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悪役令嬢戦記:死ぬしかない悪役令嬢に転生したので、無双を目指す事にしました。

克全

第78話:閑話・大陸連合魔道学院

「それで、マーシャム王国のオードリー嬢の魔力量はどれほどのモノなのだ」

「まだ七歳なので断言はできませんが、少なくとも皇帝級はあります。
 学院長が申されていたように、この世界をひっくり返すほどの魔力を持っているかもしれませんが、いかがなされますか」

「愚かな事を聞くな、馬鹿者が、我々の役目は昔から決まっている。
 学院に残された数々の魔術を使える方にお仕えするだけだ」

「しかしながら学院長、相手はまだ七歳の幼児でしかありません。
 やはりアルバート皇帝に学院の魔術を授けるべきなのではありませんか」

「横から学院の生末に口出しするな、愚か者。
 金勘定しかできない、自分の利益しか考えない、理事長は黙っていろ。
 お前達理事会が、皇国から裏金をもらっていた事くらい分かっておるわ。
 学院の運営に使う正規の寄付金だけならともかく、賄賂をもらうような連中に、これ以上学院籍を与える訳にはいかん、追放にするから学院から出て行け」

「ほう、よく言ってくれるな、学院長殿よ。
 学院の導師達に金勘定ができないから、理事会が創られたのを忘れたか。
 それが分かっていて、本当に我らを追放できるのか、やれるものならやってみろ」

「ふん、簡単な事よ、お前達の財産を没収すれば数十年は金には困らん。
 皇国関連で、随分とあくどく稼いでくれていたからな。
 お前たちを追放した後で、正しい魔力判定を下してやる。
 そうなれば皇帝と皇国の威信は地に落ちる。
 魔力を偽って押し込んだ皇族達は、全員婚家から追放されるだろうな」

「おのれ、学院長、謀ったな。
 だが俺の事を甘く見過ぎたな、愚か者、もう既に導師の大半が俺様の味方よ。
 お前の魔力が他の導師達よりほんの少し多いと言っても、学院に残っている味方だけで、大半の導師と俺様の手勢に勝てると思うなよ」

「ふっふっふっ、どちらが愚かなのか、やってみれば分かるだろう。
 お前が味方につけたと思っている導師達が、本当に味方なのか。
 私が味方だと思っている導師達が、本当に味方なのか、命令してみれば分かる」

「まさか、最初からこうなる事を予測して、導師達を二重スパイにしていたのか。
 俺様に味方すると言って近寄ってきた導師達が、お前のスパイだと言うのか」

「さてな、それはやってみなければ分かるまい。
 お前の命令に従うのか、俺の指示に従うのか。
 いや、この大陸の秩序を破壊しようとする皇帝の犬に成り下がるのか、ずっと大陸の秩序を守ってきた学院の教えに従うのかを」

「ええええい、やれ、やってしまえ、学院長を殺すのだ。
 学院長を殺した奴に、次の学院長の座をくれてやる。
 皇帝陛下に奏上して、使いきれないほどの金銀財宝をもらってやる。
 何なら貴族の地位と領地をもらってやる、だから殺せ、今直ぐ学院長を殺すのだ」

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