互いに堕ちるその先に

Lily.

26

"ガラガラガラッ"

窓を開け、バルコニーに出る。

やっぱり高いなー。
そりゃ25階建ての24階だから、
高いに決まってるか。


今は10月。
少しだけ肌寒く感じる風が吹く。


街に目を向けた。

相変わらず、
眠る事を知らない。
でも、
そんな夜景を私は結構気に入っている。


そんな事を考えながら、
浮かぶのはさっきの男、
神崎組 神崎鴻牙。


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