追放から始まる成り上がり
領地
俺は王城に呼び出されていた。まあ内容は「お前に与える領地を考えるからこい」ということだ。
「ハルト準男爵、参上いたしました」
陛下の執務室の扉をたたくと「はいれ」と言われたので入った。中に入ると書類の山が俺に向かって倒れてきた。俺は右にずれて押しつぶされることは回避したがたくさんの書類がちらばってしまった。
「これだから国が滅んだあとの処理が追い付かんのだ。ハルト拾いながら伝えるのは悪いが渡せる領地が見つからんのだ。どうすればよいかなとおもってな」
そんなことかそれなら領地を増やせば解決するな。
「領地増やしたいですか?」
「増やせるなら増やしたいが…まさか戦争をしようとして」
おっとそれ以上はいけない。俺は言葉を遮るようにして説明した。
「俺のスキルがあれば領地増やすことも可能ですよ。スキル【世界創造】」
俺は一回限りのユニークスキルを使用した。すると目の前に小さい扉が現れた。扉というより扉の形をした空間が現れその先に一面の草原が広がっている。
「これは夢でも見ているのか?草原が見えるのだが」
「夢ではありませんよ。俺のスキルで新たな世界を創りだしたのです。そこを俺の領地としてください。戦争難民は俺の領地で預かるんで」
陛下は急いで領地登録に行き俺は帰された。まあ領地が増えたのだから当然だろう。まあ俺も人間卒業して神になってしまったけど。
とりあえずで俺は世界を詳細に創るために地形をいじり深くなったところに海水を入れると小さな日本列島が五つできてしまった。もう一度やり直したら絶景になった。アルプス山脈みたいな地形が広がっているのを眺めながら俺は歌を詠んだ。
「青き空 自然あふれる この土地に 栄えたる街 ともに築かん」
その瞬間さわやかな風が吹く。草が波打つように揺れる光景を目にしながら俺の意識は遠のいていった。
「追放から始まる成り上がり」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
おじいちゃんに見守られて感謝しながら無双する
-
7
-
-
【未完結】魔弾の狙撃手〜怪物ハンターは漏れなく殺そうとした美少女たちに溺愛されていきます!〜
-
5
-
-
テイマーの才能がないと実家を追放されたけど、俺には最強の怨霊が憑いていたみたいです ~彼女は黙っていれば可愛いんだが怒ると怖い~
-
5
-
-
チートなお家と精霊とスローライフ!
-
5
-
-
とある冒険者の日記 ~異世界転移は突然過ぎやしませんか?スキルDIYって何です?器用貧乏な俺は異世界で今日も生きていく。
-
0
-
-
異世界魔法少女 ~セーラー服と短機関銃~
-
2
-
-
【変態ゴレてん】変態少年が異世界に転生してゴーレムになったから魔改造を施したけれど変態は治りませんでした。追伸、ゴーレムでも変態でも女の子にモテたいです。
-
3
-
-
純白の魔法少女はその身を紅く染め直す
-
6
-
-
テクノロジカル・ハザード ~くびきから解き放たれたトランスヒューマンは神か獣か~
-
0
-
-
不屈の異世界攻略
-
2
-
-
今まで俺に冷たくしていた美少女が席替えで隣の席になった途端優しくしてくるんだが
-
0
-
-
私(わたくし)、ヒュドラになりまして。
-
1
-
-
地球で独身貴族を貫いたお爺さん(元ラノベ作家)は異世界転移して賢者になるそうですよ
-
9
-
-
気づいたら異世界にいた。転移したのか、転生したのかはわからない。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者。
-
2
-
-
死に損ないの異世界転移
-
11
-
-
斜陽の帝国復興期
-
1
-
-
MMORPG でレベルマックスのアバターに転生したが、料理人として生きたい為料理店経営する。
-
21
-
-
異世界に召喚されたという訳では無いんだが行ってみたら神になれた件
-
11
-
-
十年待ってチートスキルを解放したら魔法少女になった件
-
5
-
-
【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
-
1
-
コメント