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悪役令嬢戦記:死ぬしかない悪役令嬢に転生したので、無双を目指す事にしました。

克全

第73話:暗殺用装備

 私は最初に暗殺に使う衣装と言うか、装備を作りました。
 魔力込めた糸で編んだ魔布で作ったフード付きのローブです。
 しかも全身に隠形に必要なありとあらゆる魔法陣を描いています。
 本当は属性を付与した糸で刺繍すべきなのですが、できないのです。
 時間がない以上に、刺繍のスキルがないのです。
 なので、無属性魔布の上から属性魔力を注いで魔法陣を描いたのです。

 一番上に着るフートだけでなく、魔布製の下着も同じようにしました。
 鎧の下に着る服、鎧下も魔布製で、全身に魔法陣を描いています。
 鎧は魔力を付与した金、オリハルコン製の鎖帷子を下に着ています。
 そのうえに、魔力を付与した魔革製の全身レザーアーマーを装備します。
 レザーアーマーの要所には亜竜の骨で補強してあります。
 そしてレザーアーマーにも私の魔力で魔法陣を描いています。

 レザーアーマーに使った革もただの革ではありません。
 私が狩った亜竜の中でも最も強靭な皮を使っています。
 皮をなめす時から私が魔力を注いだ特別製なのです。
 当然ですが、亜竜の骨にも私の魔力を注いであります。
 オリハルコン以上の強靭さを誇る魔骨なのです。
 更に魔法陣の要所に魔宝石を埋め込んであります。

 ここまで創っていて、これなら簡単に皇帝を殺せるんじゃないかと思ってしまい、宣戦布告をした方がいいのではないかと考えだしました。
 先の皇国軍の戦闘力や、王級の父上や兄上の魔力量から計算すると、相手が皇帝であろうと、この装備さえあれば一対一でも勝てるのではないかと思ったのです。
 もちろん標準装備以上の魔法石を貸与する必要はありますが、勝てるはずです。
 十対一なら、王族級の護衛が数十人いても勝てるでしょう。

 この装備をしたクローディアの一族に、私が魅了した従魔従竜を預ける。
 まず間違いなく皇帝の首を取る事ができます。
 私の思い込み、願望でなければいいのですが、どうでしょうか。
 ここは公平な目で見られる人に確認すべきですね。
 今この状態で公平に確認できる人間がいるのでしょうか。
 普通ならクローディアの一族ですが、今回は当事者ですからね。

「クローディア、どうしても確認しなければいけない事があります。
 一族の者を全員集めてください。
 現役の人間だけではなく、年をとって引退した者も、留守を預かる者達もです。
 公平な目で確認していただきたいのです」

 クローディアの一族の中でも、現役を引いた人間なら公平に見れる可能性がありますし、家族に生きて帰って来て欲しい留守を守る者達も公平に見てくれるでしょう。
 いえ、むしろ懐疑的な目で厳しく見てくる可能性の方が高いです。
 できるだけ厳しい目で見てくれた方がいいのです。
 そうでなければ、私の思い込みで大切な人達を死なせてしまう可能性があります。

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