小説家になるための戦略ノート

坂崎文明

第23話 小説になろう、『テンプレ』小説の投稿のポイント

今日は『小説になろう』の投稿作品の特徴である、『テンプレ』について考えてみたいと思います。

『テンプレ』とは、『雛形ひながた』という意味の単語『テンプレート』の略語で、『文書などのコンピュータデータを作成する上で雛形となるデータ』です。

そこから転じて、『小説になろう』で作品を書くための『雛形』、つまり、ストーリー展開や設定の『雛形』、約束事のような意味になっています。

具体的には、冒頭で主人公が死亡して、異世界に転生し、神様からチートなスキル、能力(反則技的な能力)を授かって、巨大な敵を倒して大活躍し、かわいい女の子にもモテモテになるというストーリー展開になります。

いろんなパターンがありますが、そういう風な作品は願望充足小説とも呼ばれ、あまりにもご都合主義的内容から、批判されることもあります。

詳しくは↓こちらのエッセイが詳しいです。

『なろう』で、テンプレ異世界トリップものを書こう!(3500文字、読了7分)
http://ncode.syosetu.com/n7397bx/



これを読んでもらったら、具体的な事例がわかりやすく解説されてますが、この中で、設定やストーリー展開は非常に参考になります。

『弱者のランチェスター戦略』的には、3000文字X7日=21000文字ぐらいを書き溜めて、1週間連続で投稿するというのが、結構、大事だと思います。

面白い小説であるというのは、もちろんですが、僕の書きかけ小説のように(泣)、1000文字ぐらいしか投稿してなければ、そもそも、その小説自体が面白いかどうか?さえ判断つかない場合が多いからです。

出だしいいのだけど、この後の展開が?という感じになってしまいがちです。だから、最初のひとつのエピソードが完結するような分量を投稿するのがいいと思います。

週間ランキング2位の『窓の記憶~おっさん英雄記』(作者:蒼枝   ジャンル:ファンタジー)の場合も、やはり、年末から年始まで5話ぐらいを連続投稿して、ひとつのエピソード、お話が完結してます。
http://ncode.syosetu.com/n4047bx/


蒼枝さんは『逆お気に入りユーザ』が3000人突破してるらしいのですが、日間ランキングでも1位になってますし、『自分の小説を読んでもらう戦略』としては最適な投稿の仕方だと思います。


万年中級冒険者 2013年 12月 28日 (改)
講習会 2013年 12月 29日 (改)
謎の窓 2013年 12月 30日 (改)
出来るまでやらせます 2013年 12月 31日 (改)
報酬 2014年 01月 03日 (改)
ポイント 2014年 01月 06日 (改)



このエッセイ『小説家になるための戦略ノート』の場合も、年末年始の休みに集中的に更新して、1000文字X20エッセイ=ちょうど、20000文字ぐらい投稿しました。何か書きたいことがいっぱいあって。

結構、ポイントをもらって、お気に入りが増えて、エッセイ部門の日間ランキングで1位になったりしました。

これは単なる偶然からでた『予期せぬ成功』(by 経営学者ドラッカー)だったのですが、この法則は『小説家になろう』でも、かなり知られているようです。

ということで、このエッセイ、最初『「小説になろう」のテンプレは、小説の進化か?』というタイトルだったのですが、書いてるうちに、話が思わぬ方向に行ってしまったので、それは、次回のエッセイで書きます。


【追記】このエッセイ、誤字脱字が多く、今、やっと修正しました。毎回、勢いで書いていて、いつもタイトル、テーマからズレて脱線してしまいます。申し訳ないです。








(あとがき)


ご報告 2018年 03月23日 (金) 22:27


一年半前、マイナビ出版さまの『第2回お仕事コン』楽ノベ文庫賞をいただきました拙作、『破鏡の世に……』。
紆余曲折がありましたが、本日出版社様より連絡があり、早ければ、月曜日の深夜か火曜日に公開となりました。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/382418/blogkey/1990856/


刹那玻璃さんの三国志小説がついに発売です。

お仕事コンから電子書籍出版して、書籍化してる方も非常に多くなってます。
お仕事小説というひとつのジャンルになりつつあります。

ライト文芸などもこの分野の発展系なんでしょうが、アルファファポリスのライト文芸大賞も三月末までエントリーですのでチャレンジしてみるのもいいかも。
https://www.alphapolis.co.jp/prize/requirements/

僕も投稿してみようかと思ってますが、そろそろ投稿し始めないといけない時期でしょうね。
僕の作品は過去作の続きを書こうかと思ってますが、ちょっと果たしてライト文芸と言えるのかどうか?カテゴリーエラーにならないことを祈りつつ、参加できたらいいぐらいで投稿したいと思います。

でも、やっぱり、最近の小説業界はそんなに甘くは無いので、ちゃんとした新作を考えた方がいいと思いますね。
自分の書きたい分野と出版社が望む作品の交差するような作品を書く必要があるように思います。
人気作家は何書いても許されますが。


2018/3/24 19:10
https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/968622

2014/01/09 07:08
https://ncode.syosetu.com/n4163bx/23/

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