僕は御茶ノ水勤務のサラリーマン。新宿で転職の話をしたら、渋谷で探索者をすることになった。(書籍版・普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ)

雪野宮竜胆/ユキミヤリンドウ

唐突にキャラ設定(挿絵なし)

・風戸澄人 


 本作の主人公。 
 もと御茶ノ水の電気工事会社勤務のサラリーマンです。25歳。身長175センチ。 
 深層心理に完全に異世界に染まりたくない感覚があるため、今も現代風の服を着ています。 


 スロット武器は銃剣つきマスケット銃。 
 スロット武器のスピードの性能が高いため、構えて戦闘態勢に入ると魔獣の攻撃が極端に遅く見えるという 副産物があります。
 かわりにパワーの性能がそこまで高くないので、威力は控えめです。 


管理者アドミニストレーター 


 遺物に魔力を吹き込み、それによって本来の機能を回復させ使用することができるスキルです。 
 あくまで機能を回復させるだけであり、使いこなせるかは使い手によります。
 階層が1から5まであり、階層が進むごとに効果範囲や対象、効果時間等が拡大していきます。 


 そもそも所持者が少なく用途が知られていなかった上に、スロットと枠を食うため、使いでのないスキル、と見なされていましたが、 塔の廃墟、東京からの持ち込み品を稼働させることができることが分かったため、習得しようとするものが激増しました。 


・攻撃魔法二種 


 本作中における攻撃魔法は魔法スロットにセットして使用することができます。 
 使用したスロットの枠にもよりますが、術者のイメージにより効果等がかなり影響を受けます。 
 スロット数が高くとも、描くイメージがあいまいだと、スロットの数本来の効果を発揮できないことも多々あります。 


 風戸君の中二病一歩手前の魔弾の射手、は本人命名です。呪文も同様。 
 銃を構えて引き金を引く、が発動イメージとなっています。 
 呪文が短い方は弾速と貫通力を重視したもの、呪文が長い方は、一撃必殺の火力に特化したものです。 


 あくまで銃を撃つイメージで魔法を使っているだけなので、物理的な弾丸とは異なり、 多少は術者の意思により弾道をコントロールできてています。ただし、本人は無意識に行っているのでそれに気付いていません。 




・セリエ・ヴェルナーディエ 


 ユーカの生家であるサヴォア家につかえていたメイドです。犬の獣人。身長165センチ。18歳。 
 孤児で、先代のサヴォア家の当主に拾われ、そのままサヴォア家の使用人になりました。 
 サヴォア家が没落した後は、奴隷身分になってユーカを守り、今は風戸君に仕えています。 
 普段からメイド衣装を着ています。これはサヴォア家につかえていたものを同じ形で仕立ててもらったものです。 


 スロット武器は(なぜか)ブラシ。本人もなぜそれにしたかはよくわかっていません。 
 スロット武器の性能は低く、本人自身も肉弾戦の適正があまりないため、物理的な戦闘には不向きです。 




防御プロテクション 


 対象の体に魔法的な防御膜を展開し、攻撃を相殺する魔法です。 
 術者の力量(というか使用したスロットの数)によって同時に複数の対象にかけたり、離れた相手にかけたりすることができます。 
 ダメージを受けるごとに防御効果は薄れていき、一定の損傷を負うと消滅します。 


 魔法、物理攻撃のいずれにも効果がある、魔法使い等の後衛には必須のスキルです。 
 単独スロットシングルスでこれを習得して隊商に雇われたりするものも少なくありません。 


治癒ヒーリング 


 対象の傷を治す回復魔法です。これまた術者の力量によって回復料や効果範囲、対象が変化します。 
 あくまで傷をふさぐだけで、痛みを完全に消すわけではありませんが、傷を治す、という戦場のみならずあらゆる面で重宝されるスキルであるため、回復スロット持ちは食いっぱぐれることがあまり有りません。 
 

 なお、四肢欠損等を回復することはできません。 
 四肢欠損については再生リジェネレイションという別のスキルが存在します。 


解毒カウントアクトポイズン 


 毒を消滅させるスキルです。
 魔獣には毒を使った攻撃を行うものも多いため、探索者にとっては重要なスキルですが、回復スロットもちはまず治癒ヒーリングを優先して習得するため、地味に使用者が少ないスキルです。


使い魔ファミリア 


 魔力で作り出した形代を使役するスキルです。形代は習得時に術者が決めます。
 形代と視覚をはじめとした感覚を共有することができます。


 形代として一般的なのは上空から見張りを行うための鳥や、狭い所に入り込むための猫などです。
 使用中は術者が動けなくなる、消耗が激しく濫用はできない、感覚を共有しているため使い魔の傷を術者も負う、などの弱点もありますが、偵察、侵入、哨戒など利便性が高いスキルなので、使用者は軍隊においても探索者としても重宝されます。


・攻撃魔法一種 


 光の帯のようなものを作りだして敵を薙ぎ払う魔法です。 
 戦場などで、サヴォアの当主を守るために習得した魔法なので、より多くの敵の足を止めるため、威力より攻撃範囲重視になっています。 




ユーカ・エリトレア・サヴォア 


 サヴォア家の一人娘です。人間。14歳。145センチ。 
 没落したサヴォア家の最後の一人です。奴隷になっていましたがセリエに守られていました。 


 スロット武器はフランベルジュ。炎の属性エレメントが付与されているので時折刀身から炎が上がります。 
 スロット武器の性能は高く、スピードでは風戸君に劣るものの、パワーでは上回りいずれも高水準。 
 スペックだけ見れば近接戦に強い突撃型ですが、本人の剣を操る技量や判断力が足りていないので、その本来の性能はまだ発揮できていません。 


精霊の追撃エレメントチェイス 


 属性付きのスロット武器にのみ付与できるスキルです。 
 属性に応じた追加攻撃を発動させられます。ユーカの場合は炎の操作ができます。 


 どのような動きになるのかは術者の力量に依存します。 
 訓練が浅いと、剣を振った軌道に炎を出す、とかくらいの、わりとわかりやすい効果となりますが、 きちんと訓練を積めば火球を作って飛ばしたり、少し離れた場所に炎を出すようなことも可能です。 


 シンプルに使っても火力を底上げしてくれてそれなりに効果のあるスキルですが、使いこなせば高い汎用性を発揮します。
 その半面で多様なイメージを明確に持つ必要があるため、 使いこなすには使い手に相応の熟練を要する難度が高いスキルです。 
 なお、見栄えがいい、という理由で習得するものも結構います。 


攻撃拡張アタックエクステンション 


 精霊の追撃エレメントチェイスの上位版で、精霊の追撃の効果を何倍にも拡大します。 
 術者の力量に効果が左右される点は同様で、効果範囲や威力が上がる分、より繊細な使い方を要求されます。 


自己治癒ヒーリング・ザ・セルフ 


 自分の傷を回復する限定的な回復魔法で。セリエがとらせたスキルです。 
 他人にかけられない分、回復の効果は大きいものです。 




都笠鈴 


 風戸君と同様の、現代日本人です。元陸上自衛隊所属。24歳。170センチ。 
 風戸君と違って、じたばたしてもなるようにしかならない、という感じで現在の環境に適応しているので、 服装もガルフブルグのものと、現在のものとを合わせて着ています。 


 スロット武器は(あまり出てきていませんが)長拐。 
 スピードとパワーのバランスはいいのですが、そこまでスロット武器の性能はよくありません。 
 ただし、本人の運動神経がいいことや、以前中国武術の修業をしたことがあるため、その性能をうまく引き出せています。
 スロット武器の性能を今一つ使いきれていない風戸君やユーカとはある意味反対にいるタイプです。 


兵器工廠アーセナル 


 特殊な亜空間を展開し、武器を収納するスキルです。術者の力量により収納でくるものの数が変化します。 
 亜空間内の時間は特殊な流れ方をしており、その中に保持している間に限り、武器の修復が行われます。 
 あらゆるものを収納できる魔法の箱マジックボックスと比べると、収納できるものは限定的ですが、修復効果がある点が優れています。 


 習得可能なものは多いのですが、普通の人はスロットを自分のために使うのが一般的で、他人の武器を運ぶためにつかうことはあまりしません。
 こういう事情もあり、マイナースキルになっていました。 


兵器工廠アーセナル内武器 


SIG SAUER P220 2丁 
M45A1(フラッシュライト付き) 
M9軽機関銃 
89式5.56mm小銃 
M4カービン(アンダーバレルグレネード付き) 
5.56mm機関銃 MINIMI 
12.7mm重機関銃M2 
M24 SWS対人狙撃銃 
バレットM82A1対物狙撃銃 
レミントンM870 
M26破片手りゅう弾 
閃光手榴弾 


 それぞれスペアマグも抱えています。手榴弾は復元されないので使い捨てです。 
 基本的には陸自の装備で国内に配備されているものを持っています。 
 本人は扱いなれた89式が一番気に入っています。


駐屯地ギャリソン 


 一定地帯に警戒線を張り、それを超えたものやその内部での動きを感知できるスキルです。 
 あくまで固定的な結界を張るものであり、移動中は使えません。
 スロットの消費が少ないため、習得している探索者が多いスキルです。 



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