今まで俺に冷たくしていた美少女が席替えで隣の席になった途端優しくしてくるんだが
第15話 御挨拶
放課後…
「さっサインも書いたしいっちょ挨拶といきますか」
「そんじゃ俺らはこれでといいたいところなんだけど霧斗ん家先いっとくわ」
「分かった。じゃいこうか梨華」
「うん!!」
霧斗と梨華は瞬と茨乃と別れた。瞬たちは霧斗の家に、霧斗は梨華の姉である翡翠に挨拶にいくのだ。
「霧斗くん、思ったんだけど瞬くんって霧斗くんの家の鍵持ってるの?」
「うん、合い鍵を持ってるよ。まあ今日は美緒が帰ってきてるしあいとるとけどね」
「へぇーそうなんだ!!」
二人は仲良く手をつないで歩いている。霧斗の心の内は、もし隣の席になってなかったらこんな風に手をつないで歩くことができなかったんだなぁ…となっていた。
「ところでさお姉さんに俺がリキトってこと伝えてるの?」
「いや伝えてないよー。だってその方が反応がおもしろいじゃん。お父さんにもお母さんにもリキトってこと言ってないよー。だって私の家族全員、リキトのファン何だから」
「サプライズってことか…そういや梨華の家って楽器あったりする?」
「ピアノがあるよー。お姉ちゃんが今リキトの新曲を練習してるんだ!!」
「あれってまだピアノ版の楽譜でてないような…」
「聞いたら自分で聞いて楽譜書いたんだって。お姉ちゃん曰わく私は絶対音感があるっていってた」
「すげーな…ならお姉さんにサプライズでその曲を弾こうかな」
「すごい喜ぶと思う!!ってもうついたよ」
みるとそこにはどこにでもある一軒家が建っていた。梨華が玄関の扉を開けた瞬間、何かが梨華に向かって飛びついてきた。
「梨華、お帰り。彼氏つれてきたかしら?」
「ただいま!つれてきたからちょっと離れて、暑苦しい」
「ごめんごめん、そっちが彼氏さん?上がってちょうだい」
「あ…おじゃまします」
玄関をくぐると微かに薔薇の匂いがした。霧斗は梨華に連れられリビングに行った。
「お母さんただいまー!彼氏つれてきたよー」
「どうも彼氏の篠宮霧斗と申します」
「梨華お帰りなさい。霧斗君、こんな娘だけどよろしくね。ちなみに私の名前は真南よ。ピアノの先生をやってるわ」
「よろしくお願いします」
梨華の母…真南は微かに笑う。霧斗もなんとなくいい人たちだなと思っていた。
「霧斗さん私は姉の翡翠よ。よろしくね。ちょっとピアノ聞いてくれる?今リキトの曲を練習してるの」
「いいですよ。弾いてください」
そうして翡翠はピアノを弾き始めた。所々ミスはあったがそれにしてもすごいなと関心した。
「翡翠は強弱をつければいいわね」
「真南さん、俺もさっき翡翠さんが弾いた曲弾いてみるので悪いところがあったら教えてください」
「わかったわ。それにしても男子でピアノなんて格好いいわね」
「そこまでいわれるとプレッシャーがかかります」
そして霧斗もピアノを弾き始めた。美しい旋律が部屋に響き弾き終わり真南の方をみると唖然としていた。
「お母さん、どうしたの?」
「はっ!見とれていたわ。完璧よ…」
「ありがとうございます。あと翡翠さん、これちゃんとした楽譜です」
お礼を言ってから翡翠にきちんとした楽譜を渡す。その行動に対して翡翠は唖然としていた。
「どうして楽譜があるの?もしかして凄い人?」
「お姉ちゃんすごいねー。霧斗くん、変装解いちゃって。声も地声ね」
「分かった。これでいいか?」
「その声…その姿…もしかしてリキトなの?」
「そうだよお姉ちゃん、霧斗くんがあの人気YouTuberのリキトだよ」
梨華がそう言った瞬間真南と翡翠が泣き崩れた。
「さっサインも書いたしいっちょ挨拶といきますか」
「そんじゃ俺らはこれでといいたいところなんだけど霧斗ん家先いっとくわ」
「分かった。じゃいこうか梨華」
「うん!!」
霧斗と梨華は瞬と茨乃と別れた。瞬たちは霧斗の家に、霧斗は梨華の姉である翡翠に挨拶にいくのだ。
「霧斗くん、思ったんだけど瞬くんって霧斗くんの家の鍵持ってるの?」
「うん、合い鍵を持ってるよ。まあ今日は美緒が帰ってきてるしあいとるとけどね」
「へぇーそうなんだ!!」
二人は仲良く手をつないで歩いている。霧斗の心の内は、もし隣の席になってなかったらこんな風に手をつないで歩くことができなかったんだなぁ…となっていた。
「ところでさお姉さんに俺がリキトってこと伝えてるの?」
「いや伝えてないよー。だってその方が反応がおもしろいじゃん。お父さんにもお母さんにもリキトってこと言ってないよー。だって私の家族全員、リキトのファン何だから」
「サプライズってことか…そういや梨華の家って楽器あったりする?」
「ピアノがあるよー。お姉ちゃんが今リキトの新曲を練習してるんだ!!」
「あれってまだピアノ版の楽譜でてないような…」
「聞いたら自分で聞いて楽譜書いたんだって。お姉ちゃん曰わく私は絶対音感があるっていってた」
「すげーな…ならお姉さんにサプライズでその曲を弾こうかな」
「すごい喜ぶと思う!!ってもうついたよ」
みるとそこにはどこにでもある一軒家が建っていた。梨華が玄関の扉を開けた瞬間、何かが梨華に向かって飛びついてきた。
「梨華、お帰り。彼氏つれてきたかしら?」
「ただいま!つれてきたからちょっと離れて、暑苦しい」
「ごめんごめん、そっちが彼氏さん?上がってちょうだい」
「あ…おじゃまします」
玄関をくぐると微かに薔薇の匂いがした。霧斗は梨華に連れられリビングに行った。
「お母さんただいまー!彼氏つれてきたよー」
「どうも彼氏の篠宮霧斗と申します」
「梨華お帰りなさい。霧斗君、こんな娘だけどよろしくね。ちなみに私の名前は真南よ。ピアノの先生をやってるわ」
「よろしくお願いします」
梨華の母…真南は微かに笑う。霧斗もなんとなくいい人たちだなと思っていた。
「霧斗さん私は姉の翡翠よ。よろしくね。ちょっとピアノ聞いてくれる?今リキトの曲を練習してるの」
「いいですよ。弾いてください」
そうして翡翠はピアノを弾き始めた。所々ミスはあったがそれにしてもすごいなと関心した。
「翡翠は強弱をつければいいわね」
「真南さん、俺もさっき翡翠さんが弾いた曲弾いてみるので悪いところがあったら教えてください」
「わかったわ。それにしても男子でピアノなんて格好いいわね」
「そこまでいわれるとプレッシャーがかかります」
そして霧斗もピアノを弾き始めた。美しい旋律が部屋に響き弾き終わり真南の方をみると唖然としていた。
「お母さん、どうしたの?」
「はっ!見とれていたわ。完璧よ…」
「ありがとうございます。あと翡翠さん、これちゃんとした楽譜です」
お礼を言ってから翡翠にきちんとした楽譜を渡す。その行動に対して翡翠は唖然としていた。
「どうして楽譜があるの?もしかして凄い人?」
「お姉ちゃんすごいねー。霧斗くん、変装解いちゃって。声も地声ね」
「分かった。これでいいか?」
「その声…その姿…もしかしてリキトなの?」
「そうだよお姉ちゃん、霧斗くんがあの人気YouTuberのリキトだよ」
梨華がそう言った瞬間真南と翡翠が泣き崩れた。
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