悪役令嬢戦記:死ぬしかない悪役令嬢に転生したので、無双を目指す事にしました。
第66話:悪足搔き
私が魔法薬を大量製作している間に、全て予定通りに進みました。
聖女教団の神殿に入り込もうとした勇者候補達は、即座に捕らえられました。
全く抵抗しなかったという事ですから、最初から失敗すると思っていたようです。
同時に、私がメイシン教団に手を入れる事も予測していたのでしょう。
メイシン教団が力を失うのなら、抵抗せずに素直に供述した方が、生き延びられる可能性が高いと判断していたのです。
一方メイシン教団の神殿に突入した傭兵団も、見事に役目を果たしてくれました。
デイビッド司祭とギルバート司教を生きたまま捕らえてくれました。
両名とも自殺するほどの覚悟はなかったようで、口封じに殺そうとする神殿騎士にあらがっている所を、傭兵達に救われたようです。
両名も命を惜しんで司法取引を要求していたようですが、悪事を重ねていることが明白なので、クローディアが交渉する事なく拷問で証言を引き出してくれました。
「メイシン教団の、いえ、教会の腐敗と悪事が明白となりました。
このような教会を残す事は、この国の民を不幸にします。
教会の権力と神の名前を騙って貧しい者達から奪う者を許すわけにはいきません。
これまでの教会は破壊して、新たな教会を設立します。
教会と結託して不当に財貨を貪っていた商会は、今まで行ってきた悪事を徹底的に取り調べて、商人一族は厳罰処し、商会は取り潰します。
貧しい者や孤児は新たな教会が救いますから、安心してください」
「「「「「うぉおおおおお」」」」」
「「「「「オードリーさまあああああ」」」」」
私は王都の中にある広場で民達に演説をしました。
教会や神を信じている人が、メイシン教団に騙されないようにです。
宗教対立や宗教戦争ほど愚かな事はありませんからね。
そんな不幸な状況にならないように、デイビッド司祭とギルバート司教は拷問したうえで、人々の前で全てを自白させました。
勇者候補の一人、バーン達にも人々の前で証言させました。
彼らだけではなく、教会と組んで暴利を得ていた商人達にも証言させました。
拷問を加えたわけではなく、助命を前提に証言させました。
ですが無罪放免にしたわけではありません。
家屋敷はもちろん、全財産を没収しました。
皇国との戦いで人質を取る事なく皆殺しにした事が生きています。
命があれば再起する事も不可能ではありませんからね。
「今日は新たな教会がこの国から誕生した記念すべき日です。
それを祝して、本来なら処刑するべき罪人も、命だけは助ける事にしました。
罪を犯していない善良な人々には、私が食糧を配ります。
ですがその前に、とても大切な事があります。
新たな教会の指導者、ロジーナ教主から神の言葉を頂きましょう」
この国の信仰はロジーナに任せますから、上手くやってくださいね。
なにも今直ぐ王国全体の信仰を任せると言っている訳ではりません。
王都内の民が宗教戦争を起こさないようにして欲しいだけです。
皇国に逃げたアウグスト枢機卿や、国内の神殿に潜伏している神官達は、傭兵団や各地の貴族軍が根絶やしにしてくれるでしょう。
聖女教団の神殿に入り込もうとした勇者候補達は、即座に捕らえられました。
全く抵抗しなかったという事ですから、最初から失敗すると思っていたようです。
同時に、私がメイシン教団に手を入れる事も予測していたのでしょう。
メイシン教団が力を失うのなら、抵抗せずに素直に供述した方が、生き延びられる可能性が高いと判断していたのです。
一方メイシン教団の神殿に突入した傭兵団も、見事に役目を果たしてくれました。
デイビッド司祭とギルバート司教を生きたまま捕らえてくれました。
両名とも自殺するほどの覚悟はなかったようで、口封じに殺そうとする神殿騎士にあらがっている所を、傭兵達に救われたようです。
両名も命を惜しんで司法取引を要求していたようですが、悪事を重ねていることが明白なので、クローディアが交渉する事なく拷問で証言を引き出してくれました。
「メイシン教団の、いえ、教会の腐敗と悪事が明白となりました。
このような教会を残す事は、この国の民を不幸にします。
教会の権力と神の名前を騙って貧しい者達から奪う者を許すわけにはいきません。
これまでの教会は破壊して、新たな教会を設立します。
教会と結託して不当に財貨を貪っていた商会は、今まで行ってきた悪事を徹底的に取り調べて、商人一族は厳罰処し、商会は取り潰します。
貧しい者や孤児は新たな教会が救いますから、安心してください」
「「「「「うぉおおおおお」」」」」
「「「「「オードリーさまあああああ」」」」」
私は王都の中にある広場で民達に演説をしました。
教会や神を信じている人が、メイシン教団に騙されないようにです。
宗教対立や宗教戦争ほど愚かな事はありませんからね。
そんな不幸な状況にならないように、デイビッド司祭とギルバート司教は拷問したうえで、人々の前で全てを自白させました。
勇者候補の一人、バーン達にも人々の前で証言させました。
彼らだけではなく、教会と組んで暴利を得ていた商人達にも証言させました。
拷問を加えたわけではなく、助命を前提に証言させました。
ですが無罪放免にしたわけではありません。
家屋敷はもちろん、全財産を没収しました。
皇国との戦いで人質を取る事なく皆殺しにした事が生きています。
命があれば再起する事も不可能ではありませんからね。
「今日は新たな教会がこの国から誕生した記念すべき日です。
それを祝して、本来なら処刑するべき罪人も、命だけは助ける事にしました。
罪を犯していない善良な人々には、私が食糧を配ります。
ですがその前に、とても大切な事があります。
新たな教会の指導者、ロジーナ教主から神の言葉を頂きましょう」
この国の信仰はロジーナに任せますから、上手くやってくださいね。
なにも今直ぐ王国全体の信仰を任せると言っている訳ではりません。
王都内の民が宗教戦争を起こさないようにして欲しいだけです。
皇国に逃げたアウグスト枢機卿や、国内の神殿に潜伏している神官達は、傭兵団や各地の貴族軍が根絶やしにしてくれるでしょう。
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