元豚王子VS悪役令嬢
第41話 よ…よゆーだし?全然っよゆーだし?
俺は朝食を済ませて剣を持ち訓練場に行くとクラウディアとクラウディアの師匠のダニエルがなんと戦っていた!!
しかも
「クラウディアちゃん!本当に強くなった!!やっぱり好きだよー!!」
ガキィィィン!
「師匠!真面目にお願いしますわ!!後私に未練を持つのは辞めて欲しいですわ!!」
ガキィィィン!
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないかあああ!クラウディアちゃんと二人でお出かけしたいよー!!」
ガキィィィン!
「私絶対に嫌ですわああ!!」
ガキィィィン!
と告白しながら戦い、負けたらお出かけでも掛けてるらしかった。まだ諦めてないとはしつこい男だな…。いつもなら嫉妬する俺もまぁ…あれですから…。クラウディアと俺はもう相思相愛だから?よゆー!!彼女持ちのよゆーが俺に謎のパワーを与えていた。
結局俺は勝敗が着くまでまた木をぶった斬る練習でもするかと集中した。
息を整え一点を見据え剣をしっかりと握る。日本刀は片刃だが西洋剣は両刃。強度は西洋剣の方が強いか…はよく解らないが…。
西洋剣は敵を斬り殺すものだとこの国の本で読んだ。これが日本だったら(峰打ちじゃ…安心しな)とか侍が言いそうだけど西洋はそんな情けはない!悪い奴はぶった斬るまでだ。
そして俺は剣を構えて素早く上から下へと降り下ろした。
するとピキリと音がして…
木がついに真っ二つに割れた!!
しばらく呆然として落ちた木を見つめた。
で…出来た…斬れたよ…木が…。
パチパチといつの間にか試合を終えたクラウディアが拍手した。
「やった!割れたよ!!クラウディア!!」
「ふふっ!まず一歩ですわ!次は木を増やして全部斬れるようになりましょうね!」
とズラリと木が増えた。
「……千里の道も一歩から…いや、ローマは1日にして成らず?」
と言うとクラウディアはそれにキョトンとした。
「…それでクラウディア、さっきのダニエル師匠との試合には勝ったのか?」
と聞くとクラウディアは青くなった。
…えっと…まさか…
「ま…負けたのかああああいっっっ!!?」
ということはクラウディアがあのバカ強いダニエルとデート決定じゃあん!!違うよ嫉妬なんてしないよ!?してももう身体乗っ取られる魂もないし?いや、俺はそんなね、よゆーだからね?彼氏としてのよゆーが!!
「ごめんなさい…師匠にはやはりまだ勝てなくて…つい…胸を触られそうになり髪でガードした隙に1本取られてしまいましたの…」
「それは汚いな!うん!無効だよね!!そんな女性にセクハラしようとした奴とデートなんかさせれるかああ!!よしっ!俺も付いて行こう!!」
するとガシリと後ろからフェリクスが肩を掴む。
「殿下ー?お客人がお待ちです。お忘れですかあ?しかも隣国の王子様ですよ?絶対に今日は外せませんよ?」
とにこりと笑いながら引きづられそうになる!
「待て待て!フェリクス!ちょっと待て!クラウディアが!あの師匠とお出かけだぞ!?無理!ダメ!絶対!!」
するとダニエルが現れていつの間にか着替えて花まで抱えていた!
「クラウディアちゃん!行こうか?君と二人でお出かけできる日を僕は楽しみで楽しみでねぇ!ああ、王子様…お客人をお待たせしてはいけませんなぁ!クラウディアちゃんは僕に任せてください!」
とニヤリと笑った。
こんの…策略家がああ!!
「もう!ジークヴァルト様は心配し過ぎですわ!私が信じられませんの?ヘンリックも連れて行きますし大丈夫ですわ!」
「そりゃないよ!クラウディアちゃん!二人って言ったじゃないかー!」
「二人でとは言ってませんわ!とにかくジークヴァルト様!私を信じてくださいまし!」
ううっ!そりゃクラウディアは信じているけど…あの男を信じられんのだ!
「ヘンリックさん!絶対にクラウディアを奴から守れよ!?お前が死んでもな!」
「死ぬのは遠慮したいです…」
と言うので…俺は不安でちょっと試してみるかとクラウディアに近寄り
「クラウディア…これを…」
とペンダントを取り出した。
「これは?」
「うん…こないだ教会に行った時にお爺さんの治療をしたんだが御礼に貰ってくれと聞かないというか離してくれなくて貰ったやつなんだけどね。貰った時はただの木彫りのペンダントだったが、俺がちょっと加工して真ん中に石を埋めたんだよ。これを…御守り代わりに…」
「全く私を信用していないではないですか!!御守りはいただきますけど!師匠はこれでも紳士ですし一度振ったのですから大丈夫です!王子はお客様のお相手をしていてください!夕方には戻りますから!」
とクラウディアはちょっと怒った!
だって…心配過ぎるだろ!こいつ俺の勘じゃ絶対諦めてないだろぉ!?顔見ろよ!あの俺に向けたドヤ顔!憎たらしい!!力じゃ敵わないからってほんと腹立つわ!
「判ったよ…じゃあ気をつけてくれよ?信じてるから…後、帰ったら話がある…女神が言ってたこととか」
「…解りましたわ…行ってきます」
とクラウディアはヘンリックを引き連れウキウキのダニエルとデートに行った。
ほんとにほんとに信じてるからあああ!!クラウディア早く戻ってきてえええー!!暗くなる前にねっ!!
俺はもはや遠去かる背中に必死に願っていた。
「余裕無いですねぇ…殿下…」
とフェリクスはボソリと言った。
しかも
「クラウディアちゃん!本当に強くなった!!やっぱり好きだよー!!」
ガキィィィン!
「師匠!真面目にお願いしますわ!!後私に未練を持つのは辞めて欲しいですわ!!」
ガキィィィン!
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないかあああ!クラウディアちゃんと二人でお出かけしたいよー!!」
ガキィィィン!
「私絶対に嫌ですわああ!!」
ガキィィィン!
と告白しながら戦い、負けたらお出かけでも掛けてるらしかった。まだ諦めてないとはしつこい男だな…。いつもなら嫉妬する俺もまぁ…あれですから…。クラウディアと俺はもう相思相愛だから?よゆー!!彼女持ちのよゆーが俺に謎のパワーを与えていた。
結局俺は勝敗が着くまでまた木をぶった斬る練習でもするかと集中した。
息を整え一点を見据え剣をしっかりと握る。日本刀は片刃だが西洋剣は両刃。強度は西洋剣の方が強いか…はよく解らないが…。
西洋剣は敵を斬り殺すものだとこの国の本で読んだ。これが日本だったら(峰打ちじゃ…安心しな)とか侍が言いそうだけど西洋はそんな情けはない!悪い奴はぶった斬るまでだ。
そして俺は剣を構えて素早く上から下へと降り下ろした。
するとピキリと音がして…
木がついに真っ二つに割れた!!
しばらく呆然として落ちた木を見つめた。
で…出来た…斬れたよ…木が…。
パチパチといつの間にか試合を終えたクラウディアが拍手した。
「やった!割れたよ!!クラウディア!!」
「ふふっ!まず一歩ですわ!次は木を増やして全部斬れるようになりましょうね!」
とズラリと木が増えた。
「……千里の道も一歩から…いや、ローマは1日にして成らず?」
と言うとクラウディアはそれにキョトンとした。
「…それでクラウディア、さっきのダニエル師匠との試合には勝ったのか?」
と聞くとクラウディアは青くなった。
…えっと…まさか…
「ま…負けたのかああああいっっっ!!?」
ということはクラウディアがあのバカ強いダニエルとデート決定じゃあん!!違うよ嫉妬なんてしないよ!?してももう身体乗っ取られる魂もないし?いや、俺はそんなね、よゆーだからね?彼氏としてのよゆーが!!
「ごめんなさい…師匠にはやはりまだ勝てなくて…つい…胸を触られそうになり髪でガードした隙に1本取られてしまいましたの…」
「それは汚いな!うん!無効だよね!!そんな女性にセクハラしようとした奴とデートなんかさせれるかああ!!よしっ!俺も付いて行こう!!」
するとガシリと後ろからフェリクスが肩を掴む。
「殿下ー?お客人がお待ちです。お忘れですかあ?しかも隣国の王子様ですよ?絶対に今日は外せませんよ?」
とにこりと笑いながら引きづられそうになる!
「待て待て!フェリクス!ちょっと待て!クラウディアが!あの師匠とお出かけだぞ!?無理!ダメ!絶対!!」
するとダニエルが現れていつの間にか着替えて花まで抱えていた!
「クラウディアちゃん!行こうか?君と二人でお出かけできる日を僕は楽しみで楽しみでねぇ!ああ、王子様…お客人をお待たせしてはいけませんなぁ!クラウディアちゃんは僕に任せてください!」
とニヤリと笑った。
こんの…策略家がああ!!
「もう!ジークヴァルト様は心配し過ぎですわ!私が信じられませんの?ヘンリックも連れて行きますし大丈夫ですわ!」
「そりゃないよ!クラウディアちゃん!二人って言ったじゃないかー!」
「二人でとは言ってませんわ!とにかくジークヴァルト様!私を信じてくださいまし!」
ううっ!そりゃクラウディアは信じているけど…あの男を信じられんのだ!
「ヘンリックさん!絶対にクラウディアを奴から守れよ!?お前が死んでもな!」
「死ぬのは遠慮したいです…」
と言うので…俺は不安でちょっと試してみるかとクラウディアに近寄り
「クラウディア…これを…」
とペンダントを取り出した。
「これは?」
「うん…こないだ教会に行った時にお爺さんの治療をしたんだが御礼に貰ってくれと聞かないというか離してくれなくて貰ったやつなんだけどね。貰った時はただの木彫りのペンダントだったが、俺がちょっと加工して真ん中に石を埋めたんだよ。これを…御守り代わりに…」
「全く私を信用していないではないですか!!御守りはいただきますけど!師匠はこれでも紳士ですし一度振ったのですから大丈夫です!王子はお客様のお相手をしていてください!夕方には戻りますから!」
とクラウディアはちょっと怒った!
だって…心配過ぎるだろ!こいつ俺の勘じゃ絶対諦めてないだろぉ!?顔見ろよ!あの俺に向けたドヤ顔!憎たらしい!!力じゃ敵わないからってほんと腹立つわ!
「判ったよ…じゃあ気をつけてくれよ?信じてるから…後、帰ったら話がある…女神が言ってたこととか」
「…解りましたわ…行ってきます」
とクラウディアはヘンリックを引き連れウキウキのダニエルとデートに行った。
ほんとにほんとに信じてるからあああ!!クラウディア早く戻ってきてえええー!!暗くなる前にねっ!!
俺はもはや遠去かる背中に必死に願っていた。
「余裕無いですねぇ…殿下…」
とフェリクスはボソリと言った。
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