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引きこもりの婚約者に会ったら目が死んでいるし前世が女らしいですわ

黒月白華

第1話 私の悩みです

初めまして。
私、エルメントルート・ゾフィーナ・ロッテ・ヘルトル公爵家の3女でございます。

え?長い?ではエルでもゾフィーでもどちらでも。ヘルトルが姓でございますわ。

それでですね?ちょっと私の悩みを聞いていただけませんでしょうか?

え?勝手に話せって?では僭越ながらこの私のイライラとストレスで胃がキリキリしている原因をお話申し上げます!

実は私公爵家の3女と言うことでお嫁に行くことは決まっておりますよね?うちは3姉妹ですから長女のガブリエラお姉様は婿様を取り婚約者がいます。次女のヘルミーネお姉様は隣国の第二王子様に嫁ぐ為花嫁修行で隣国へ行っています。

そして私は…末っ子ということでお父様の部下のファインハルス侯爵家の長男に嫁げるよう小さい頃から婚約者は既に親同士で決めてしまわれました。ファインハルス家は子供が私の婚約者様のみで他に兄弟姉妹はいらっしゃらなくて養子で義理の可愛らしい妹さんがいるらしいです。

私の婚約者様はケヴィン・トール・ファインハルス
というお名前で私と同じ現在16歳のはずです。
というのも…私達今まで…一度も一度たりとも!お会いしたことはございませんの!!

何故なら!婚約者様が…引きこもりだからです!!

これはもはや婚約破棄?いえ、政略結婚ですからそれはないかと。ですが、こんなに会わないと浮気やらいろいろと他の女の人と遊んでいらっしゃるに決まっており、結婚生活は最悪な冷め切ったものとなるのは判っていますが。

それにしても10歳で婚約者となって私が夜会でデビューしても隣には婚約者はいない。ええ、欠席でした。その後も病気やら怪我やらなんだかんだで一度も夜会に来ません!お茶会も同様!婚約者の誕生日ガン無視でプレゼント無し!むしろこちらが婚約破棄されるのを待っているとしか思えない!!

公爵令嬢の私が会いに行ってもお部屋に鍵をかけて寝ていたりしますのでお綺麗な義理の妹様のラウラ・エリーゼ・ファインハルス様はいつも

「ごめんなさい、お義兄様は具合が悪くて…」
と困って笑ってらっしゃいましたが、お姿こそ見たことはない私にラウラ様はギラギラと私に敵対視してくるので想像するにそんなにお顔悪くないのかしら?と思います。私なんてとても妹さまの美しさには敵いません。

ええ、私…別に美人でも美少女でもない地味な女です。お化粧で少しはマシになる程度。夜会なんか出ても誰も私を誘いませんからいつも婚約者も隣にいなく、壁の花です。料理食べて壁の隅で人様の踊る姿眺めてるだけです。惨めです。

お友達の令嬢にも

「あら?エル様…今回も婚約者様は…」

「欠席です。頭痛が酷いらしくて」

「お身体が弱いのですね…」

「はあ…」
と言った感じで。

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