散文と祝祭
大宇宙四畳半
神の居なくなったこの部屋の
片隅に倒れていたゴミ箱から
僕らは這い出てきた
神からしたら四畳半
僕らが見たのは無限の大地
埃の舞う天井を見上げては
アレに名前を付けて星座を作り
床のシミに国境を引いて
訳も分からず戦ってみて
神の散らかしたゴミを材料に
ほんの小さな巣箱を造り
小さく 小さく 生きている
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