僕は御茶ノ水勤務のサラリーマン。新宿で転職の話をしたら、渋谷で探索者をすることになった。(書籍版・普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ)
幕間・セリエと都笠の魔法スロット運用法
都笠
「ねえセリエ、一つ聞いていい?」
セリエ
「はい、スズ様。何なりと」
都笠
「魔法スロットって何なの?あたしは持ってないからさ、教えてくれない?あたしは全然知らないからさ、初歩から説明してもらえると嬉しいわ」
セリエ
「はい。もちろんです……スロットは攻防、魔法、回復、特殊の4種があるのはご存知ですか?」
都笠
「それは知ってるわ。あたしは特殊と攻防だけしかもってないわね」
セリエ
「そうですね、スズ様のあの杖のような武器は攻防スロットのスロット武器で、兵器工廠は特殊スロットのもののはずです」
都笠
「ええ、そうよ、杖じゃなくて枴っていうんだけどね。ごめん、話の腰を折って」
セリエ
「いえ。続けますね。
4種のスロットですが……魔法スロットは回復スロットと似た性質を持っています。
攻防スロットは特殊スロットと近い性質を持っています」
都笠
「というと?」
セリエ
「攻防スロットと特殊スロットは基本的には資質に大きく左右されます。
なんといえばいいのでしょうか……持って生まれたスロットの数がスロット武器の性能や特殊スロットの能力に直結するのです」
都笠
「そうなの?」
セリエ
「例えばスズ様の兵器工廠やご主人様の管理者はそれを素質として持っていて、獲得できるスロットの枠がなければ得ることはできません。
素養として持たざる者には獲得できないのです」
都笠
「なるほどね」
セリエ
「スロット武器についても、そのスロット数を超える性能を得ることはできません。このようにこの両者は生得的な資質に大きく左右されます」
都笠
「ふむふむ、それで」
セリエ
「それに対して魔法スロットや回復スロットは少し異なります。
両者はともに必ずその能力を行使するためには魔力を消耗します。魔法の発動までにも必ず詠唱などで必ず間が必要です」
都笠
「そう言えば皆呪文を唱えるもんね。風戸君の貫け!とか……あんなのよく自分で考えたわね」
セリエ
「そうでしょうか?私はとても……あの、凛々しくて……えっと、とても……いいと思いますが」
都笠
「ああ……はい、はい。また腰を折ってごめんね」
セリエ
「あの……はい、続けます。
違いはいくつかあるのですが……一つ目は、魔法スロット、回復スロットが攻防スロットのスロット武器と異なるのは、この魔力の消費を増加させたり、発動までの時間を長くすることにより、威力は射程などの性能を向上させられることです」
都笠
「つまり、消耗を増やしたり長い詠唱を時間とかにすると、魔法スロットが小さくても強力な魔法は作れるってこと?」
セリエ
「その通りです。ただ、枠を超えた強化にはそれなりに不利な要素を負う必要はありますので、スロット数が大きい方が有利であることに変わりはありません。
魔力の消耗が大きければ魔法の多用はできませんし、戦闘時において詠唱が長いのは大きな不利となります」
都笠
「逆もアリなわけ?威力を減らす代わりに消耗を減らす手数で勝負みたいなのとか」
セリエ
「はい。それも可能です。
同じスロットでもどのような魔法をセットするかは使い手によってかなり異なります」
都笠
「なるほどね。つまり持ち主が性能を調整する余地があるわけだ」
セリエ
「はい。スロット武器は攻防スロットが小さければ高い性能を獲得はできませんが、魔法スロットは不利な要素と引換えにスロットの枠を超えて魔法の強化ができるのです。これが最大の違いかと思います」
◆
都笠
「なんとなくわかってきたけど……上限は無いの?無茶苦茶長い詠唱時間とかだとすっごい強力な魔法作れそうだけど」
セリエ
「勿論あります。正確な所ははっきりしませんが、定説ではセットする魔法スロットの倍を超える性能を獲得することは難しいとされています」
都笠
「正確な統計は無いのね」
セリエ
「はい。一度スロットにセットした魔法を変更することはかなり難しいのです。ですから、実験することはなかなか……」
都笠
「そりゃそうか。セーブして試してみてダメだったらロードってわけにはいかないもんね」
セリエ
「えっと……?今のは」
都笠
「こっちの話よ。ごめんね。確かにそれじゃ誰かに極端な魔法を試しに獲得してもらうってわけにはいかないわね」
セリエ
「はい。その通りです。それに、極端にスロットの枠を超える魔法は詠唱が極めて長くなるか、消耗が大きくなりすぎて使いにくいものになりがちです。
ですから、探索者のセオリーとしては、あまり極端なものを獲得することはせず、消耗、詠唱のバランスをとる傾向がありますね」
都笠
「探索者のセオリーってことは、他もあるわけ?」
セリエ
「はい。探索者はどのような人とパーティを組むか分かりませんが、貴族家の魔法使いなどは確実に護衛が付き従うような場合やそのものの家に求められる魔法がある場合もありますから」
都笠
「ああ、なんとなくわかるわ。例えば必ず前衛がいるんだから、極端に詠唱が長い高威力の魔法をとっても実戦で使えるとか、そんな感じかな?」
セリエ
「流石です、スズ様。よくお分かりです」
都笠
「まあ、自衛隊にも兵科っていうか、役割分担があったからね」
◆
セリエ
「魔法スロットのもう一つの特徴は、魔法に特殊な効果を付与できることです」
都笠
「特殊な効果って?」
セリエ
「一つは属性、もう一つは追加効果です」
都笠
「属性は分かるわ。炎とかそんなのよね。レインさんのあの魔法は火属性かしら?」
セリエ
「はい。その通りです。魔獣によってはその属性に弱い者もいますが、その属性に耐性を持つものもいますので、一概に有利とは言いかねます。あえて属性の付与をしないことも多いですね」
都笠
「それは分かる気がするわね……じゃあ、追加効果は?」
セリエ
「例えば命中した相手の動きを止めたり遅くする、腐食の効果を与えて継続的に傷を与える、効果範囲を広げる、などです。
ただし、これは本人の資質に左右されるのでなんでも使えるわけではありませんが」
都笠
「あの花鳥君って子が使っていた、あれもそう?」
セリエ
「はい。集団に対して動作遅滞をかけられるのは並みの魔法スロットではありません。成長すれば素晴らしい魔法使いになると思います」
都笠
「で、属性や追加効果を得るためにもスロットの枠を使う、という理解でいいかしら?」
セリエ
「はい。ですから、追加効果を付与された魔法は威力には劣ります。アトリ様の魔法もあれ自体には威力は無いかと」
都笠
「なるほどね。確かにだいぶ違うわね。魔法スロットの方が使い手次第で強さが左右される感じかな」
セリエ
「その通りです。同数の攻防スロットで作られたスロット武器には絶対的な差は生じませんが、魔法スロットの場合、使い手の意志によってかなりの差が表れますね」
◆
都笠
「回復スロットは?」
セリエ
「大まかには魔法スロットと同じです。魔法スロットの場合は攻撃となりますが、回復スロットの場合は治癒となるというだけでしょうか」
都笠
「ということは消耗や詠唱を増やして回復量を増やすこともできるわけだ」
セリエ
「その通りです。私の解毒のように特殊な効果を得ることもできます」
都笠
「なるほどねー」
セリエ
「探索者のセオリーとしては、回復魔法は効果を多少犠牲にしてでも詠唱を短くするか、回復量重視で詠唱を長くするかの二通りに分かれますね」
都笠
「それも分かる気がするわ。戦闘中にパッとかけれるか、戦闘後にがっつり回復するかって感じでしょ」
セリエ
「その通りです。なぜお分かりになるので?」
都笠
「いや、あたしもゲームとかやったことあるからさ、なんとなくわかるわ」
セリエ
「ゲーム?」
都笠
「ああ、またこっちの話」
◆
セリエ
「このように、魔法スロットや回復スロットは攻防スロットよりスロットにセットできるものの自由度が高いため、使い手の意志がかなり大きく影響します。おそらくこれが最大の差ですね」
都笠
「なるほどねーなかなか面白いわ。あたしも欲しかったわ、魔法スロット……いや、回復の方がいいわよね」
セリエ
「そうですね。回復スロットは4種のスロットの中で一番需要が多いスロットです。
単独スロットでも回復スロットであれば探索者にならずとも、町の治癒術師として生活できます」
都笠
「それは分かるわ。骨身にしみるわよ。回復魔法万歳だわ。
あたしたちの世界の方が文明は進んでるけど、回復スロットの治癒術はまねできないわね。たぶん、セリエが日本に来たら自衛隊の衛生部隊に入れるわよ」
セリエ
「そうなのでしょうか?私から見ると塔の廃墟は私たちの世界のはるか先を行っているように思えますが」
都笠
「それでもまねできないことはあるってこと」
セリエ
「そうなのですね……ともあれ、魔法スロットや回復スロットと攻防スロットの違いはこのような感じとなります」
都笠
「やっぱり魔法も使いなれてくるとかあるの?」
セリエ
「はい、勿論です。使い手の熟練次第では本来の威力を発揮できなかったりもしますし……逆に慣れてこれば精度の高い狙い打ちも可能ですし、発動までもわずかながら短くなります」
都笠
「この点は、スロット武器を使いこなせるか性能におんぶにだっこになるかっていう点で攻防スロットと同じね」
セリエ
「はい」
都笠
「どんなの強いスロットでも、結局は使うものの知恵と勇気ってわけだ」
セリエ
「その通りです」
都笠
「うん、よくわかったわ。ありがとね」
セリエ
「いえ、お役に立ててよかったです」
「ねえセリエ、一つ聞いていい?」
セリエ
「はい、スズ様。何なりと」
都笠
「魔法スロットって何なの?あたしは持ってないからさ、教えてくれない?あたしは全然知らないからさ、初歩から説明してもらえると嬉しいわ」
セリエ
「はい。もちろんです……スロットは攻防、魔法、回復、特殊の4種があるのはご存知ですか?」
都笠
「それは知ってるわ。あたしは特殊と攻防だけしかもってないわね」
セリエ
「そうですね、スズ様のあの杖のような武器は攻防スロットのスロット武器で、兵器工廠は特殊スロットのもののはずです」
都笠
「ええ、そうよ、杖じゃなくて枴っていうんだけどね。ごめん、話の腰を折って」
セリエ
「いえ。続けますね。
4種のスロットですが……魔法スロットは回復スロットと似た性質を持っています。
攻防スロットは特殊スロットと近い性質を持っています」
都笠
「というと?」
セリエ
「攻防スロットと特殊スロットは基本的には資質に大きく左右されます。
なんといえばいいのでしょうか……持って生まれたスロットの数がスロット武器の性能や特殊スロットの能力に直結するのです」
都笠
「そうなの?」
セリエ
「例えばスズ様の兵器工廠やご主人様の管理者はそれを素質として持っていて、獲得できるスロットの枠がなければ得ることはできません。
素養として持たざる者には獲得できないのです」
都笠
「なるほどね」
セリエ
「スロット武器についても、そのスロット数を超える性能を得ることはできません。このようにこの両者は生得的な資質に大きく左右されます」
都笠
「ふむふむ、それで」
セリエ
「それに対して魔法スロットや回復スロットは少し異なります。
両者はともに必ずその能力を行使するためには魔力を消耗します。魔法の発動までにも必ず詠唱などで必ず間が必要です」
都笠
「そう言えば皆呪文を唱えるもんね。風戸君の貫け!とか……あんなのよく自分で考えたわね」
セリエ
「そうでしょうか?私はとても……あの、凛々しくて……えっと、とても……いいと思いますが」
都笠
「ああ……はい、はい。また腰を折ってごめんね」
セリエ
「あの……はい、続けます。
違いはいくつかあるのですが……一つ目は、魔法スロット、回復スロットが攻防スロットのスロット武器と異なるのは、この魔力の消費を増加させたり、発動までの時間を長くすることにより、威力は射程などの性能を向上させられることです」
都笠
「つまり、消耗を増やしたり長い詠唱を時間とかにすると、魔法スロットが小さくても強力な魔法は作れるってこと?」
セリエ
「その通りです。ただ、枠を超えた強化にはそれなりに不利な要素を負う必要はありますので、スロット数が大きい方が有利であることに変わりはありません。
魔力の消耗が大きければ魔法の多用はできませんし、戦闘時において詠唱が長いのは大きな不利となります」
都笠
「逆もアリなわけ?威力を減らす代わりに消耗を減らす手数で勝負みたいなのとか」
セリエ
「はい。それも可能です。
同じスロットでもどのような魔法をセットするかは使い手によってかなり異なります」
都笠
「なるほどね。つまり持ち主が性能を調整する余地があるわけだ」
セリエ
「はい。スロット武器は攻防スロットが小さければ高い性能を獲得はできませんが、魔法スロットは不利な要素と引換えにスロットの枠を超えて魔法の強化ができるのです。これが最大の違いかと思います」
◆
都笠
「なんとなくわかってきたけど……上限は無いの?無茶苦茶長い詠唱時間とかだとすっごい強力な魔法作れそうだけど」
セリエ
「勿論あります。正確な所ははっきりしませんが、定説ではセットする魔法スロットの倍を超える性能を獲得することは難しいとされています」
都笠
「正確な統計は無いのね」
セリエ
「はい。一度スロットにセットした魔法を変更することはかなり難しいのです。ですから、実験することはなかなか……」
都笠
「そりゃそうか。セーブして試してみてダメだったらロードってわけにはいかないもんね」
セリエ
「えっと……?今のは」
都笠
「こっちの話よ。ごめんね。確かにそれじゃ誰かに極端な魔法を試しに獲得してもらうってわけにはいかないわね」
セリエ
「はい。その通りです。それに、極端にスロットの枠を超える魔法は詠唱が極めて長くなるか、消耗が大きくなりすぎて使いにくいものになりがちです。
ですから、探索者のセオリーとしては、あまり極端なものを獲得することはせず、消耗、詠唱のバランスをとる傾向がありますね」
都笠
「探索者のセオリーってことは、他もあるわけ?」
セリエ
「はい。探索者はどのような人とパーティを組むか分かりませんが、貴族家の魔法使いなどは確実に護衛が付き従うような場合やそのものの家に求められる魔法がある場合もありますから」
都笠
「ああ、なんとなくわかるわ。例えば必ず前衛がいるんだから、極端に詠唱が長い高威力の魔法をとっても実戦で使えるとか、そんな感じかな?」
セリエ
「流石です、スズ様。よくお分かりです」
都笠
「まあ、自衛隊にも兵科っていうか、役割分担があったからね」
◆
セリエ
「魔法スロットのもう一つの特徴は、魔法に特殊な効果を付与できることです」
都笠
「特殊な効果って?」
セリエ
「一つは属性、もう一つは追加効果です」
都笠
「属性は分かるわ。炎とかそんなのよね。レインさんのあの魔法は火属性かしら?」
セリエ
「はい。その通りです。魔獣によってはその属性に弱い者もいますが、その属性に耐性を持つものもいますので、一概に有利とは言いかねます。あえて属性の付与をしないことも多いですね」
都笠
「それは分かる気がするわね……じゃあ、追加効果は?」
セリエ
「例えば命中した相手の動きを止めたり遅くする、腐食の効果を与えて継続的に傷を与える、効果範囲を広げる、などです。
ただし、これは本人の資質に左右されるのでなんでも使えるわけではありませんが」
都笠
「あの花鳥君って子が使っていた、あれもそう?」
セリエ
「はい。集団に対して動作遅滞をかけられるのは並みの魔法スロットではありません。成長すれば素晴らしい魔法使いになると思います」
都笠
「で、属性や追加効果を得るためにもスロットの枠を使う、という理解でいいかしら?」
セリエ
「はい。ですから、追加効果を付与された魔法は威力には劣ります。アトリ様の魔法もあれ自体には威力は無いかと」
都笠
「なるほどね。確かにだいぶ違うわね。魔法スロットの方が使い手次第で強さが左右される感じかな」
セリエ
「その通りです。同数の攻防スロットで作られたスロット武器には絶対的な差は生じませんが、魔法スロットの場合、使い手の意志によってかなりの差が表れますね」
◆
都笠
「回復スロットは?」
セリエ
「大まかには魔法スロットと同じです。魔法スロットの場合は攻撃となりますが、回復スロットの場合は治癒となるというだけでしょうか」
都笠
「ということは消耗や詠唱を増やして回復量を増やすこともできるわけだ」
セリエ
「その通りです。私の解毒のように特殊な効果を得ることもできます」
都笠
「なるほどねー」
セリエ
「探索者のセオリーとしては、回復魔法は効果を多少犠牲にしてでも詠唱を短くするか、回復量重視で詠唱を長くするかの二通りに分かれますね」
都笠
「それも分かる気がするわ。戦闘中にパッとかけれるか、戦闘後にがっつり回復するかって感じでしょ」
セリエ
「その通りです。なぜお分かりになるので?」
都笠
「いや、あたしもゲームとかやったことあるからさ、なんとなくわかるわ」
セリエ
「ゲーム?」
都笠
「ああ、またこっちの話」
◆
セリエ
「このように、魔法スロットや回復スロットは攻防スロットよりスロットにセットできるものの自由度が高いため、使い手の意志がかなり大きく影響します。おそらくこれが最大の差ですね」
都笠
「なるほどねーなかなか面白いわ。あたしも欲しかったわ、魔法スロット……いや、回復の方がいいわよね」
セリエ
「そうですね。回復スロットは4種のスロットの中で一番需要が多いスロットです。
単独スロットでも回復スロットであれば探索者にならずとも、町の治癒術師として生活できます」
都笠
「それは分かるわ。骨身にしみるわよ。回復魔法万歳だわ。
あたしたちの世界の方が文明は進んでるけど、回復スロットの治癒術はまねできないわね。たぶん、セリエが日本に来たら自衛隊の衛生部隊に入れるわよ」
セリエ
「そうなのでしょうか?私から見ると塔の廃墟は私たちの世界のはるか先を行っているように思えますが」
都笠
「それでもまねできないことはあるってこと」
セリエ
「そうなのですね……ともあれ、魔法スロットや回復スロットと攻防スロットの違いはこのような感じとなります」
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セリエ
「はい、勿論です。使い手の熟練次第では本来の威力を発揮できなかったりもしますし……逆に慣れてこれば精度の高い狙い打ちも可能ですし、発動までもわずかながら短くなります」
都笠
「この点は、スロット武器を使いこなせるか性能におんぶにだっこになるかっていう点で攻防スロットと同じね」
セリエ
「はい」
都笠
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