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男嫌いの悪役令嬢はイケメン悪魔と契約し攻略対象から逃げ切ります

黒月白華

第25話 隠れ家の発見

エドヴィンはヘンドリックの記憶を消した後、ヘンドリックの魔術書を破り捨てた。
彼には可哀想だがアリーセのことは諦めてもらおう…というか僕の婚約者だ!
あの妙に顔のいい悪魔やダミアンにも渡しはしない!もちろんあの従兄弟のパトリックなど論外!

後日お詫びの品を持ち、アリーセの元へ訪れたがアリーセは自分と数人の使用人のダミーを用意して消えていた。
悪魔のライルが

「あれはルーカスやお嬢様の替え玉だね、本物はもうここにはいない…どこかへ隠れたんでしょう」
と呑気に言う。

「逃さないと言っていたように聞こえたが逃げているな」
とダミアンも言う。

「ライル!どこに逃げたのか判らないのかっ!?」

「そういや俺…まだ仮契約なんだよあんたとは…」
とライルは飄々と言う。

「ふっ…爪一枚では足りなかったか!この悪魔め!」

「そう言うことを言う?お前俺を呼び出した時に聖水で脅して仮契約に留めさせただろ?狡猾な悪魔のような人間だ。爪一枚じゃ割に合わない!」
エドヴィンは判っていた。悪魔と軽々しく契約するとどうなるか…。主がアリーセのような女であった場合は処女であればそれを要求するが…男の主であった場合は…身体の一部を差し出すことになっている。

ちなみにダミアンは奥歯をあげたようだ。

「ふっ…ならば僕と本契約をしたいというのか?」

「ふっ……って言うキザなこと言うの癖なんすか?」

「ふっ…うるさいよ?この僕と契約するなら大きな代償が必要なんだろう?」

「まぁ…契約怖いんなら別に今の仮終了して俺魔界に帰りますよ?」

「ふっ…待て?しないとは言っとらん…代償の内容次第だな?」
と言うと悪魔のライルは真剣な顔になり言った。

「……ならば俺が要求するのはその緑の目だ!片目でいいよ?もちろん俺が気絶しない限りは術をかけて皆には両眼に見えるようにしてやる」

「なっ…」
流石のダミアンも剣を抜きかけた。

「やめろダミアン…こいつは悪魔…その気になれば人間など相手ではない!」

「だが…エドヴィン様!目などと!!」

「ふっ…代償だ。その代わりライル!お前と本契約したらお前はあの悪魔ルーカスとやらを殺してくれるか?あいつは邪魔だ!」

「………主の命令なら…」

「そうか…ならば、片目などくれてやる!僕のアリーセは僕のものだ!本契約だ!ライル!」
そしてライルは僕と本契約を始めた。
メリメリと片目に痛みが走りそして片目が無くなるのを感じた。

「ぐあああああっっ!!」
立っていられなくなり床をのたうち回った!
ダミアンが思わず駆け寄った!

「エドヴィン!しっかりしろ!!馬鹿なことを!!仮に留めておけとあれ程言ったろ!?」

「ふっ…ダミアン…久しいな僕を呼び捨てにしてくれるとは…親友…」

「バカめ…お前はそれでも王子か!悪魔の囁きを聞き入れるなど…正気じゃない!」

「ふっ…俺は本気でアリーセが欲しいんだ!負けるものか!こんな痛みなど……」
そこまでで僕の意識はしばらく途切れた。

「悪魔は治療術が使えない…王子…あんたの覚悟と契約は完了した…俺は……ルーカスを殺す……」
ライルは緑色の目玉を自身の目に取り込むと取り込んだ目の色は赤から緑色になってオッドアイになった。


しばらく目の回復に時間がかかったがライルには目に術をかけてもらった。周囲には僕はいつも通りに見えるがダミアンには悔しそうに顔を逸らされた。魔術書を持っている者には術の幻影は効かないのだ。

だがダミアンも仮契約を辞めて左指を2本無くしていた。僕はどうして…と聞いたが

「エドヴィンにだけ痛い思いをさせるか!それに俺も一応アリーセ嬢に惚れている一人だ…。騎士として覚悟をしたのさ」
と言った。

すると王宮にパトリックが見慣れない少女と歩いているのを僕たちは発見した。
ライルは

「ありゃ?あの女の子…悪魔だ…」
と言う。

「なんだと?本当か!?パトリック…あいつも魔術書を!?」

「まぁあいつも一応アリーセ嬢のことコソコソ見ていたな。男らしくない奴だ!」
とダミアンが言うが

「それはお前がパトリックを脅すからだろう?……だが…面白い…パトリックを捕まえろ!あいつはもしかしたらアリーセ嬢の居場所を知っているかもな!」

しかし捕まえようとしたがあいつは巧みに逃げる。どういうことだ?

「何か能力を持ってるなあの悪魔少女…」
とライルが言う。

「何としてでも捕まえる!」
そうしてパトリックが夜中に寝静まった頃奴の寝室に侵入してあいつを捕まえた。少女も寝ていたので捕まえられた。魔術書はどこかに隠したようで見つからなかったがパトリックを拷問してでもアリーセ達の居場所を吐かせようとした。少女の悪魔はパトリックを守ろうとしたがライルやダミアンの悪魔のケビと言う白と赤の混じった髪の悪魔に力を封じられ動けずにいた。

「アリーセはどこにいる!パトリック!!」

「エドヴィン…君…その目……アリーセ嬢はルーカスさんのものだ…二人は幸せになるんだ!邪魔しないでよ」
と懇願するが僕はパトリックの腹を蹴る。

「ガハッ!」

「言わないのなら無理矢理お前を洗脳してでも吐かせるさ…ライル!こいつを洗脳して居場所を吐かせろ!」

「や…やめてくれ…お願いだよエドヴィン…愛する二人を引き裂かない…で…」
そこまででパトリックの意識は失われてライルは彼を操った。
そしてパトリックの口からようやくアリーセ達の隠れ家を聞き出せた。
このストーカー野郎め。

「アリーセは僕だけのものだ!くく…やっと迎えに行けるよ…アリーセ!」
それにダミアンは静かにエドヴィンを見ていた。

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