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散文と祝祭

捨無

無題



恋人の一人もいないようでは不完全
ならば
僕は出来損ないでも恋をする

安定した人生を送って落ち着く
ならば
僕は不安定でも見聞を広める

皆が知ったような顔して考えるのをやめ
ただ守るだけの生活を欲するなら
僕はひたすら攻め続け
無駄な足掻きを辞めるつもりがない




それでいつかは気が触れてもいい
あの人の胸に届くような
一編の詩歌を

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