ダブル・デザイア 〜最強の力は神をも超える〜
復讐の始まり(レイド編)
レイドとリック2人の剣が互いにぶつかり合う。
力では押し負けてしまうレイドも技術でリックを押していた。
「何も使わずに俺に勝てると思っているのか、リック!」
「グッ…!やはり力は衰えていないか」
リックはレイドの剣をはじき一旦距離を取った。
その後に天に剣を掲げ詠唱を唱えた。
「ならばこっちの本気で行くしかないようだな…火の精霊よ、我に降臨せよ、【火の精霊体】」
リックの周りに突如として羽根の生えた赤い妖精が現れリックの体に消えていく。
体の周りに炎がまとい髪の毛が紅くなった。
「リーヴァーのやつは成長していなかったがお前は随分と腕を上げたじゃないか」
「あやつは栄光に酔い鍛錬を怠った、そのうえ聖剣までも取り上げられてしまっていた、だが俺は違う、あの時は三人でさえ倒せなかったが今の俺なら貴様を一人で殺せる」
「くっくっくっ…リック、おまえ少し自惚れすぎだぜ、成長しているのは認めるが俺に届くと入ってねぇよ!」
レイドは距離を一瞬で縮めリックに攻撃を仕掛ける。
その攻撃をリックは剣で受け流し反撃に移る。
「ならその体で俺の成長を実感するんだな!炎精霊魔法【霊炎】」
「その魔法は知っているぞ、上級剣技【魔力流し】」
近距離でリックが魔法を放つもレイドは剣を巧みに使い炎を全て地面に流した。
炎の熱によって地面が少し溶ける。しかし、そんなことは気にもせず2人は戦闘を続ける。
「炎精霊剣技【灯籠】」
「上級剣技【重力斬】」
リックの下からの精霊剣技を正面から受けて立つように体全体を使い
体重を乗せた思い一撃を上から振り下ろした。
「精霊の力を使ってもその程度か!戦術級剣技【瞬斬】」
「安心しろ、まだ温まってないだけだ!炎精霊剣技【炎流】」
レイドが凄まじい速度で剣を振りリックの胴体を切り離そうとする。
その攻撃を完全にとらえレイドの剣を上に弾き飛ばす。
「炎精霊魔法【霊炎弾】」
リックの横に炎の弾が出現しレイドに向かって放たれる。
そしてその魔法を追い越してレイドに先に攻撃を仕掛ける。
「炎精霊剣技【炎連斬】」
「戦術級剣技【千羽切り】」
2人は小細工なしで正面から切り合う。
その実力は互角でどちらが押すでも押されるでもなかった。
「くらいな!」
「そんなわかりきった攻撃をくらうか!」
リックが打ち合いを中断すると同時にしゃがみ先ほど撃った魔法がレイドを襲う。
その魔法をわかりきっていたレイドは横に体をそらして避ける。
「体勢を崩したな、炎精霊魔法【黒炎】」
「こんな程度の崩しが効くと思ったか…戦術級剣技【全流し】」
レイドはリックの言葉に反応して剣技で攻撃を流そうとするもリックから攻撃が放たれることはなかった。
流す攻撃がなかったレイドは完全に体勢を崩した。
「な、なに…!?」
「言ったろ、俺は成長しているんだ、炎精霊剣技【炎重斬】」
凄まじい威力のリックの一撃がレイドを襲った。
生半可な攻撃では剣ですら切ることのできないレイドの強靭な体も無防備な体制で受けたことにより体の中にダメージを負った。
「グォ…やるじゃねぇか、魔法を中断するなんてよ」
レイドが口から少し出た血を確認してリックに称賛を贈る。
リックは笑いながらレイドに話しかける。
「俺は中断なんてできないさ、俺はこれ以上能力は成長しなかった、けどな…」
「…っ!?」
レイドの立っている地面の下から炎精霊魔法【黒炎】が現れレイドに直撃した。
完全に想定外の攻撃にレイドは回避をあきらめダメージ軽減に意識を置いた。
「上級剣技【威力削り】…チッ!完全には軽減できないか!」
「流石のお前も【黒炎】は防ぎきれないだろ」
レイドは【黒炎】が直撃し、綺麗に宙を舞った。
ダメージを軽減したことにより意識を保ったレイドは受け身を取った。
「ステータスやスキルや技の強化だけが成長だと思わないことだな」
「随分とお前らしくない成長だな…真正面から力のぶつかり合いするのがお前の戦闘スタイルだっただろうに」
「俺も変えたくはなかったが、才能で劣るものが優秀なものを超えるためには工夫しなければ不可能だ。俺は自分の能力を最大限使い、強大な敵を超える。貴様と魔王を!」
「…そうか、そこがお前の限界だったわけか。じゃあ、もうこれ以上苦戦を演じる必要はなさそうだな」
「なに…?」
レイドの聞き捨てならない言葉にリックは顔をしかめて聞き返す。
静かにレイドは深呼吸し右目を瞑る。
「勇者の時は常時発動だったから変化に気がつかなかっただろうが、勇者の素質があるものは神からあるものを渡される。その名を神玉という。それがお前たちとの決定的な差だ」
「もし…そんなものがあったとしても俺はあの時のお前をすでに超えている。それを使おうが俺の勝ちは変わらない」
「一つ最後に教えてやる…渡されるものは適性によってその能力の解放率が変化する。
俺はもともと魔法には素質がゼロに近かった。あの時の神玉の種類は戦闘を見ていたお前ならわかるだろ?」
「ま、まさかそんなバカなことがあるわけがない」
レイドが笑いながらリックに質問すると。
信じられないといった表情でリックは後ずさりしていた。
「魔法の神玉であんだけの力だ…俺の今の神玉は解放率どれくらいか、体で味わいな」
レイドが右目を開くとそこには模様の刻まれた眼…神玉が埋め込まれていた。
リックは集中力と警戒心をさらに上げ臨戦態勢に入る。
「反逆の力、今こそ解放しろ【勇者解放】」
レイドはその言葉と共に攻撃を仕掛ける。
今までとは比べ物にならないほどのスピードで距離を詰められたリックは近寄られたことすら気がつかなかった。
「い、いつのまに…!?」
「お前に未来は感じられなくなった、容赦はもうしない、戦略級剣技【音速斬】」
レイドの音の速さでの攻撃でリックの利き手が切り離される。
リックはそのことにとっさに悟り回復魔法を自分にかける。
「炎精霊魔法【血炎】」
リックに纏っている炎が傷口に纏いつき傷口を焼いて止血した。
そして連撃を恐れたリックはレイドから距離を取り、ポーチからポーションを取り出し怪我を回復させた。
(な、なんていう速さだ、目で追うことすら不可能だった…)
「なんだ…お前も俺の力を恐れて逃げるのか?」
「くっ…俺はお前を超えたはずだ!成長したはずなんだ!炎精霊剣技【炎槍】」
リックの剣に炎が纏い槍のような形になる。
その槍でレイドに真正面から突撃しにいく。
「レイドォォォォォ!」
リックの槍がレイドの服に触れる瞬間レイドは体を少しずらし攻撃をよける、
その瞬間にリックは剣に纏わせている炎を無くした。
「剣の向きはお前に向いている!いくら早くともこの距離では避けられまい!炎精霊剣技【黒炎斬】」
「はぁ…がっかりした。まだ成長の見込みがある分リーヴァーのがましだぜ、【瞬歩】」
【格闘】のスキルの中の一つである【瞬歩】を使いリックの後ろに一瞬で移動する。
そして無防備な背後から背中に深い傷を付けた。
「ウガァァァァァァァ!!」
「…楽しいのはこれからだ期待していろ」
レイドはそう笑いながら言って痛みで叫び散らかしているリックを静かにした。
そのリックをずるずると引きずりながら用意した場所へと向かった。
力では押し負けてしまうレイドも技術でリックを押していた。
「何も使わずに俺に勝てると思っているのか、リック!」
「グッ…!やはり力は衰えていないか」
リックはレイドの剣をはじき一旦距離を取った。
その後に天に剣を掲げ詠唱を唱えた。
「ならばこっちの本気で行くしかないようだな…火の精霊よ、我に降臨せよ、【火の精霊体】」
リックの周りに突如として羽根の生えた赤い妖精が現れリックの体に消えていく。
体の周りに炎がまとい髪の毛が紅くなった。
「リーヴァーのやつは成長していなかったがお前は随分と腕を上げたじゃないか」
「あやつは栄光に酔い鍛錬を怠った、そのうえ聖剣までも取り上げられてしまっていた、だが俺は違う、あの時は三人でさえ倒せなかったが今の俺なら貴様を一人で殺せる」
「くっくっくっ…リック、おまえ少し自惚れすぎだぜ、成長しているのは認めるが俺に届くと入ってねぇよ!」
レイドは距離を一瞬で縮めリックに攻撃を仕掛ける。
その攻撃をリックは剣で受け流し反撃に移る。
「ならその体で俺の成長を実感するんだな!炎精霊魔法【霊炎】」
「その魔法は知っているぞ、上級剣技【魔力流し】」
近距離でリックが魔法を放つもレイドは剣を巧みに使い炎を全て地面に流した。
炎の熱によって地面が少し溶ける。しかし、そんなことは気にもせず2人は戦闘を続ける。
「炎精霊剣技【灯籠】」
「上級剣技【重力斬】」
リックの下からの精霊剣技を正面から受けて立つように体全体を使い
体重を乗せた思い一撃を上から振り下ろした。
「精霊の力を使ってもその程度か!戦術級剣技【瞬斬】」
「安心しろ、まだ温まってないだけだ!炎精霊剣技【炎流】」
レイドが凄まじい速度で剣を振りリックの胴体を切り離そうとする。
その攻撃を完全にとらえレイドの剣を上に弾き飛ばす。
「炎精霊魔法【霊炎弾】」
リックの横に炎の弾が出現しレイドに向かって放たれる。
そしてその魔法を追い越してレイドに先に攻撃を仕掛ける。
「炎精霊剣技【炎連斬】」
「戦術級剣技【千羽切り】」
2人は小細工なしで正面から切り合う。
その実力は互角でどちらが押すでも押されるでもなかった。
「くらいな!」
「そんなわかりきった攻撃をくらうか!」
リックが打ち合いを中断すると同時にしゃがみ先ほど撃った魔法がレイドを襲う。
その魔法をわかりきっていたレイドは横に体をそらして避ける。
「体勢を崩したな、炎精霊魔法【黒炎】」
「こんな程度の崩しが効くと思ったか…戦術級剣技【全流し】」
レイドはリックの言葉に反応して剣技で攻撃を流そうとするもリックから攻撃が放たれることはなかった。
流す攻撃がなかったレイドは完全に体勢を崩した。
「な、なに…!?」
「言ったろ、俺は成長しているんだ、炎精霊剣技【炎重斬】」
凄まじい威力のリックの一撃がレイドを襲った。
生半可な攻撃では剣ですら切ることのできないレイドの強靭な体も無防備な体制で受けたことにより体の中にダメージを負った。
「グォ…やるじゃねぇか、魔法を中断するなんてよ」
レイドが口から少し出た血を確認してリックに称賛を贈る。
リックは笑いながらレイドに話しかける。
「俺は中断なんてできないさ、俺はこれ以上能力は成長しなかった、けどな…」
「…っ!?」
レイドの立っている地面の下から炎精霊魔法【黒炎】が現れレイドに直撃した。
完全に想定外の攻撃にレイドは回避をあきらめダメージ軽減に意識を置いた。
「上級剣技【威力削り】…チッ!完全には軽減できないか!」
「流石のお前も【黒炎】は防ぎきれないだろ」
レイドは【黒炎】が直撃し、綺麗に宙を舞った。
ダメージを軽減したことにより意識を保ったレイドは受け身を取った。
「ステータスやスキルや技の強化だけが成長だと思わないことだな」
「随分とお前らしくない成長だな…真正面から力のぶつかり合いするのがお前の戦闘スタイルだっただろうに」
「俺も変えたくはなかったが、才能で劣るものが優秀なものを超えるためには工夫しなければ不可能だ。俺は自分の能力を最大限使い、強大な敵を超える。貴様と魔王を!」
「…そうか、そこがお前の限界だったわけか。じゃあ、もうこれ以上苦戦を演じる必要はなさそうだな」
「なに…?」
レイドの聞き捨てならない言葉にリックは顔をしかめて聞き返す。
静かにレイドは深呼吸し右目を瞑る。
「勇者の時は常時発動だったから変化に気がつかなかっただろうが、勇者の素質があるものは神からあるものを渡される。その名を神玉という。それがお前たちとの決定的な差だ」
「もし…そんなものがあったとしても俺はあの時のお前をすでに超えている。それを使おうが俺の勝ちは変わらない」
「一つ最後に教えてやる…渡されるものは適性によってその能力の解放率が変化する。
俺はもともと魔法には素質がゼロに近かった。あの時の神玉の種類は戦闘を見ていたお前ならわかるだろ?」
「ま、まさかそんなバカなことがあるわけがない」
レイドが笑いながらリックに質問すると。
信じられないといった表情でリックは後ずさりしていた。
「魔法の神玉であんだけの力だ…俺の今の神玉は解放率どれくらいか、体で味わいな」
レイドが右目を開くとそこには模様の刻まれた眼…神玉が埋め込まれていた。
リックは集中力と警戒心をさらに上げ臨戦態勢に入る。
「反逆の力、今こそ解放しろ【勇者解放】」
レイドはその言葉と共に攻撃を仕掛ける。
今までとは比べ物にならないほどのスピードで距離を詰められたリックは近寄られたことすら気がつかなかった。
「い、いつのまに…!?」
「お前に未来は感じられなくなった、容赦はもうしない、戦略級剣技【音速斬】」
レイドの音の速さでの攻撃でリックの利き手が切り離される。
リックはそのことにとっさに悟り回復魔法を自分にかける。
「炎精霊魔法【血炎】」
リックに纏っている炎が傷口に纏いつき傷口を焼いて止血した。
そして連撃を恐れたリックはレイドから距離を取り、ポーチからポーションを取り出し怪我を回復させた。
(な、なんていう速さだ、目で追うことすら不可能だった…)
「なんだ…お前も俺の力を恐れて逃げるのか?」
「くっ…俺はお前を超えたはずだ!成長したはずなんだ!炎精霊剣技【炎槍】」
リックの剣に炎が纏い槍のような形になる。
その槍でレイドに真正面から突撃しにいく。
「レイドォォォォォ!」
リックの槍がレイドの服に触れる瞬間レイドは体を少しずらし攻撃をよける、
その瞬間にリックは剣に纏わせている炎を無くした。
「剣の向きはお前に向いている!いくら早くともこの距離では避けられまい!炎精霊剣技【黒炎斬】」
「はぁ…がっかりした。まだ成長の見込みがある分リーヴァーのがましだぜ、【瞬歩】」
【格闘】のスキルの中の一つである【瞬歩】を使いリックの後ろに一瞬で移動する。
そして無防備な背後から背中に深い傷を付けた。
「ウガァァァァァァァ!!」
「…楽しいのはこれからだ期待していろ」
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