散文と祝祭

捨無

僕らの街


駅に降り立って改札を抜けたら
そこは僕らの街
毎週末の文化祭のような
僕らの街

いつも新しいモノがある
常に新しくなっていく
追いかけて走り回って
いつしか日が暮れている

今は変わったと言われるけど
街さえも新しくなっていく
そういう街なんだ

ホームから見える景色
色褪せぬ看板の鮮やかさ
僕らの街はここに在る

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