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今まで俺に冷たくしていた美少女が席替えで隣の席になった途端優しくしてくるんだが

時雨古鷹

第4話  私の好きな人はリキトです

「ちょっと霧斗くん!どこいってたのさぁもうリキトのライブ終わっちゃったよ?」

霧斗が戻ってくるやいなやそう言ってくる梨華。霧斗は頭をかきながら謝罪した。

「ごめん…トイレ待機室に行って戻ってきたらもう始まってたから…後ろ中心でライブを見てたんだしてたんだ

「梨華姉ちゃんそんなに霧坊を責めないでよ。霧坊もちゃんとリキトとなって梨華ちゃんを見てたんだから」

霧斗をフォローするように美緒も言った。それを聞いた梨華は分かったとばかりに美緒の頭を撫でた。

「そう!!霧斗くんは知らないだろうけど私リキトからのサインももらっちゃったの!!いいでしょ!」

美緒の頭を堪能したあと勝ち誇ったかのように霧斗リキトに言ってきた。もちろん霧斗はリキト本人なのでなんとも思わないのだが一応返事はしておいた。

「そうか、よかったな…」

「それでねリキトのピアノ演奏を真正面から見てたんだけど、何とリキトと目があったのよ!!それを見た私は嬉しすぎて死にそうだったの!」

梨華の凄いまくし立てに霧斗は困惑していた。そしてポツリと心の中で思うのだった。

梨華の好きな人ってリキトなのか。少し…残念だな。いや、でもリキトって俺だよな?でも何だろう…リキトが俺だと分かっていても少し悔しい。

梨華は霧斗がそう思っている間にもリキトが梨華にしてくれたことを話す。

「梨華ってそんなにリキトが好きなんだな…」

「うん!!私はリキトが好きです!!でもなんかリキトの雰囲気と霧斗くんの雰囲気がなぜか少し同じような気がするんだけど」

霧斗は少し驚いた。完璧に雰囲気も変えていたはずなのに梨華に雰囲気が同じと言われたからだ。

「気のせいだろ…もう遅いし、また明日…」

「うんまた明日ね!」

そうして梨華は家に帰っていった。

~梨華~

梨華は家に帰るとすぐ自分の部屋にこもった。

「リキト…かっこよかったなぁ…でも何だろ…私、リキトが好きなはずなのに霧斗くんと一緒にいるとなんか胸がドキドキしてくる…」

梨華はいつの間にか霧斗に恋をしていた。けれどもリキトにも恋をしている。

「どうせリキトなんて私がどう頑張っても恋人には…明日霧斗くんに私の気持ち…打ち明けて見ようかな…」

その呟きは車の音にかき消された。

~霧斗~

霧斗は家に帰るとすぐリキトの方のSNSアカウントを開いた。そしてSNSにリキトとして新しい情報を発信した。
その内容は今まで歌ってみた動画ばかりあげていたリキトが初のオリジナル曲を一週間後に上げるというものだった。
リキトは早速パソコンを開き曲作りを始めるのだった。

「雰囲気が同じ…か。梨華だと学校で言いかねない。もう明日…俺がリキトだと言うことを言おうかな…そして俺も…梨華のこと…好きになったみたい…」

そうして急いで作曲をし作詞もしたのだった。そして次の日がやってきた。


          

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