今まで俺に冷たくしていた美少女が席替えで隣の席になった途端優しくしてくるんだが
第18話 進路発表前日
「さっさと朝飯作ってもう一度寝るか」
そう気合いを入れると霧斗は朝食を作り始めた。メニューは魚の煮付けにつくしの味噌汁と今どきではない食事が出来上がった。
「眠くなくなってしまった…。何をしようか。そうだお経しよう」
そう言って霧斗は仏間に向かうと一時間お経を唱え続けた。
「霧坊おはよぉ、なにやってんの?怖いよ」
「ただお経を唱えてるだけだ。怖かない」
「だから霧坊が怖いんじゃなく私が怖いんだって」
「そうかってまだ五時じゃないか、もう少し寝てたら?」
「誰かのせいで寝れないよ」
「そりゃすみませんってもう朝飯食うか?」
「そうしようかな。ってなにこれ私おばあちゃんなの?まだぴちぴちの中学生なんだけど」
「そっか、まだ中学生だったかってぴちぴち?」
「もういいです!!」
美緒にキレられた霧斗は早く学校に行こうとドアを開けるとそこには梨華と茨乃がたっていた。
「篠宮君おはよう」
「霧斗くんおはよ」
「おはよう二人とも…茨乃は瞬についてなくていいのか?」
「問題ないわ。あの人私が行った時にはもう学校に出ていっていたんだもの」
「そうなんだ…っと忘れもんしたから取ってくるわ」
そう行って引き返すと二人とも家に上がってきた。実質霧斗は何も忘れてないのだが仏壇にご飯を供えるのを忘れていたので供えに行った。
ご飯を盛り仏壇に向かうとそこには手を合わせた二人がいた。二人とも霧斗に気づいてないので、こっそりとご飯を供えると二人の後ろに座ってお経を唱え始めた。
「うぉ!!びっくりしたぁ。いたなら声かけてくれればいいのに」
「確かにそうね。それはそうと篠宮君ってお経覚えてるの?唱えてたけど」
「覚えてるというか頑張って覚えた」
「お坊さんなれば?」
「ならんわ!それより早く学校に行くぞ!瞬が待ってる」
「そうね」
「そうだねって明日あれじゃん!」
「あれって?」
「進路発表」
「俺の場合進路発表じゃなくね?」
「霧坊うるさァいってまだ行ってないの?」
「もう行くけど明日進路発表があるんだなぁって」
「ほうほう明日何か霧坊たちの高校に話を聞きに行くってこのことだったね」
「聞きに来る?なんで?」
「なんででしょうねぇ…本人は目の前にってもう行って来て」
「よぅわからんが行ってくる」
家をでて二人と一緒に急いで学校に向かうともうクラスの皆は来ていた。
午前中の授業が終わり昼休みに入ると霧斗は早退した。もちろん早退というより校長先生が帰らせてくれたのだ。発表のスライドができてないと伝えると快く帰してくれたのだ。
家に帰った霧斗はスライドを作ると弘おじさんに久しぶりに会いに行った。
「おじさーんいる?」
「いるぞい、久しいの。霧斗君学校はどうしたんだ?」
「明日のスライドを作るって言ったら校長先生から快く帰してくれた」
「明日のスライド?」
「明日進路発表があるんだそれで見に来て欲しいなぁって。ほらもう父さんも母さんもいないから見に来てくれる人がいなくてさ」
「そうかそうか見に来るよ。もちろん」
「ありがと!じゃあちょっと学校まで行ってくる」
そう言うと霧斗はまず美緒の通う中学校に電話をかけ出かけた。行先はもちろん中学校だ。
「こんにちは」
「どうも待っていました私は薔薇色中学校の教頭の杉渓紘明と申します。早速校長室までご案内致します」
「はい。あとできるだけ生徒に見つからないようにお願いします。理由は校長室で話しましょうか」
そうしてどの生徒も会わずに校長室にたどり着いた。校長室には校長先生、美緒の担任の先生、教頭先生が残った。
「どうも待っていました。私は薔薇色中学校校長の吹買晶と申します」
「こんにちは。美緒さんの担任をしています星乃夜空と申します」
「どうもご丁寧にありがとうございます。僕は東山高校の一年、篠宮霧斗と申します」
「そういえば霧斗さん、私が案内する時に生徒には見つからないようにと言ってましたよね。それはなんでですか?」
「あぁそれはですね、別の名前があるからですよ。どうもリキトです」
その瞬間時間が止まったように思えた。なぜなら三人ともフリーズしていたからだ。
「あのー聞こえてます?」
「はっ…失礼しましたあのリキトさんですか?」
「あーはい。リキトです」
「そうですか!サインをお願いします!!」
「あのー校長先生?サインを書いてもらうのはいいですがまずは本題から入らないと…。霧斗さん、話とはなんですか?」
「あーはい。明日の進路発表…というより僕の人生を語る時にこられますよね?その時に美緒も多分司会に呼ばれますのでその時はお願いしますということですよ。それよりサインですね。分かりました」
「ありがとうございます。あとその件承知しました。全校生徒で聞きに来るので頑張ってください」
そう言われて霧斗は少し照れくさくなったが用事は済んだので学校に行って少し用事を済ませた。
          
そう気合いを入れると霧斗は朝食を作り始めた。メニューは魚の煮付けにつくしの味噌汁と今どきではない食事が出来上がった。
「眠くなくなってしまった…。何をしようか。そうだお経しよう」
そう言って霧斗は仏間に向かうと一時間お経を唱え続けた。
「霧坊おはよぉ、なにやってんの?怖いよ」
「ただお経を唱えてるだけだ。怖かない」
「だから霧坊が怖いんじゃなく私が怖いんだって」
「そうかってまだ五時じゃないか、もう少し寝てたら?」
「誰かのせいで寝れないよ」
「そりゃすみませんってもう朝飯食うか?」
「そうしようかな。ってなにこれ私おばあちゃんなの?まだぴちぴちの中学生なんだけど」
「そっか、まだ中学生だったかってぴちぴち?」
「もういいです!!」
美緒にキレられた霧斗は早く学校に行こうとドアを開けるとそこには梨華と茨乃がたっていた。
「篠宮君おはよう」
「霧斗くんおはよ」
「おはよう二人とも…茨乃は瞬についてなくていいのか?」
「問題ないわ。あの人私が行った時にはもう学校に出ていっていたんだもの」
「そうなんだ…っと忘れもんしたから取ってくるわ」
そう行って引き返すと二人とも家に上がってきた。実質霧斗は何も忘れてないのだが仏壇にご飯を供えるのを忘れていたので供えに行った。
ご飯を盛り仏壇に向かうとそこには手を合わせた二人がいた。二人とも霧斗に気づいてないので、こっそりとご飯を供えると二人の後ろに座ってお経を唱え始めた。
「うぉ!!びっくりしたぁ。いたなら声かけてくれればいいのに」
「確かにそうね。それはそうと篠宮君ってお経覚えてるの?唱えてたけど」
「覚えてるというか頑張って覚えた」
「お坊さんなれば?」
「ならんわ!それより早く学校に行くぞ!瞬が待ってる」
「そうね」
「そうだねって明日あれじゃん!」
「あれって?」
「進路発表」
「俺の場合進路発表じゃなくね?」
「霧坊うるさァいってまだ行ってないの?」
「もう行くけど明日進路発表があるんだなぁって」
「ほうほう明日何か霧坊たちの高校に話を聞きに行くってこのことだったね」
「聞きに来る?なんで?」
「なんででしょうねぇ…本人は目の前にってもう行って来て」
「よぅわからんが行ってくる」
家をでて二人と一緒に急いで学校に向かうともうクラスの皆は来ていた。
午前中の授業が終わり昼休みに入ると霧斗は早退した。もちろん早退というより校長先生が帰らせてくれたのだ。発表のスライドができてないと伝えると快く帰してくれたのだ。
家に帰った霧斗はスライドを作ると弘おじさんに久しぶりに会いに行った。
「おじさーんいる?」
「いるぞい、久しいの。霧斗君学校はどうしたんだ?」
「明日のスライドを作るって言ったら校長先生から快く帰してくれた」
「明日のスライド?」
「明日進路発表があるんだそれで見に来て欲しいなぁって。ほらもう父さんも母さんもいないから見に来てくれる人がいなくてさ」
「そうかそうか見に来るよ。もちろん」
「ありがと!じゃあちょっと学校まで行ってくる」
そう言うと霧斗はまず美緒の通う中学校に電話をかけ出かけた。行先はもちろん中学校だ。
「こんにちは」
「どうも待っていました私は薔薇色中学校の教頭の杉渓紘明と申します。早速校長室までご案内致します」
「はい。あとできるだけ生徒に見つからないようにお願いします。理由は校長室で話しましょうか」
そうしてどの生徒も会わずに校長室にたどり着いた。校長室には校長先生、美緒の担任の先生、教頭先生が残った。
「どうも待っていました。私は薔薇色中学校校長の吹買晶と申します」
「こんにちは。美緒さんの担任をしています星乃夜空と申します」
「どうもご丁寧にありがとうございます。僕は東山高校の一年、篠宮霧斗と申します」
「そういえば霧斗さん、私が案内する時に生徒には見つからないようにと言ってましたよね。それはなんでですか?」
「あぁそれはですね、別の名前があるからですよ。どうもリキトです」
その瞬間時間が止まったように思えた。なぜなら三人ともフリーズしていたからだ。
「あのー聞こえてます?」
「はっ…失礼しましたあのリキトさんですか?」
「あーはい。リキトです」
「そうですか!サインをお願いします!!」
「あのー校長先生?サインを書いてもらうのはいいですがまずは本題から入らないと…。霧斗さん、話とはなんですか?」
「あーはい。明日の進路発表…というより僕の人生を語る時にこられますよね?その時に美緒も多分司会に呼ばれますのでその時はお願いしますということですよ。それよりサインですね。分かりました」
「ありがとうございます。あとその件承知しました。全校生徒で聞きに来るので頑張ってください」
そう言われて霧斗は少し照れくさくなったが用事は済んだので学校に行って少し用事を済ませた。
          
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