせられていたようです。」

「ミコちゃんに入り込んだのは、人の体にはいると、それも手を出せないらしく、女の子の希望で両親がいる天国に上げました。」

「大抵の霊能者は祓いしか出来ないのに、藍原くん、素晴らしいですね」ドク

「藍原くんこの先、私たちに協力して下さい。お願いします。」ドク

「あっ、はぃ」藍原

「そしてもうひとつ!中島くん、離れててください、なんかの拍子に発動されては困ります。」


中島はテーブル席から離れたところに座った。

「私は見逃しませんでしたょ!アスカさん電気を消してください。」ドク

「ん、、、下級霊で実体化は無理ですか」ドク

「ミコさん脱ぎなさい!」ドク

いきなりストリップ⁈

ミコちゃんのCカップの谷間が。。。
暗闇で見えない。

「怖がらないで、ミコくんに入ってください」ドク

「先輩、手かして」藍原

藍原が僕の手を握った、、、
お前僕に気があるのか⁈

「目で見るんじゃなく、オデコの奥に目があると思って集中して」藍原

「あっいるね、男の子かぁ」中島

オデコの目、オデコの目、
藍原の手がだんだん熱くなってきた。

「あっ見えた!
ミコちゃんの中に入っていくぅ」僕

「先輩、ふざけないでください。」藍原
すみません 

「あの子も命懸けなの、人に入るのは下級霊にとって危険なのよ、一生上がれなくなるかもしれない」藍原

「藍原くん、彼の意思をくんで、上げてあげてください。」ドク

テントの時のように白い糸のような光が天に上がっていった。

「男の子はさっきの女の子のお兄さんだったみたい。」藍原

彼は妹のお礼が言いたかったみたいだ。
彼もまた、藍原によって上がっていった。

「宜しい!私が結界を解除したのも、彼が風間さんのふところに隠れるのを見逃さなかったからです!」ドク

その後もドクのドク舌が朝方まで続いたのは知る由もない。

なんか今夜、藍原がとても近く感じた。
握られた手も暖かかった。



ご愛読ありがとうございます、お気に入り、コメント頂けると励みになります。
よろしくお願いします

コメント

コメントを書く

「ホラー」の人気作品

書籍化作品