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今まで俺に冷たくしていた美少女が席替えで隣の席になった途端優しくしてくるんだが

時雨古鷹

第7話  伴奏って俺がするんすか?

邇夢留が退学になって二日後…まだ文化祭の時にするものは決まってなかった。正確には何をするのかは決まったのだが肝心なものが決まってなかった。

「今日は伴奏者を決めるぞー。ピアノ弾ける人は前に出てきてくれ」

そう呼びかけるのは新しく学級委員になった。そして三人が出てきた。一人目が今村という女子で二人目は霞蛾耶麻という男子、三人目が本多という女子だ。霧斗は面倒くさいので出ていない。

「霧斗くんもピアノ弾けるでしょ?何で行かないの?」

「面倒くさい…」

梨華がそう尋ねてくるので面倒くさいとだけ返しておいた。そして三人の演奏が終わると瞬が霧斗のほうを見た。

「霧斗、お前…弾けるだろ?弾いてみてくれ」

その瞬間クラス全員の視線が霧斗に集まった。霧斗は断ろうとしたが瞬にアイコンタクトで、断ったらリキトだということをばらすぞ、と言われたので出ていった。

「しょうがないな…」

霧斗はそう言いながら渋々とピアノに座りリキトだということをばれないように演奏を始めた。

「瞬、こんなもんでいい?」

弾き終わり霧斗が瞬の方を見ると涙をこらえていた。クラスメイトも涙をこらえている。

「あ…あ、それぐらいでいいぞ」

「そうか」

席に戻ると梨華が泣きながらよってきた。

「霧斗くん…よかったよ…上手なんだね」

「う、うん。ありがと」

霧斗はそういって少しウトウトし始めた。それもそのはず、ここ二日間ほとんど寝てないのだ。

「では多数決をとるぞ」

瞬の進行により多数決がとられていく。霧斗は重いまぶたを閉じかけたその時…

「最後に霧斗に伴奏をやってもらいたいと思った人手を上げてくれ…って全員一致だな。霧斗、伴奏頼むぞ」

霧斗は驚き尋ねた。

「ちょっ!伴奏って俺がするんすか?」

「霧斗そうだ。伴奏頼むぞ」

「分かったよ…やればいいんでしょやれば」

霧斗が了承した瞬間拍手がわき起こった。それはそうと今日はたぶん騒ぎになるぞ…

帰りのホームルームであの発表があるのだ。サプライズゲストではなく、リキトがくる、と言えば皆の練習効率が上がると思い校長先生に言ったのだ。それで校長先生が今日発表しようとなった。

「明日もまた練習があるので頑張って行きましょう。それとあと一つ嬉しいお知らせがあります」

嬉しいお知らせ。その言葉でクラスがざわつき始めた。それを先生が静かにさせて発表した。

「今度の文化祭…実はあの有名人、リキトがゲストできてくれることが決定しました」

リキト…その言葉でクラスがわき起こった。それからというもの霧斗もリキトとしてのパフォーマンスに加え、皆の合唱の伴奏ということで動き。時間は過ぎていった。

文化祭前日の放課後

「霧斗くん、明日あの時の答え聞かせてね」

「分かった」

梨華はあの告白のことを言った。霧斗もそれに答え待ちに待った文化祭の日を迎えた。



          

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